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豊穣の神レティア2

「...えっと...だ、大丈夫ですか?」


私の心配している声に、彼女は閉じていた目をゆっくり開けると、私の白くて丸いふわふわな姿を見つめる。


「ごめんなさい...。何から説明すればいいのか..」


彼女は困った様に首を傾げる。

私は彼女のその姿に不謹慎にも、美女はどんな姿も美しい!と心の中で叫んでいた。


「...ふふ」


「?」


「口に出さなくても、心の声まで聞こえてしまうの。ごめんなさい」


「.....えぇ!?」


彼女のその言葉に、私は恥ずかしさの余り逃げ出したくなってしまった。


「ごめんなさい永遠さん、私にはもう余り時間が残っていないの...。貴女の魂を迎える為に千年もかかってしまったの」


「...せ、千年?!」


そして彼女は真剣な眼差しで話し始める。


「私の名前はティリア。豊穣の(ほうじょうしん)です」


「豊穣の神?!」


豊穣の神って言えば確か、穀物(こくもつ)の豊作や大地の恵みとか司る神だよね。


「私のいた世界は貴女がいるこの地球ではなく、別の世界にあります」


「...別の世界」


「私はそこの世界のアティレア国を司る神です」


そういえば孫達がよく私に、今これが流行ってるのよって教えてくれた話しに似ているかも...。


そう、異世界!


まさかこの身にそんな事が起こるとは...。







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