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42.妹

 フェリシアは少し元気になり食事も取るようになったもの、まだ父と顔を合わせたくないのか食堂には来なかった。単にオルフェが部屋に食事を運んでくるのが嬉しかったのかもしれないが。フェリシアはオルフェ以外が持って来る食べ物はもう口にしないと心に誓っていた。


 そして酒場にいるか部屋にこもりやはり酒浸りのヒューも食堂に来なかった。赤ん坊の娘については無関心、むしろ厭わしいようで、泣き声が聞こえるはずなのに乳母のノラに任せっぱなしで一切見ようとしなかった。


 だがそれらのことはオルフェとだけ話したかったアーネスト・マンスフィールド子爵にとってむしろ好都合だった。2度とこんな機会はないだろうから。

 2人だけの食事の時、そしてその後に書斎や図書室に呼んで、これまで話せなかったことも長く、たくさん話せた。


 書斎でオルフェの母、ディアーヌやその親族について話そうとオルフェを呼ぶと、オルフェの方が先に言った。

「僕が士官学校に行きたいなんて言って、お父さまとフェリスの仲が拗れてしまって申し訳なかったです」


「お前のせいではないよ。全ては私のせいだ。いずれフェリシアやヒューにも話さなくてはならなかった。でもお前は勉強が好きだから学校に行きたいことは分かるが、士官学校は意外だった」


 オルフェはどうしようかと迷ったが言った。

「実は好きな女の子がいるんです」


「は?」

 まさかここでそういう話が出るとは思わなかった。


「彼女は伯爵令嬢だから。少しでも釣り合う地位や身分が早く欲しかったんです。軍隊なら一番早く出世もできるし、お金もできそうだから」


 軍人は死と隣り合わせだ。ディアーヌが残した息子を危険な目に合わせたくなかった。

 アーネストの頭の中ではオルフェはまだ子どもだったので、彼の恋愛問題については正直戸惑い、慌てるばかりだった。ただ伯爵令嬢というのなら、相手はフェリシアではないだろう。そのことは安心した。


「伯爵令嬢というと、何度か家にも来たモンタギュー伯爵家のメアリー嬢かな?」

「はい…」


 モンタギュー伯爵令嬢メアリーはフェリシアとも仲が良く、お互いの屋敷を行き来している。2年前に最初に遊びに来た時にアーネストの所にも挨拶に来て、その後も会えば挨拶は交わしていた。金髪に青い瞳の妖精のような美しい少女だった。

 子どもたちは彼女と交流するようになってから、明るく健康的になった気がする。


 それにしてもいつの間にルイとそういうことに…。


「それで教会で時々よそ見をしていたのか。いや、もしかして急に教会に行きたいと言い出したのも彼女が目的だったのか?」


「そう…です」

 普段は無表情なことが多いオルフェが赤くなっているのは新鮮だった。


「よかったら彼女について話してみてくれないか?」


 オルフェはフェリシアにも話さなかったラエルとの出会いや彼女への想いを初めて話した。

 今のところはフェリシアのような激しい独占欲は感じない。メアリー嬢の方もどうやらオルフェを想っているらしかった。純粋な初恋で安心した。


 オルフェの話を熱心に聞いた後で、アーネストの方もオルフェの母ディアーヌや彼女の親族について初めて話した。



 アーネストの体調はオルフェと話せたせいか、やや回復してきたので、日曜日にはオルフェと2人で教会に行くことにした。

 オルフェの小さな恋人にきちんと挨拶がしたかったし、彼女の父のモンタギュー伯爵ともオルフェが自分の正式な息子であることを説明したかった。


 ヒューは自分の部屋の窓から父とルイ・オルフェが馬車で出かけていくのを見た。

 すっかり親子きどりか。

 父も父だ。隠れて結婚だと?そんなもの認めやしない。

 いいチャンスだ。書斎や父の部屋にあるだろう書類を漁ってやろうと考えた。


 部屋を出ようとすると赤ん坊の泣き声とあやす乳母のノラの声が聞こえてきた。

 鬱陶しい。妻のペネロペの命を奪って生まれた子どもだ。顔は妻には全く似ず、大嫌いな妹に似ていた。


 そしてその大嫌いな妹の喚き声まで聞こえてきた。

 ナンシーと話しているようだった。

 何か物を投げつける音もした。


「オルフェがお父さまと2人で出かけたですって!あたしを放って?オルフェが戻ってきて、あたしに謝るまではご飯なんて絶対に食べないわ!」


 ルイは相変わらず父だけでなく妹にも媚びているのか。

 母の死後からだろうか?いや、あいつ、ルイ・オルフェが来てからだ。俺は家族には愛されず、何をやってもうまく行かず、苛立ちと苦しみと、それを紛らわすことだけに生きてきた。こんな自分に誰も同情せず、関心がない。


 その時ヒューは眩暈がしたので、部屋に戻るとベッドの上に倒れた。酒でなく、こっそり薬もやっていた。その影響か。くそ!最低の気分だ。

 30分ほどうとうとと眠った後で起き上がり、父の書斎へ行こうとするとその扉の前にいるフェリシアと顔を合わせた。


「なんだ。お前もか…」

 せせら笑う。


 フェリシアはきっとヒューを睨みつけた。


「お前も父上と異教徒の血が流れている女との結婚証明書でも盗みに来たのか」


「鍵がかかってるわよ」

 フェリシアは言った。


「もう試したのか?」


「お父さまのお部屋にもかかってた。ほら、ライリーが来たわ。あたしたちを見張ってるみたい。あたしたち、丸っきりお父さまに信用されてないんだわ」


 確かに階段を最近雇い入れたライリーがあがってきた。

 体が大きく、自分より2倍は肩幅のある、逞しいライリーにはまず敵わないだろう。


「信用ないか。まあ、当たっているよな」

 ヒューはげらげらと笑い出した。


「最低だな。俺もお前も」

 そしてふらふらとヒューは部屋に戻っていった。


 本当に最低。

 フェリシアは自分を困ったように見つめるライリーをちらっと見るとやはり部屋に戻った。

 ベッドに横たわった。


 どうせライリーはお父さまに言いつけるんだろうな。

 そして教会に行ったオルフェはいつものように見つめるのだろう。天使ラファエルのステンドグラスを。そしてそのステンドグラスの前の席にいる天使と同じ名前のメアリー・ラファエルを。


 フェリシアは寝返りをうった。

 でもラエルは怪我をしているから来ないかもしれない。

 来ないといいな。来ないで。

 オルフェ、早く帰ってきて…。

 フェリシアは布団を被りベッドの中で泣きだした。


 妹って何よ?オルフェの妹って。

 生きていたくない。オルフェが自分のものにならないのなら。



 教会でオルフェは思った。

 ラエルは怪我をしているから来ないかもしれない。

 期待してはだめだ。でも最後に会った時には来ると言っていた。


 オルフェは父と一緒に教会に入ると真っ先にモンタギュー伯爵の特別席の方を見た。

 嬉しいことにラエルはいた。まだ松葉杖はついていたけれど、元気そうで、黒いコートが金髪に良く似合いとても綺麗だった。

 ラエルの方も入口の方をずっと見ていたらしくすぐに目が合った。彼女に向かって頷くと、頷き返してくれた。驚いたことに父までラエルに会釈したので、ラエルも慌てて返した。


 父は約束通り、ラエルにきちんと挨拶した。

「レディ・メアリー、こんにちは。娘と息子といつも仲良くしてくれてありがとうございます。これからもぜひ仲良くしてください」


 息子だって。なんだかくすぐったかった。


 父はラエルの父のモンタギュー伯爵にも、ぜひ今度話したいことがあると約束をした。

 そして父は今、村長の所に行って何かを話している。ちらっとこちらを2人で見て、村長は頷いていたから、おそらくまたオルフェが正式な息子だと話したのだろう。


 あまりに順調にいきすぎて大丈夫だろうかと心配になる。今の所、ヒューは何もしてこない。心配なのはフェリシアだけだった。


 父と村長が話している所に、ラエルが来た。

「オルフェ、今、お父さまから聞いたのだけど本当なの?あの、あなたが…」


「うん。僕はお父さまの息子だって。きちんと僕の母とも結婚していて、血のつながった正式な息子だって」


 ラエルの顔が輝いた。

「わあ!オルフェ、良かったわね!」


 ラエルは嬉しく思いながらも戸惑った。アデル・グレイが書いた『デッドロック館』とあまりに違う展開となっている。


 オルフェとフェリシアが異母兄妹であることは、『デッドロック館』を書きながらアデルの頭の中にあった。


 アデルと共に小説を書いた姉妹、セーラとメグが書いた小説は、紆余曲折の末、女主人公は愛した男性と結ばれる。

 フェリシアとオルフェは惹かれあい、結ばれるチャンスは何度かあったにも関わらず、結ばれなかった。


 フェリシアとオズワルドが結婚しても、オルフェが戻りフェリシアとお互いの気持ちに気付いたなら、もともと常識に囚われない2人で、オルフェも裕福な紳士になっていた。姓はマンスフィールドからダリューに戻せばいい。オルフェを嫌っているヒューは養子解消に協力するだろう。

 フェリシアはオズワルドと別れ、もし別れを渋ったとしても駆け落ちでもすればよかったのだ。名誉を重んじるオズワルドなら結局は別れただろう。酒と薬と賭博に溺れたヒューは黙っていても自滅する。オルフェはフェリシアと一緒になれるのなら、もはや復讐に拘る必要もない。わざわざメアリーと結婚する必要もなかったのだ。


 でもあることを知っているフェリシアはどうしても踏み切れなかったのだ。

 『デッドロック館』には度々見る父の悪夢と仄めかしただけだったが、父の亡霊、教会に拒絶される子どもの夢は、生涯フェリシアを苦しめ続けた。

 愛するオルフェまでも自分を憎み苦しめることに耐え切れず、フェリシアは次第に生きる気力を失い壊れていった。


 ただし最後まで、自分が死んだ後さえ、フェリシアはオルフェを離そうとはしなかった。


「フェリシアももちろんこのことを知っているのよね?」

 ラエルは聞いた。

 フェリシアは今日はオルフェと一緒に来ていなかった。


「お父さまから、僕と一緒に聞いたんだ。それから部屋に籠もって、ほとんど何も食べなくなって」


「何も食べない?」

 ラエルの顔が曇った。


「でも一昨日の夜から少し良くはなったんだよ」


 父はまだ村長と話していた。

 ラエルと会えたことは嬉しかったが、フェリシアに引き止められるのが嫌で、何も言わずに出てきたことが次第に心配になってきた。


「ダニエルが来週、家に来るそうよ」

 ラエルが話題を変えた。


「え?この間来たばかりじゃないか」


「クリスマスと新年はこちらで迎えるって。何か相談することがあるみたいよ。ヘクトルは来なくて、ダニエル一人だけで来るそうなの」


「そうか…。もうすぐ今年は終わるんだな」


 ラエルの心の中で、モンタギュー伯爵邸を去る前のダニエルの言葉が蘇った。

「悪くないね。みんなで雪合戦でもしようか」


「せっかくだからダニエルが帰るまでに雪が降るといいわね」


 オルフェ、フェリシア、ダニエル、ミス・ゴドウィンも入れて、みんなで雪合戦を出来たらだんなに楽しいだろう。

 ダニエルの相談事は見当がつく。スーザンからの手紙で、ジェイド伯父が娘のエメラルドのことを知ってしまったとあったからだ。



 *  *  *  *  *  *  *



 ドルトンのメアリー・オクタヴィアの屋敷。

 エメラルドは母と自分にあてがわれた部屋にある、自分のクローゼットをそっと開いて眺めた。ドキドキした。

 ついに自分専用のクローゼットまで用意されてしまった。先日サイズを測ったブティックから次々と服が届いて、最初に母と一緒に使っていたクローゼットには入りきらなくなってしまった。

 中にはたくさんのきれいな色の上等な服が入っている。他にも手袋、靴、帽子、ハンカチ、アクセサリー、バッグ。


「私にまで。いいのに…」

 横で母のスーザンが呟いた。最初に母娘で使っていたクローゼットにも母へのプレゼントでいっぱいに入った。


 全てエメラルドの父だというジェイド・ホーソン子爵からのプレゼントだった。


「お母さん、本当に全部、私のものなの?いいの?」


「あなたはいいのよ」

 スーザンは優しく笑った。


 こんなにジェイド様が娘に関心を持つとは思わなかった。2人いるご子息ともあまり親しげではなかった。娘となると変わるのだろうか。

 もしかしたらエメラルドは子爵家に引き取られるかもしれない。覚悟をしなくては。


 ジェイドがエメラルドと会ってしまった1週間前の出来事を思い出した。

 メアリー・オクタヴィアとスーザンが買い物から戻ってくると、老執事のウィルクスが飛んできた。ジェイド・ホーソン子爵がいらしたと。

 スーザンは心臓が壊れそうになった。

 まさか自分を訪ねてきたのだろうか?彼は以前妻の姉であるメアリー・オクタヴィアが苦手だと言っていたのに。とにかく、娘のエメラルドは隠さなくてはならなかった。


 けれどウィルクスは続けた。

「子爵さまは居間にお通しして、エメラルドさんとお茶を飲んでいらっしゃいます」


 なんてこと!エメラルドの顔を見れば一目で分かってしまう。エメラルドはジェイドによく似ていた。


「レディ・メアリー、申し訳ございません」

 まだ勤め始めて間もないというのに、オクタヴィアに迷惑をかけてしまった。


「まあ、こんなに早く来るとはね」

 オクタヴィアは楽しそうに笑っている。


 居間からはエメラルドの声がした。慈善学園の話をしているらしい。

 寒い朝、薄着で寒さに震えながら遠くにある教会まで歩いていくことを話していた。親友のエマと手を繋ぐと少し温かいけれど、体をくっつけて歩こうとすると列が乱れると怒られ離れさせられること。何度聞いても胸が痛くなる。


 執事のウィルクスがノックして「レディ・メアリーがお入りになります」と告げた。


 ドアを開けると「まあ、ジェイド・ホーソン!」とメアリー・オクタヴィアの驚いた声がした。スーザンも後に続いて中に入った。


 テーブルに向かい合ってお茶を飲んでいたエメラルドとジェイドがこちらを見た。


 スーザンはジェイドと出会って十数年になるが初めて見た。

 ジェイドは泣いていた。エメラルドの小さな手を手に取って。



 ジェイドは3日間もドルトンに滞在した。

 そしてエメラルドとスーザンにプレゼントを持ってくる。オクタヴィアにはスーザンとの仲も全て露見し、開き直ったらしい。

 最初はエメラルドに伯爵家のメアリー・ラファエルお嬢さまが着るようなリボンとレースいっぱいの華やかなドレスを買ってきたが「どこに着るの?」とオクタヴィアに呆れられ、なんと親子3人にオクタヴィアまで入れた4人でエメラルドの買い物に行った。


 そしてこのクローゼットに入りきらないほどの衣装だった。



「上流階級の男性がこんなに娘に関心を持つなんて思わなかったわ」


「え?」

 スーザンは娘の方を見た。


 今の言葉はエメラルドなの?

 8歳で、学園で食べ物をあまり貰えなかったせいか年よりも小さく、幼く見えるのに、なぜか大人びて見えた。


「モンタギュー伯爵様はメアリーお嬢さまをとても可愛がっていらしたわ」


「そうなの?でも…」

 エメラルドはまだ不思議そうだ。


「ジェイド様以外に上流階級の男性を知っているの?」


「ううん」

 エメラルドは首を振った。


「本で読んだ上流階級の人たちは、子どもにあまり関心がなかったから」



 正確にいえばエメラルドが知っているのは、中流階級の上のクラスに属する家族だった。


 母にも親友のエマ・グリーンにさえ言っていない。

 エメラルドには前世の記憶があった。


 前世というより、前の人生が終わった後、突然8歳の少女エメラルドに憑依したという方が正しい。


 前の人生では、3度ほど、裕福な中流階級の上のクラスの家で家庭教師をしたことがあった。どの家庭でも父親は子どもたちに無関心だった。それでいて子どもの成績があがらなければ、容赦なく家庭教師を切り捨てた。

 母親でさえも子どもたちにはあまり関心がなく、それどころか最後に勤めた家庭では、その家の夫人は息子の男性家庭教師と関係を持っていた。しかもその男性家庭教師は、エメラルドの前世で兄だった。


 本当は家庭教師ではなく、好きなように本を読み、詩や小説を書いて、静かに人生を送りたかった。大好きな2人の姉と共に。


 人生の最後の2年間は楽しかった。

 2人の姉たちと共に自費出版で詩集を出し、その後は二つの小説を出版した。

 詩も小説も殆ど売れなかったけれど。


 でも結局、29歳で結核で生涯を閉じた。


 半年前に下の姉がやはり結核で死に、今度は自分が。上の姉を1人残していくのはとてもつらかった。


 生まれ変わって驚いた。

 自分は上の姉の書いた小説の登場人物になっていたのだ。


 姉セーラが書いた小説『エマ・グリーン』で、主人公エマの最初の友人で、間もなくチフスで死んでしまう薄幸の少女エミー・ジョーンズに。


 エミーがこんな美少女で、実は貴族の私生児エメラルドとは知らなかった。どうにか死ぬ運命から逃れないかと思ったが、小さな少女の身では難しかった。せめて原作通りにエマ・グリーンの良き親友でいようと思っていた。


 ところが運命が変わって、学園にチフスが蔓延する前に母のスーザンが迎えに来た。

 そしてたいへんな美貌の、貴族の父が登場した。


 また信じられなかった。

 父の名はジェイド・ホーソン子爵。ホーソン子爵といえば、下の姉アデルが書いた小説『デッドロック館』の語り手、ダニエル・ホーソン子爵だ。

 母に尋ねると、父のジェイドには本妻との間にダニエルとヘクトルという二人の息子がいるという。


 自分は『エマ・グリーン』の主人公の親友、そして『デッドロック館』の語り手の妹に生まれ変わったのだ。


 エメラルド・ジョーンズ。


 前世の名前はマーガレット・グレイ。

 小説『シルヴィア・ドイル』の作者。

 愛称はメグ。

 セーラとアデルの大切な妹。


改めて登場人物紹介

ラエルの前世:『デッドロック館』の作者アデル・グレイ


〇グレイ家の人びと

セドリック:ベックフォースの牧師でグレイきょうだいの父

ポリー:グレイきょうだいの母。アデルが3歳の時に癌で死亡

長女:ポリー(母と同名) 11歳で結核で死亡

次女:セーラ 『エマ・グリーン』の作者。ペンネームはセイント・ケイン

長男:セドリック・ダグラス(父と同名。ミドルネームは母の旧姓)

三女:アデル・レベッカ 『デッドロック館』の作者シリウス・ケイン

四女:マーガレット(メグ) 『シルヴィア・ドイル』の作者バスチアン・ケイン

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