2 青い惑星を観察しよう
神さまが作った青い惑星
神さまはひとつの決断をします
その結果、青い惑星の未来は?
2話 はじまります
太陽の意思……改め神さまは、この青い惑星の事で悩んでいました
それはこの惑星に魔力を吹き込むか否かについてです
ファンタジーです
魔力を吹き込めば、大気や水、大地に浸透し、草木は魔力を吸って成長します
動物もまた魔力を含んだ植物を食べたり水を飲んだり呼吸をすることで体内に魔力を吸収していきます
そして魔力を上手くコントロールできる者は、神さまの持つ『自然現象を操る力』に似た現象を行うことが出来るようになります
いわゆる魔法です
もっとも惑星を創造したり移動させたり……なんてことを自由に行える神さまには遠く及ばないものですが
逆に魔力を吹き込まない場合、水にも大気にも大地にも魔力は存在せず、当然のように動物も魔力を吸収しません
よって神さまのような力を発生させることはできません
しかし魔力の存在しない世界の動物は、魔法に負けないほどの技術を作り出す能力を発達させます
そして時にはものすごいスピードで文明が発達します
とはいえまだまだ新米の神様
何もかも手探り状態
というわけで、まずは魔力の全くない世界でスタートする事にしました
生まれた小さな芽はやがて成長し、小さな林に、そして森となり、やがて大地は草原と森に覆われた自然豊かな風景となりました
豊かな自然の中で、水生動物や昆虫が生まれ、それを捕食する小動物、さらには小動物を捕食する大型の動物も生まれました
「すごいです!みるみるうちにたくさんの生物が生まれてきました。」
数十億年の長い時間をみてきた神さまにしてみれば生命の成長はとても速く、ずっと見ていても全く飽きません
そしてしばらくすると、この世界に初めての人間が生まれました
この新しく生まれた種である人間は、それまでの動植物とは全く異なるものでした
個々の力はとても弱く貧弱な生き物ですが、コミュニケーションに優れ集団で行動することにより他の動物を圧倒し、またたく間に数を増やしていきました
また手先も器用で色々な道具を作り出し、自然現象のひとつで恐怖の対象でもあった火を扱う手段を得て、ますます発達していきました
「なんという進化のスピードでしょう。他の生き物とは全然違いますね。」
神さまは人間に、とても興味を持ちました
それからというもの神さまは人間観察を毎日の楽しみとしていました
しかしある時、各惑星の温度が徐々に上がっていることに気が付きました
じつはまだ成長途中の太陽、少しずつ大きくなっており、各惑星は徐々に太陽と接近していたのです
これはいけません
せっかく生命活動が安定した青い惑星が、このままではいずれ干上がってしまいます
すぐに対処しなくては!
神さまは観察を一時的に中断し、惑星の位置と公転のスピードを少しずつ調整することにしました
そうこうして数万年
太陽の活動も安定し惑星の状態も落ち着いたところで、久しぶりに青い惑星を観察しました
「え??どういうこと??」
神さまは驚きました
何故って?
それはあれだけ自然豊かだった大地が焼け焦げ荒廃し、生命の息吹は全く感じられなくなっていたのですから




