第27話 方法
海上自衛隊が島を砲撃したり、ローラシア海防軍と戦闘している中、佐竹ら陸上自衛隊は例の吸血鬼からの弾幕から逃げるのが精一杯で、もう気づくと夕方となっていた。
「まずい、吸血鬼は太陽と水が弱点なのにもう日が沈む!島田の奴によると十字架は聞かないらしいからな。消防車持ってきた方が早いんじゃないか?」
「もう体力も限界に近い。いくら自衛隊最強クラスの部隊から来たとしても休憩なしで逃げ回るなんてそんな無茶出来るわけないだろうが!。」
「おーい佐竹!。準備できた、あいつに小銃を打ちながらこっちに来い!。」
「わかった。89式小銃の安全装置アから、連射のレに変えてっと。効くかな。」
89式小銃はNATO弾(5.56mm弾)を使うため、64式小銃よりも威力は下がっているが、取り回しやすい。佐竹が今持っていたのは折曲銃床式という銃床を折り曲げることで短くすることができるため、機甲部隊、空挺団に配備されている。
「くそっ。何発か当たってんのに!。」
佐竹はとても驚いた。何故なら人間なら何発か当たったら死んでしまう弾丸なのに、あのなんだらかんだらスカーレットとやらは当たっても効果はありそうではなかったからだ。
そんな中航空自衛隊の第12航空団が駆けつけてきた。だが、すぐにAAM-4(99式空対空誘導弾)を打ってきたのには感心できるはず無かった。まぁ打っても結果は同じだが。
「ねぇおじさんたち面白いね。名前は?」
「陸上自衛隊の自衛官。」
名前を何度か聞かれたがこれしか言いようがなかった。
「赤城。戻ったぞ。どうするんだ?」
「昔から吸血鬼には銀の弾丸が聞くとか言われてたらしい。だから、作ってみた。1発しかないがな。」
「陸将、それ嘘なんですがね。」
「なんでもいい!。なら表面に水でも濡らせばいいだろ。」
「おい!そこの吸血鬼!。俺の名前は赤城。お前と遊んでやる!。」
「遊んでくれるの?なら、壊れないようにね!。」
「壊れないようにって何が?。」
ドーーーーン
「ああ、そういう事ね、」
「ほら、銃、忘れてるぞ。頑張れよ。」
「お前にそんなこと言われるようになるとはな。俺も落ちぶれたもんだ。」
赤城は重く、使いずらい対物ライフルではなく、小柄な対人狙撃銃を持った。そこに5発の弾を入れたその中間に水に濡らした銀の弾丸を入れて。代わりに指の間に替えの弾丸を持つ。
「行くぞ!」




