↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/15

第9話「美少女暗殺者シズルちゃん、初めての投げ銭で超絶照れ顔を全国晒し」

自滅したタコ宰相を放っておき、二人がやってきたのは有名な温泉街!

そこでシズルちゃんに人生初の個人投げ銭が届き、可愛すぎるリアクションが世界中に生配信されてしまいます^_^




王宮の騒動を遠く離れ、私とシズルがやってきたのは湯けむり立ち込める温泉街ルナリア。

街道沿いには香ばしい温泉饅頭の匂いが漂い、湯上がりの観光客たちが浴衣姿で楽しそうに行き交っている。


「うわあ……すごいなアレン。こんな街があるなんて知らなかったよ」


湯けむりに目を輝かせるシズル。

暗殺者として厳しい訓練ばかり受けてきた彼女にとって、こうした観光地の賑わいはとても新鮮なのだろう。


(シズルちゃん目キラキラで可愛すぎ)

(温泉街いいなー! 温泉饅頭買ってあげて!)

(アレン様、シズルちゃんにスパチャ送りたいんだけど!)


視聴者からのコメントが相次ぐ中、私はふと思いついてスキル「全視点中継」の機能を少し拡張してみた。

配信画面の隅に(シズルちゃんへの差し入れ・応援窓口)という小さな枠を表示させたのだ。


「ほらシズル、温泉饅頭だぞ。熱いから気をつけて食べろよ」


「む……! 美味しい! 外はモチモチで中は甘くて……こんなに美味しい食べ物があったなんて……!」


両手で小さなお饅頭を大事そうに持ち、ほくほくと頬張るシズル。

その瞬間、脳内の通知音が激しく鳴り響いた。


(ピコン! 匿名視聴者さんからシズルさんへ、一万ゴールドのスパチャが届きました!)

(ピコン! シズルちゃん可愛いbotさんから、五万ゴールドのスパチャが届きました!)

(ピコン! 温泉饅頭代にしてくれ! 十万ゴールド届きました!)


「ひゃあ!? な、なに!? 頭の中でピコンピコンと綺麗な音が鳴っているのだが!?」


突然頭の中に響いた金貨の音と大量の光に、シズルはお饅頭を咥えたまま目を丸くした。


「ああ、それは世界中のみんなからシズルちゃん個人に届いた(投げ銭)だよ。シズルちゃんが可愛いから温泉饅頭をもっと食べてほしいんだってさ」


「なっ……!? か、可愛……っ!? 投げ銭……っ!?」


自分の名前とともに世界中から膨大な金銭と(可愛い)という絶賛の言葉が届いていることを理解した瞬間、シズルの顔が耳まで真っ赤に染まった。

頬から湯気が出そうなほど真っ赤になり、恥ずかしさのあまり自分のフードを深く被って顔を隠そうとする。


「う、ううう……っ! 私は影の一族の暗殺者なのだぞ……っ! こんな、大勢の前で可愛いなどと言われて……金品まで送られて……っ!」


フードの隙間から覗くエメラルドグリーンの瞳には、うっすらと涙が浮かんでいた。

その超絶照れ顔のドアップが、リアルタイムで六億人の画面いっぱいに映し出される。


(ぐはっ……! 破壊力がすごすぎる……!)

(照れ顔シズルちゃん助かる)

(スパチャ連打止まらんwwww)

(これぞ全人類が求めていた神回)


「ほら、みんながもっと応援してくれてるぞ。感謝の言葉は?」


「あ、ありが……とう……ございます……っ! でも、もう見ないでくれーっ!」


両手で顔を覆って身をよじるシズルと、爆発的なスパチャの嵐。

湯けむり漂う温泉街で、元勇者と美少女暗殺者の配信は今日も大盛況なのだった。


次回、温泉街を満喫する二人に「魔王軍の残党」が襲来!?

世界中が恐怖する巨大魔物を、アレンとシズルが配信のノリで撃破!? どうぞお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました!


人生初のスパチャに超絶照れてしまうシズルちゃんの萌え回でした!


「シズルちゃんが可愛すぎて悶絶した!」「二人のやり取りに癒やされた!」と思ってくださった方は、ぜひ星評価(★★★★★)やブックマーク登録で応援していただけると大変励みになります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。