表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/91

31 ノルディカの帰郷

村長の変貌に驚いたノルディカ

村長の家で話を聞くことに

村長の変化の秘密は如何に?


31話 はじまります

ノルディカは村長の家で話を聞くことにしました


「村長、じつは今、王城に辺境の村や行商人達から森の魔獣が強くなったとか、森が広がったといった陳情が上がってきているのだ。国ではこの事を重く捉えていてな、王城でも森に詳しい私が調査に来たというわけだ。」


「なるほど。そう言った事情で今回は来たのじゃな。」


村長はいいました


「で、実際に来てみたわけだが……まずは村長。ずいぶんと若返ったようにも見えるのだが。」


ノルディカは、とにかく思ったことを聞いたのでした


「そうかの?気のせいじゃろ?腰痛が治って腰が伸びたからそう感じるだけじゃろ。」


村長がそんな事を言います


「いや!いや!いや!どう見ても若々しくなってるぞ!さぁ村長!正直に話してもらおうか!」


ノルディカは身を乗り出し猛獣の眼光で村長を睨みました


しかし、幼い頃からノルディカを知っている村長にはノルディカの威圧は効きません

それはノルディカにとっては嬉しくもあるのですが……


村長は少し考えてからノルディカに話しました


「村の水の取水源である湖の事は知ってるな?じつはその湖の水が先日アンデッドによって汚染されたのだ。その水を飲んだ村人達は次々と倒れてしまってな。それを知った森の管理者である精霊様が、森の生命力を活性化させて我々の生命力も高めて救ってくれたのだ。森の生命力の向上で湖も浄化、アンデッドも精霊様が倒してくれたのだ。」


神さまの事を話すつもりがない村長は、全て精霊様のおかげと言うことで話をまとめました

強引ではありますが、森の民にはこれで十分です


「なるほど!精霊様が窮地を救ってくれたのですね!」


ノルディカは大きく頷き納得しました

エルフ達にとって精霊様であるライアは絶対の存在なのです

 

村長は続けました


「森の生命力の向上は魔獣どもも強化して大型化しまったのだが、村人達も強くなったおかげで強い魔獣にも負けなくなってな、結果として食糧事情が向上したんじゃよ。」


辺境の村で同じ事を聞いていたノルディカは、なるほどと納得しました


「よく分かった。精霊様のお力とあれば誰しも納得するだろう。国にもそのように報告しておく。」


こうして、ちょっと違いますがそれほど間違ってもいない村長の話を信じたノルディカは、村長の家を後にするのでした


村長の家を出たノルディカは、久しぶりに実家を訪れる事にしました


実家の玄関をノックすると美しく落ち着いた女性が顔をだしました


「はいはい、どちらさまですか……あらあら!ノルディカちゃんじゃない!」


すると奥から素敵な男性も出てきました


「おぉ!ノルディカちゃん!元気そうで何よりだよ。」


「パパーー!ママーー!ただいまーー!」


猛獣の視線が甘える子猫の眼に……

王都では誰も知らない、これが本来のノルディカなのです



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ