第40話 海戦
「こちらゴースト1、敵編隊発見。攻撃開始。99式空対空誘導弾発射。」
「続いてゴースト2、3、4も発射。即座に退避する。」
「敵編隊は我々よりも下を飛行しようとしている模様。どうする。」
「急降下して機関砲で蜂の巣だ。」
「了解。99式空対空誘導弾は発射した8発が命中。だがそのうち数機を逃した。」
「わざと前についてその後コブラ機動で後ろを取ってバンだ。」
「各機は目標を選ばずに好きなようにやれ。」
「了。戦闘モード近接戦闘に変換。」
ローラシア海防軍戦闘機攻撃隊隊長機
「こちら隊長機から各機へ、敵飛行物体接近中・・」
ガガガガッ
「隊長機がやられた!何があった・・」
「クソッ、少尉の機もやられた!」
「?。おい!敵の機が前に来たぞ!。」
「これはチャンスだ!。えっ。」
ゴースト編隊のF-15JKはコブラ機動等の機動の他、約90°まで機体を傾けたりすることが可能である。これはF-2Cも同じシステムを搭載しているからである。元々は対艦攻撃中に見つかった場合に備えて回避するためのシステムであったが、防衛装備庁の提案により採用された。これを改造したものはF-4EJ魔改に搭載されている。
「はい撃墜。ノルマは3機くらいか。」
「?。海上自衛隊も派手にやってるな。ミサイルのオンパレードだ。」
「こちらしょうかく。ゴースト編隊は帰投せよ。」
「了解。」
数十分前
海上自衛隊第1打撃群旗艦しょうかく
「群長。敵艦隊が攻撃シフトに入りました。そして後方から新たな艦隊接近中。」
「潜水艦部隊を前に出せ。我が日本の潜水艦の技術を見せてやる。」
「了解。第1潜水打撃群は前進。敵空母を叩け。」
「こちらは対艦ミサイルで艦をチマチマ撃沈するか。」
「第1潜水隊群が前進します。」
「第1潜水隊群所属の潜水艦こうりゅう、こくりゅう、あまが、ゆきが、魚雷による攻撃を開始。早速敵艦を沈めに行ってます。」
海上自衛隊第1潜水隊群旗艦いがく型原子力潜水艦2番艦あまが
「村尾二佐、魚雷準備完了しました。」
「発射。目標のソナーを狙え。」
「敵のソナーに命中。どうやら対空防空艦の模様。スクリューの音を米軍の艦艇と照合した結果、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦に酷似しています。」
「なら同じスクリューの音を攻撃し、対空防空を貧弱にする。」
「艦長!。敵の哨戒機、上空。」
「艦隊の規模から考えるとヘリコプターか。ならそのまま艦隊方向に離脱。」
「了解。」
「艦長。第1打撃群のイージス艦3隻からミサイルが発射されました。まさかこれを読んでいたんですか?」
「さぁな。」
「次は?。」
「次はない。あとは艦艇でやるとの事だ。」
「了解。」
その後、海上自衛隊第1打撃群のミサイル艦艇全てから対艦ミサイルが発射された。だが対空防空艦を8隻という単位で無力化されたため、ほとんどの艦はVLSではなく、発射機で対応していた。だが、その迎撃むなしく最終的には旗艦である空母が撃沈。防空艦18隻が大和型ミサイル護衛艦の46cm砲で轟沈。駆逐艦23隻が撃沈、大破という半数が壊滅してしまった。
一方その頃西洋ではアザラジ連邦の艦隊によって北方妖怪は苦戦を強いられていた。
「こちら北方妖怪第2艦隊。アザラジ連邦海軍に対する対艦攻撃を実行する。」
「こちら空母サーザン。戦闘機ハリアットの準備に時間がかかる、その間ミサイル駆逐艦2隻と駆逐艦8隻で守ってくれ。」
「あぁ。先日には前線に補給物資を届ける予定だった貨物船2隻と護衛艦2隻が撃沈されたからな。仇をうって・・・」
「!。アザラジ連邦海軍からの攻撃です!。敵対艦ミサイル速度マッハ5!。」
「何!。迎撃しろ!。」
「前部シーアタッカー全弾発射!。1歩も通すな!。」
「クソ!。こんなオンボロじゃ防げない!。」
「命中します。」
「無念だ。な。」
アザラジ連邦海軍第5艦隊
「ランブレージ対艦ミサイルを使ったが、これくらいか。普通の対艦ミサイルで良かったな。」
「司令。あと12kmで本土に到着します。」
「そうかこのゾザロ級ミサイル戦艦であいつらに制裁を加えてやる。」
コブラ機動
航空機のマニューバの1つであり、空戦機動の1つである。水平飛行中に進行方向と高度を変えずに機体姿勢を急激にピッチアップして迎角を90度近く取り、そのまま水平姿勢に戻る機動を指す。




