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第十四話 8才の誕生日その1

 今日は俺、第一王女エラード・レティシアの8才の誕生日だ。

 今日は強制イベントが発生し、誕生日パーティーに参加しないといけない日だ。

 ベットでゴロゴロしていると、コンコンと扉を叩く音が聞こえてきた。


 「レティシア様、おはようございます、中に入ってもよろしいでしょうか?」


 声の主はミラーだった。


 「ぬぅ……。入っていいわよ」


 寝起きなため変な声が出たが気にしないでおこう。

 部屋の中に入って来たミラーは、俺のベットの横に立ち、声を上げる。


 「お誕生日おめでとうございます。レティシア様」

 「んあ……。ありがとうミラー」


 ミラーはメモを取り出して、それを見ながら話しかける。


 「今日は誕生日ですので、夜に誕生日パーティーがございます。その準備で今日は忙しくなります、よく聞いてくださいね」

 「ミラー、私朝は弱いから聞き逃しがあるかもしれないわ」

 「知ってます、なのでメモを渡しておきますし、私も同行するので安心してください」

 「なら安心だわ」


 朝が弱い理由は、基本夜中に活発な行動をしているからだ。朝は凄く眠いし頭が回らない。


 「まず今からお父様、お母様と朝食を食べて、その後パーティー用の衣装に着替え、メイクをします、今回もいつも通り家族だけで行われます」

 「ふう……。10才になったら家族外の人を呼ぶのよね?」

 「はい、王家と親しい領民の方、他の貴族の方もお呼びして、誕生日パーティーが開かれます」

 

 聞かなかったことにしよう。その時考えればいい。


 「そして、お昼は食べずに王宮の模様替えをしていきます。かなり広いので総出で行います、……レティシア様にも手伝ってもらいます」

 「また私も手伝わないといけないの?」

 「……お暇でしょう?」

 「はい」

 「全ての準備が整い次第少しの休憩を挟み、誕生日パーティーを行います。その後、レティシア様の家庭教師とご対面し、明日から本格的に剣術や魔法、スキルの特訓に加えて、学問の勉強も行います」


 家庭教師……。


 「私は何時まで家庭教師と過ごさないといけないの?」

 「朝食を食べ終えてから昼にかけてです」


 設定は変わりなしか。その時間は自由が利かなくなるが、その後は自由行動できるな。


 「と、今日一日はこのようなスケジュールです、早速朝食を食べにいきましよう」


 親に会うの、久しぶり過ぎるな。なんか言われないといいけど。

 俺は少し不安になりながらも、ベットから降りてミラーの後ろを着いて行った。

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