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75 方針決定

王国の北部と南部について聞いた神さま

どちらもとても興味津々

しかしどちらも不安要素いっぱいです


75話 はじまります

王国の北部と南部の話をしていたらゲイルとライアがやってきました

なんでも彼らと近い存在が、それぞれにいるようです


まずは北部についてゲイルが話します


「北部の海には周辺の海を支配している海竜の白氷竜が住んでいます。あまり他には干渉せず、魔力の強い海底にいることが多いようですな。ただし海を荒らすような行為をすると攻撃してきます。その攻撃は強力で、津波や嵐などを自在に発生させ街を滅ぼすことも容易ですな。」


あまり関わりたくありません

次にライアも話します


「私が知っているのは北部の海にはウンディーネという精霊がいますわ。心優しい女性ですが、裏切りには容赦しない一面も持っています。彼女の水魔法は強力ですわよ。また彼女はセイレーンと呼ばれる人族を守護しておりますわ。」


こちらは優しい方のようです


次に南部についてゲイルが話します


「南部の火山には周辺の火山地帯を支配している火竜の獄炎竜が住んでいます。こちらも普段は魔力の強い火山の溶岩の中にいることが多いですな。しかしこやつは短気でしてな、何か気に食わないことが起きると火山を噴火させドラゴンブレスを吐きます。迷惑な奴ですな。」


なんか怖そうです

関わってはいけません

ライアも同調します


「南部の火山地帯にはイフリートという火の精霊がいますわ。これもまた短気でして全身から炎を噴き上げ攻撃してきます。私とは相性が悪いので大っ嫌いですわ。それでもドワーフを守護し守っているようですね。でも人間の事はあまり良く思っていないみたいですわ。」


決めました

南は後回しですね


「ジロさん、なんだか北部から先に行きたいなーと思ったんだけど……」


とジロさんに聞いたら


「奇遇だねー私もそう思っていたところだよ。」


神さまとジロさんは息がピッタリです


「じゃあ北に向かって旅する準備をしましょう。」




さて、旅をすると言っても2人は一応行商人です

馬車が空荷ではいけません

まずは買い物です


とりあえず北部で求められているであろう商品を王都で仕入れることにしました


王都に近い森の木にライアに頼んで『木の扉』を開けてもらいました

そこから王都に向けて馬車はのんびり走ります

空荷なので馬も楽そうです




王都の入り口に到着しました

門兵さんがこちらを見ました

なぜかひとり走って王城の方に向かいました


神さまは門兵さんにあいさつしました


「こんにちは。行商の仕入れに来ました。」


「こんにちは。そうしましたら馬車を確認しますので控え室で少々お待ちくださいね。」


と言われたので兵士の控え室で待つことにしました


「ん?この前来た時ってここで待たされたっけ?」


疑問に思ってジロさんに聞いてみると


「え?空の馬車を確認してもしょうがないでしょ?」


と、何言ってるの?って感じで言われてしまいました


「じゃあなぜこの場所に?」


「それはじきに分かるかと……」


と、何か全て悟ったようなジロさんが言ったところで入り口が開きました

するとそこには意外な人物がいました


「タイヨー様!お久しぶりです!」


ロキシー王女が、それはもうパッと花が咲いたような笑顔で登場しました


「これはロキシー王女。お久しぶり……というほどでもないですよ。」


と神さまは笑いながら言いました

すると王女さまは顔を真っ赤にして照れました


「そ、それもそうでした。ところで今日はどうなされたのです?」


「いや、それは僕のセリフですよ。王女さまこそ門兵の控え室にどうされたのですか?」


「それはタイヨー君に会いたくてしょうがなかったのだよ。」


入り口から女性の声で、とても恥ずかしい答えが返ってきました

そちらを見るとノルディカ副騎士団長でした


「そ!それは!違います!……いや違いませんけど……」


王女さまは顔を真っ赤にしてうつむいてしまいました

ほんと可愛い王女さまです


「それはうれしいです。僕もお会いしたかったから。とても元気な姿を見ることができてよかったです。」


神さまはニコニコしながらそう言いました


「私もうれしいです!すかっり元気になりました。」


王女さまも途端にニコニコした顔を上げていいました

うん、やっぱりかわいい王女さまですね


「あーー、角砂糖を口に詰め込まれたような甘々なところ申し訳ないが、そろそろいいかな?」


ノルディカさんが割り込んできました

ジロさんもにやけています


「行商の品を仕入れに来たと言うのでな、どこに向かうのか聞いておきたくてな。」


ノルディカさんがそう言うので神さまは聞き返しました


「え?行商先って皆さん確認を取っているのですか?」


「そんな訳なかろう。無自覚な最強戦力が移動するのだ。どこに行くのか確認したいだけだ。」


「ノルディカさんがひどい!」


笑いながら失礼なことを言うノルディカさんに言い返す神さま

クスクスと可笑しそうに笑う王女さま


「失礼失礼。まあ何処に行くのかを知りたかったのは事実だよ。」


ノルディカさんの問いにはジロさんが答えました


「今回は北部まで行くつもりです。タイヨー君の希望は世界のいろいろな物を観察することですからね。」


北部と聞いて、なるほど…とノルディカさんが言いました


「では、私が知っている北部の現状を伝えよう。」



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