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第二話 転生しました

 俺は、高校生から現在の大学1年生の4年間、『エラード・リベレイション』というクソゲーをやり込んでいた。

 

 『エラード・リベレイション』は、バグが多いことと、無駄に自由度が高すぎて何したらいいか分からないという理由でクソゲーと言われている。

 

 だけれど、俺のようなやり込みしたい層には深く刺さり、伝説のクソゲーと一部の人間に言われていた。

 その一部の人間に、勿論俺も含まれる。

 俺はいつものようにベットで横になりながらコントローラーを握る。

 

 ……そして数時間が過ぎ、俺は寝落ちした。


 目を覚ますと、自分の部屋ではないが、どこか懐かしい場所にいた。

 

 「寝相悪すぎて別の家に来た……?」

 

 周りを見渡すと、俺の部屋とは真反対と言っていいほど清潔な部屋だった。そしてここは、俺のやり込んでいる『エラード・リベレイション』での主人公の家にそっくりだった。

 

 「え……? やけにリアルな夢」


 俺は状況を飲み込むために、一旦目を閉じた。

 確か夢かどうか確認する方法があったよな、頬を引っ張るとわかるんだったっけ?

 

 「……あ、痛い、これ夢じゃないんだ」


 てことは、ここは『エラード・リベレイション』の世界の中ってことか。

 俺は外の景色を見る為、ベットから降りて部屋に1つある大きな窓へ近寄った。

 まだ外は薄暗かった、そして、そんな事よりもっと重要なことが俺に直面している。


 ――俺は、子どもの女性の体になっていた。

 

 しかも、このゲームに登場する主要人物である、第一王女エラード・レティシアの姿になっていた。

 

 「……これはどういう状況でしょうか?」


 あれか、ライトノベルやアニメでよく見る転生ってやつか、……てか俺に胸があるの、凄い違和感しかないな。

 俺は自分の胸を両手で触った、……やや、柔らかいぞ!?


 胸を初めて触ったが、こんなに柔らかいものだとは……女性の体って凄いんだな。


 と、とりあえず状況を整理しょう。俺は『エラード・リベレイション』の世界に第一王女エラード・レティシアの体で転生した。

 

 「本当にこういうことってあるのね……」


 自分が実際に体験している以上、これはもはや認めざる得ない。


 「まだ夜中だし、監視の目はないはず……うん。ここが本当の『エラード・リベレイション』の世界なら、あそこが開いているはず、行ってみよう」


 俺は4年間毎日5時間以上このゲームをプレイしてきた。なので、色々なバグ技や、裏イベント、裏要素を知っている。

 つまりこのゲームに転生したのは俺の人生の中で必然的ってことだ。

 だってそうじゃなかったらなぜここに転生したのか理解ができない。


 俺は勢いよく部屋を飛び出した。勢いのままに王宮の廊下を駆け抜け、そのまま地下を目指す。

 地下には罪を犯した人間の入る牢屋が何百もある、その空間に1つのバグが存在する。

 なんで運営はあんなにもわかりやすいところにあるバグを直さないのだろうと疑問に思う。

 

 ――このゲームには魔物が存在し、ダンジョンが存在する。


 ゲーム設定ではそのダンジョンは1万層まで存在するらしい。いやおかしいだろこれ。

 なのでやり込みプレイヤーの大半は1万層を目指してこのゲームをプレイしていた。

 そして、自由度が高いため、恋愛や人間関係などもやろうとすれば構築できる。

 それについては普通に凄いと思うのだが、明らかに頑張るところが違うぞ運営と言いたい。


 そんなことを考えていたら、いつの間にか地下に着いていた。

 

 「本当に……ゲームのまんまだわ」


 寝ている囚人達を横目に見ながら、バグがあるであろう方へ向かっていった。

 

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