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第十一話 第5階層攻略その2

 ダンジョン第5階層のボス部屋付近にたどり着いた俺達は、【ビック・レインボー・チキン】討伐の作戦会議をすることになった。


 俺はさっき倒した【モス・スライム】のおかげでレベルが8に上がった為、1つスキルを覚える事が出来た。


 覚えたスキルは【身体強化】スキルだ。名前の通り身体を強化してくれるスキルで、これは自分だけでなく味方にも使用できる。


 「クリスティーナ、私はサポート役を徹することにするわ、【身体強化】スキルで!」

 「レティシア、【身体強化】スキルでどの程度強くなれるものですか?」

 「そうね……、いつもの5倍は強くなれると思うわ、ただし30秒の間だけね。そして私の今の魔力量だと1回で限界ね。2回使ったら魔力切れで倒れると思うわ」


 俺の現在の魔力量は200、1回の【身体強化】スキル使用で100消費するからな。

 そういえばだがレベルが8に上がって、魔力量以外全部上がってたな。体力が250、攻撃力が250、速度が250、防御力が250。

 魔力量を上げるには魔力を使うことを繰り返し行うことで増えるっていう仕組みで、少しめんどくさいんだよな。


 「1回しか使えないってことは、使う場面を慎重に見極めないといけないですね……」

 「うん、まあクリスティーナが使ってほしいタイミングで言ってくれれば【身体強化】するわよ」

 「了解です」


 クリスティーナは頷く。


 「あと、【モス・スライム】と違って【ビック・レインボー・チキン】はビックって名前だけど足も速いから、先に土魔法で移動できない状態にしてから、一気に弱点である火魔法で叩き込むのが良いと思う」

 「移動できなくする。……でも3体も動きを封じ込めるかどうか」


 3体の【ビック・レインボー・チキン】を一か所に集めてしまえばいい。俺がおとりになるか。


 「私が【ビック・レインボー・チキン】3体を引きつけて一か所に集めさせる」

 「それは、危険ですから。……やめてほしいです。ただでさえ当たったら一たまりもないのに」

 「でも、それしか方法ないとおもうの」

 「そ、それを言われるとそうなんですけど! 危険ですからやめてください!」


 ……止めてくるクリスティーナ、安定に可愛い。


 「ダンジョンにいる時点で危険なの、ちょっとの危険なことくらい覚悟してる」

 「ちょっとではないと思いますけどね……。わかりました、私が助けるので安心して引きつけ役してください」

 「クリスティーナがいてくれれば、私は安心して危険なこともできるわ」

 「安心して危険なことをしないでください! 気持ちは嬉しいですけど」

 「ご、ごめん」


 クリスティーナにツッコまれたが、ツッコまれたことが嬉しかった。


 「よし、作戦会議も終わったし、ボス部屋、入るわよ。準備はいい?」

 「あ、はいいつでも」


 それにしてもボス部屋の扉が大きすぎる。迫力あるな。

 俺とクリスティーナはボス部屋のハンドルを全体重を掛けて引く。ギシギシといいながら扉はゆっくりと着実に開く。


 「ハア、ハア……。やっと開いた」

 「この動作だけで体力5減ったわ……」


 扉を引いただけで体力持っていかれるとか……、本当にもう。


 俺はボス部屋の中に入る。……すげえ、ゲームで見るよりもずっと広く感じるな。

 

 そして、ボス部屋の中央には【ビック・レインボー・チキン】3匹の姿があった。


 「【ビック・レインボー・チキン】、いましたね。いまなら一か所に固まってるし、土魔法で先手取りますか?」


 俺が戦った時は最初バラバラだったが、これはただ今回運がよかったのかな? 利用させてもらおう。


 「先手必勝、ドンといきましょう!」

 「了解です!」


 クリスティーナは【ビック・レインボー・チキン】に杖を向け、詠唱を始めた。

 

 「グラビティ!」


 【ビック・レインボー・チキン】は土魔法、グラビティの効果によって地面に勢いよく吸い込まれていく。

 その最中にようやく3匹の【ビック・レインボー・チキン】は俺達の存在に気付いたのか暴れ出した。もう遅いぞ。


 「よし、一気に畳みかけるよ!」

 「はいっ!」

 「【身体強化】」


 スキル、【身体強化】でクリスティーナの能力を30秒間上昇させる。


 クリスティーナは再び詠唱を始める。

 そして、その間に俺は短剣を用意し、【ビック・レインボー・チキン】に向かって短剣を勢いよく放つ。

 放った短剣は無事当たった。これで倒した際に経験値が貰える。完璧だ。


 「ファイアボールッ!」


 杖から巨大な炎の球体が勢いよく【ビック・レインボー・チキン】に向かって放たれた。

 巨大な球体は数秒も建たずに【ビック・レインボー・チキン】へ直撃。辺り一面が砂埃に覆われた。


 あまりの砂の多さに砂が入らない様に目を閉じ手で押さえた。

 体に砂が当たる感覚なくなった薄まった所で俺は目を開ける。

 同じくらいのタイミングでクリスティーナも目を開けた。


 【ビック・レインボー・チキンを討伐しました】よし、討伐判定でたぞ!

 【レベルが上がりました。8~15】……ボスは割と貰えるな。これは嬉しい。


 「た、倒しましたよ!」


 俺がレベルの上がり具合に喜んでいると、クリスティーナが走って近づいて来た。

 

 「やったわね! クリスティーナ! 今日の夜ご飯は【ビック・レインボー・チキン】の肉を使ってご馳走作りましょう!」

 「美味しそう、今から楽しみです!」


 そんな話をしていると、奥の扉がゴゴゴゴゴと大きな音を立て開かれた。


 「ダンジョン第6階層に続く道……」

 「これからも、よろしくお願いします」

 「よろしくね」


 クリスティーナとボスを討伐、俺は今、めちゃくちゃ充実している。

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