第41話 銀の弾丸
「そろそろ、本気出すか。」
「何を言って・・・」
"黙れ島田、あいつは集中してるんだ。”
「分かったよ武藤。」
"分かったか。それで東方のゲームでなんか新しいのある?”
「お前は本当にゲーム好きだな。そういや、お前例大祭のゲームコンテストで余裕で東方紅魔郷をEXまでノーミスで行ったよな、お前。周りの子供がドン引きしてたぞ。」
"俺の人生はゲームと愛猫だけだ。”
「この野郎。家族はいないのか?。何故自衛隊に入った?。」
"暇だからかな。”
「だからそんな暗いのか。」
"これでも自衛隊サイバー対策班の司令官で世界のホワイトハッカーの中で3位なんだけどな。”
「それは未だに信じられないな。」
"最近は中東のテロ組織の情報を抜き取ったかな。”
「サラッととんでもない暴露するな。」
「お前ら黙れ。気が散る。」
「分かった分かった。」
「あいつは大丈夫かな。」
「知らね。」
航空自衛隊第12航空団第二波
「紅魔館まであと何分だ?。」
「あと13分です。」
「そうか。全機敵と会敵したら即刻容赦なしに99式空対空誘導弾を発射し敵を粉砕する。」
(先に4機の戦闘機に撃たせたが、今がなかったらしいがな。)
「ですが編隊長。敵は攻撃が激しいかと。」
「それでも仇は取れるさ。それに、このF-15Jは最新型だ。」
「そして我々がやられれば、航空自衛隊の全部隊が来る。その後は陸上自衛隊の部隊と海上自衛隊の大和型戦艦。場合によっては本土からの増援が来る。」
「そう思ったら日本って高野総理が就任してから第二の高度経済成長期とも呼ばれているくらいですからね。少子化問題解決、自衛隊の増強と色々。」
「だから2026年から就任しているのに203X年まで就任中。支持率は過去最大の96.9%だからな。」
「頼りになりますよねー。」
「そろそろ目標上空だ。全機高度を下げろ。」
「イーグル1了解。」
「全部隊、準備よし。」
「了解。佐竹、離れてろ。」
「離れられるもんなら離れてるよ!。」
「・・・・・撃つか。そうだそうだ撃とう撃とう。」
「聞こえてるぞ!殺す気か?。」
「最初からここに来た時点で死は覚悟しておけ。俺はもう、してる。」
「分かった。そこら辺の木に隠れてるよ。ったく人図解が荒いやつ。」
「俺の持っている対人狙撃銃M24は、装弾数5発のボルトアクション式の銃だ。スコープを外せば三十年式歩兵銃と形では似ている。中身は別物だが。俺は2kmまでなら確実に頭を撃ち抜ける。まぁ、本気出しても意味ないか。」
「発射〜。」
ダァン!
ジャキッ
「当たったかなー。」
「だが、水につけた弾じゃないか。次弾を。!。見つかったか。」
「位置返還っと。」
「そのまま追ってくるか。なら、日の当たる場所に連れてってやるよ。」
「はっ!。切り捨ててやらっ!。」
「白川か。注意しろよ。剣ならあいつも持ってるぞ。」
「貴様のその剣、北欧神話に登場するレーヴァテインだな?。だが、強化されているのかな。」
「そっちこそ。あなたの剣は小さくて細いわね。」
「これは軍刀いや、刀だ刀。」
(あいつ早くどいてくれないかなー。もう撃っちゃうか?。・・・・・。撃つか。まぁ当たっても死ななければいいし、どうせ懲戒処分だろ。 目標との距離500m・・・今!。)
ダーン
カチャジャキッ!
対人狙撃銃のボルトを引いて戻す動作を静かにした。
「当たったかなー。」
「おい赤やろう!。俺に当たったらどうする気だ!。」
「まぁ俺の腕なら外さんよ。」
「相当の自身だな。」
「ああ。」
「敵目標動作なし。」
「今思ったけど、このザマ、どうする?。」
「あっ。」
彼らが見た先には、館の先の森の木々がほとんど倒れ地面はえぐれ、地表が剥き出しになった地だった。
「まぁ施設科呼んだら何とかなるな。」
「始末書祭りの始まりだな。」
「終わったーーーーっ。」
対人狙撃銃(M24 SWS)
レミントン・アームズ社製のボルトアクション狙撃銃と光学照準器などのオプションで構成される狙撃システムである。1988年にアメリカ陸軍に制式採用された。アメリカ陸軍をはじめ、世界中の軍や警察で採用されている。
日本の陸上自衛隊では、64式7.62mm小銃に照準眼鏡を取り付けて狙撃銃として使用してきたが、本格的な狙撃専用銃に比べて有効射程や命中精度などが劣ることや、64式小銃が89式小銃に更新され減数となっていることから、狙撃専用銃器としてM24を対人狙撃銃の名称で導入した。
赤城は何故か、最近はH&KG28など(第17師団岡山が使用)がある中、旧式の対人狙撃銃を使っているのは彼自身のこだわりである。




