第39話 乱闘
「陸将補!。大丈夫ですか?。」
「荒木二尉と島川三尉か。俺は大丈夫だから、こいつらを安全な場所まで避難させろ。」
「分かりました。ですが陸将補はどうするんです?。」
「持ってきた兵力を全て集めさせろ。乱闘になってしまうからな。」
「了解しました。あと、外の敵は全て岡山三尉が片付けました。陸将とは比べるぐらいではありませんが、射撃ならあいつは第17師団の中で最強ですから。」
「omaeraike! anosyoukouwokorose!。」
「なんて言ってんのかわかんねぇんだよ。」
「陸将補。あいつらはあなたを殺せ、と。」
「ならこっちも考えがあるぞ!。」
そう言うと、上田陸将補は敵兵のホルスターからモーゼルC96をもう一丁取り出し、弾薬盒からクリップで固定されたモーゼルの弾を取りだした。
「かかってこい。全員、血祭りだ。」
そして前にいた敵兵を3人撃ち殺し、後ろから奇襲してきた敵を後ろ目掛けて撃ち、それから来た敵に向かって弾切れになったモーゼルC96をそいつの顔面にぶち当てた。そしてすぐさまに自分の9mm拳銃をホルスターから抜き、敵兵を心臓と頭を1発づつ撃ち抜いた。
そしてしばらくすると応援の隊員がやってきて、敵妖怪を64式小銃[改]で蜂の巣にした。そして上田も準備していた64式小銃[改]を持って敵に浴びせた。
「あの敵兵は俺の手柄・・」
パァン!
「まったくだな。俺はそんな役回りばかりか。」
岡山三尉は赤城陸将から直々に銃の射撃を教えられた。そのため、元々赤城陸将の司令内の陸上総隊特殊作戦群の狙撃手だったが、狙撃手として第17師団に転属となった。使用するのは最新式の狙撃銃、H&K G28 E2である。
「赤城師匠。俺は必ず、あなたにもう一度愛に行きますから、その時は学校時代の時のように射撃勝負をしましょう。その為、私は戦っているのだ。」
「岡山三尉か。びっくりしたわ。」
「荒木、片ずいたのか?。」
「あなたは後方待機のはずでしたがね。剛山三佐。」
「それよりこいつらの銃はあるか?。」
「13丁のうち2丁だけならあげますよ。」
「かたじけないな。感謝する。」
剛山三佐骨董品好き並びに武器マニアの幹部自衛官。よく敵の武器を鹵獲してそのまま使ったり、持って帰ったりする変人。これでも元北部方面隊隷下部隊第5空挺団から来たため、戦闘能力は申し分ない。
「モーゼルC96とモーゼルM1871 / Gew71ボルトアクション式銃か。」
「よくこんな状態で残っていたな。」
「もしくは新しく作ったんじゃないですか?。」
「技術力は1880年くらいかな。」
「俺は銃剣と弾薬と弾薬盒を取ってくるから、後はよろしくだ。」
「人使い荒い人だな。」
H&K G28E2
H&K G28とは、ドイツのヘッケラー&コッホ社が開発した半自動式狙撃銃である。E2はドイツ連邦軍制式型の基本(Standard)型。PMII3-20x50スコープを搭載、折畳式の二脚を標準的に備える他、各種の付属装備を装着する。銃床は調整可能な可変型が選択される。陸上自衛隊月最近に対人狙撃銃M24の後継として導入された。
モーゼルM1871 / Gew71
モーゼルM1871(独: Mauser Modell 1871)またはGew71(独: Gewehr71)は、プロイセン王国のパウル・モーゼルとヴィルヘルム・モーゼルの兄弟によって開発され、1871年にドイツ帝国に採用されたモーゼル式ボルトアクションライフルの元祖である。
第二次世界大戦末期には兵器不足から、兵器庫に保管されていたGew71も引っ張り出され、国民突撃隊に支給された。




