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36 植物について知る

神さまを先頭に森の重鎮が獣人の村に向かいます

獣人の村には準備のできた畑

神さまは植物について教えてもらいます


36話 はじまります

村人達と神さま達はさっそく畑に向かいました

以前、神さまが『掘り起こし』の力で作った広大な畑です

その時はただ森を切り開き土を柔らかくしただけでしたが、今は立派な畑になっています


「うむ。なかなか良い畑ですわね。」


畑を見たライアは言いました


「でもせっかく私が来たことですし、畑に私から力を授けましょう。『豊穣』」


ライアは畑に手を向け魔法をかけると、畑全面が光りました

やがてその光が落ち着くとライアは言いました


「ドライアドの私が『豊穣』の魔法をかけました。この畑の実りは素晴らしいものになるでしょう。」


村人達は全員両手を挙げて大喜びです


「さすがは森の管理者さまだ!」

「ドライアド様ありがとう!」

「ドライアド様素敵です!」

「ドライアド様美人!」


ライアの鼻がずんずん高くなっている気がするのは気のせいでしょうか


「ドライアド様が力を授けてくれた畑だ!豊作間違いなしだろう!さあ、皆の者!種を植えるぞ!」


村長が言うと村人達も声をあげました


「「「おーーー!」」」


「さて、楽しみだなあ。何を植えるんですか?」


神さまが村長さんに尋ねると、村長さんはたくさんの木箱を指さして言いました


「我々もまだ初心者ですからな。育てやすく保存ができお腹も満たされる……というわけでジャガイモを植えようかと思います。」


村長さんが指さした木箱の中には種芋がたくさん入っていました

神さまは種芋を手に取り観察しました


「このジャガイモから芽が出るの?」


「そうですよ。このひとつのジャガイモから芽が出て根が伸びます。やがて育った葉からは太陽の力を、延びた根は大地から水や養分を吸い取って成長し、いずれ根にはいくつものジャガイモが生るのです。」


ライアが説明を聞いて、神さまはすごくビックリしました


「なんと!ひとつのジャガイモが、たくさんのジャガイモになると!?」


「はい。ひとつの種が、やがてたくさんの実をつける。熟した実からまたたくさんの種ができる。こうして植物は数を増やしていきます。全てではありませんが概ねこのような感じですね。」


「すごいです。こんなに離れたところまで太陽の力は届いているんだね。大地に降る雨も……。ということは太陽の威力をさらに上げて雨をバンバン降らせたら物凄くジャガイモが成長するのでは……。」


「タイヨー様。絶対にやめてくださいね。」


物騒なことを言う神さまに、ライアは笑顔でそう言いました


「え、ライア?笑っているんだよね?笑っているのに物凄く怖いんだけど。」


神さまが恐怖に震えます

ライアが最強でしょうか?


ゲイルがライアをなだめながら神さまに説明しました


「何事にもバランスというものがありますぞ。作物も数多くの植物もそして動物も、今のこの世界の状態に合わせてよりよく成長できるように進化をしてきたのです。今ここでタイヨー様がそのバランスを崩してしまったら、この世界の生物の多くは絶滅してしまいますぞ。」


なるほど、と神さまはゲイルの説明に納得しました

他の惑星のように太陽の力が強ければ火の惑星に、太陽の力が弱ければ氷の惑星になってしまう………


「なるほど。よくわかったよ。」


神さまはまたひとつ青い惑星のことを知りました



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