1 神さま、世界を作る
遥か遠い銀河
そこに新しく太陽が生まれました
太陽には意思がありました
太陽の意思が生命を観察するために、なんとか身体を手に入れ世界を回る冒険ファンタジーです。
23話まで少々手直ししました
私自身で読み直しましたらとても読みづらかったため、段落と空白を入れなおしました
なお内容の変更はありませんので既読済みの方は再度読み直す必要はありません
どこまでも果てしない宇宙
そこには数千億とも数兆とも言われる銀河
その中の、とあるひとつの銀河
それは地球から遠く遠く離れた銀河
そこに新たな太陽が生まれました
太陽には意思がありました
生まれたばかりの太陽の意思は、今はまだ微力ながらも自然現象を自在に操る力を持っていました
そのうちのひとつである『重力』を操作して宇宙空間に漂う塵やガス等々を少しずつ集め始ました
数十億年経ったころ、やがてそれは惑星へと成長しました
とても長い時間とともに、その力も成長した太陽の意思は計3つの惑星を作り、太陽からの距離と公転の速度を調整することで、小さいながらも安定した太陽系を作ることが出来ました
「やっとできた僕の世界。重力のバランスも安定したし、まずはこの状態で様子を見ましょう。」
……そう思っていたから数十億年
太陽の意思はちょっと暇になってきました
「せっかく作った惑星です。太陽からいちばん近くの惑星をちょっといじってみましょうか。」
早速、太陽の意思は自然現象を操る力で陸地を起伏させ平地や山を作りました
「次は水ですね。雨を降らせましょう。」
雨は降ることなく、またたく間に蒸発してしまいます……
「これは……いったい……。」
この惑星は太陽に近すぎたようです
そこは灼熱の惑星です
同じように、今度はいちばん遠くの惑星で試したら、雨は即氷りつきました
またたく間に厚い氷で覆われた惑星の出来上がり
太陽の意思は学びました
きっと真ん中の惑星なら上手くいくはず
早速、真ん中の惑星で試しました
雨が降り海になり、それが蒸発し雲となり、また雨が降ります
やがて大気が発生し、安定した青い水の惑星ができました
「大変だったけど、とても綺麗な惑星ができました!」
そしてさらに長い時間が過ぎ、やがて何もなかった大地にひとつの木が生まれました
やがてその木を中心に、小さな緑の芽がポツポツと生まれました
生命の誕生です
そして太陽の意思は創造主……神さまとなりました




