第13話「影の頭領を秒で撃破!? その勢いのまま王宮へ電撃生突撃!」
全人類の熱量とスパチャの光によって覚醒したアレンの黄金聖剣!
暗殺者の師匠ガロウと暗黒騎士団を圧倒し、物語はいよいよ王宮のタコ宰相との直接対決へ突入します!
黄金の光を放つ聖剣を手にした私と、光の粒子を纏ったシズル。
その眩い輝きを前に、影の頭領ガロウは顔を引きつらせ、なりふり構わず叫んだ。
「ええい、構わん! 殺せ! 殺してしまえぇっ!」
ガロウの命令とともに、暗黒騎士団の本隊を一斉に私たちへ躍りかからせた。
漆黒の刃が何十本と同時に襲いかかる。
だが、今の私たちの前では、その動きすら止まって見えていた。
「シズルちゃん、行くぞ!」
「おぅっ!」
シズルが疾風のごとく駆け出し、光の短剣で暗黒騎士たちの太刀を瞬く間に弾き飛ばしていく。
影の一族の技に頼るのではなく、己の意志で振るう刃は、これまでとは比べものにならないキレを見せていた。
そして私は、大剣を固く握り締め、正面から突き進んだ。
「全人類のスパチャ一閃……受けてみろっ!」
横一文字に放たれた黄金の斬撃。
衝撃波が温泉街の夜空を切り裂き、襲いかかってきた暗黒騎士団を一瞬で全員吹き飛ばした。
甲冑が砕け散り、騎士たちが地面に転がっていく。
「ば、バカな……本隊が一撃で……!?? ひっ……ひいいっ!」
たった一人残されたガロウは、腰を抜かして地面にへたり込んだ。
自分の弟子であったシズルが、自分を遥かに超える光を放っている事実に、ただガタガタと震えることしかできない。
シズルは静かにガロウの前へ歩み寄り、冷ややかに見下ろした。
「師匠。私はもう、誰かの顔色を窺って人を殺める影ではない。アレンと、世界中のみんなと一緒に歩む光の中にいるのだ」
決別を告げるシズルの毅然とした言葉。
チャット欄には、絶賛と拍手のコメントが滝のように流れ出していた。
(シズルちゃん格好良すぎる!!)
(過去との完全決別だ!!)
(師匠、完全に腰抜けてて草ww)
(アレン様の一閃の威力がヤバすぎるだろ)
戦意を完全に喪失したガロウとその部下たちをその場に拘束し、私はカメラに向かってニヤリと笑ってみせた。
「さて、刺客の親玉も片付いたことだし……そろそろ本丸に殴り込みといこうか」
「本丸……? まさか、王都の王宮か!?」
目を丸くするシズルに、私は頷いてスキル「全視点中継」の転移機能を起動させた。
世界中からの膨大な投げ銭のエネルギーは、今や空間すら飛び越える転移魔法をも可能にしていたのだ。
眩い光とともに私たちが転移した先は……重厚な装飾が施された、王宮の最深部である執務室。
そこには、逃亡の準備のために必死で金貨を袋に詰め込んでいたタコ宰相と、震えている国王の姿があった。
「なっ……なにぃ!?? 貴様ら、なぜここに……!? ガロウはどうしたのだ!?」
突然現れた私たちに、顔を真っ青にして腰を抜かすタコ宰相。
私はカメラの画角を調整し、失脚直前の宰相と愚王のドアップを、世界十億人の画面いっぱいに映し出した。
「やあ、タコ宰相。元勇者のアレンだよ。全人類が見守る中で、最後の(公開裁判配信)を始めようか!」
次回、ついに感動の最終回!
タコ宰相と王宮の悪行を全人類の前で完全に暴き切り、アレンとシズルの旅は最高のラストへ! どうぞお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました!
刺客を圧倒し、そのまま王宮の執務室へ直接殴り込む爽快回でした!
「シズルちゃんの決別シーンが最高だった!」「ついにタコ宰相との直接対決でワクワクする!」と思ってくださった方は、ぜひ星評価(★★★★★)やブックマーク登録で応援していただけると大変励みになります!




