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ACADEMIC LIFE  作者: 一聖
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RAMPAGE

「スリルと僕は地上を行く。銃にこれつけて、あとこれは耳に。」


サイレンサーとインカムを渡す。


「ワイズはイド君からナビをお願い。」

「承知しました。」

「じゃあガリア領に出発しよう。」


屋上からイド君に乗船。


「イド君、ガリア領へ。所要時間はどれくらい?」

「そうですね、昼には到着します。」

「了解、よろしく。」


カモナでコーヒーブレイク。少しして美月と九郎が来た。


「久しぶり、大きくなった?」


「変化してるだけだから変わってないぞ。」


「そりゃそうか。紹介するよクラスメイトのスリルだ。」


「初めましてスリルだ。お二人は?」


「ユキチの従魔のミズキです。」


「同じくクロウだ。」


「従魔?人じゃないの?」


「従魔はレベルが高いと人化できるんだよ。」


「2人は普段、会社を手伝ってくれてる。ここんところ外国への出店も増えてる

 からな、俺の替わりに世界を飛び回ってくれてるんだ。」


「す、すげえな・・・。」


「まあな、尊敬していいぞ。」


「スリル様から龍の気配がするのですが・・・。」


「ああ、エルダードラゴンの卵を預かってるんだ。」


「まあ、それは・・・シーゲル様やキリコ様と同じですね。」


「産まれるのは当分先だろうね。」


「どうしていいかわからん。」


「ドラゴンマスターが2人も居るんだから大丈夫だって。」


「バンパイアか、戦闘は久しぶりなような気がする。」


「大丈夫なのか?経営仕事ばっかりしてたんだろ。」


「問題ない。バンパイアごときに遅れはとらない。」


と言いながら訓練場に向かった。まじめか!


「美月、世界はどう?」


「ばっくりした質問ですね。そうですねえ・・・やはりモンスターの活性化は気に

 なる所です。松月に討伐や調査の依頼も増えてますね。」


「そうなんだ。」


「俺は休み中、支店をまわるがついでにその辺の仕事もする予定だ。まあ修行も

 あるけどな。」


「まあ、頑張れ。」


「カエデはどうするんですか?女性陣は白氷竜ザードに挑戦というイベントを

 するってタマが言ってましたけど。」


「イベントって・・・。僕は1人旅の予定だよ、徒歩でキャンプをしながら

 という。いや~楽しみなんだ。」


「あれですね、世直しの旅ですね。」


「違うし!」


「これからバンパイアやライカンスロープとやり合うってのに日常!」


「ははは、緊張しようがしまいがやる事は一緒だからね。陽炎なんて余裕だろ。」


「よ、余裕でござる・・・。」 あれ?緊張してる?


「そうだスリル、これも付けておいて。」


指輪を2つ渡す。


「指輪?」


「赤い石の方は魅了をレジストする。青い方は光学迷彩を仕込んでおいた。」


「うわっ!すげえ魔導具じゃん!」


「現場に着いたらこのゴーグルも付けて。さて、少し早いけど昼食にしよう。」


「俺、食欲ない・・・。」


「ガリア領に着いたら次、いつ食えるかわからんぞ。」


「ユキチ・・・タフだな。」


僕と諭吉はカツ丼大盛、美月と九郎はカツカレー。スリルはホットサンドだ。

食欲がないと言っていたが完食したようだ。


「そろそろ到着します。」

「了解、モニターに映して。」

「かしこまりました。」


さて、着陸場所は・・・。


「昼間なのに人が少ないな、元々こんななのか?」


「どうだろう?イド君、あの広場に着陸して。」

「街のど真ん中ですが、よろしいのですか?」

「退却する時にもわかりやすいからね。」

「かしこまりました。」


僕以外はヒカルの所のタクティカルアーマー。完全に特殊部隊だから!

なんか美月のアーマー姿がセクスィー。行くか。


「スリル、行こう。んじゃ、諭吉達は地下方面よろしく。」


外に出る、特に変わった様子はない。


「カエデ様、前の道をすのままお進み下さい。カーテンを閉めてる家が

 ターゲットです。」


「了解。」


ターゲットの店の前まで来る。


「中に2人、いや2匹かな、居るね。」


「鍵がかかってそうだな。」


「キリコやヒカミが居ればピッキングしてもらうんだけど・・・。

 なんか、めんどーになってきた。」


「えっ、ちょ、ちょっと!まだ1軒目だぞ!」


「風刃!」


ドカン!ドアを吹っ飛ばす、次いでにカーテンも。

グギャー!日光を浴び煙を上げながらキョロキョロしている。

ドウン!ドウン!僕が1発、スリルも1発。さすがカスールとナイト、粉々だ。

人が集まってきたので裏口から逃走。ワイズの指示で次のターゲットへ。


「カエデ、何か人が集まってきてるぞ。武器もって。」


「やっぱり魅了されてたか。人間をぶっ飛ばすわけにもいかないし。」


「どうすんだ?」


「よし、解こう。」


「できんのか?」


「小梅、イチ、ニイ。」

「なに?」

「はい~。」

「・・・・。」

「悪いね修行中だった?」

「久遠島で遊んでた。」

「はい~。」

「サンルームに居た。」

「すぐ終わるからさ。3人で霊水の雨を降らして。」


一斉に成獣化。


「う、うわぁ~!」


「んっ、誰?」

「クラスメイトだよ。」

「そう。」

「イチ、これ霊水。」

「はい~。」


イチが霊水のタンクを咥えて飛び上がった。2人もそれに続く。


「びびった・・・何あれ?」


「あれじゃない!僕の従魔であり家族だ。」


「すげえな・・・曇ってきた。」


「霊水の雨が降る、中のバンパイアを片付けよう。」


「ちょっと!あなた達!」


声がした方に銃を向ける。


「待って、教会の者よ。」


「何の用だ?バンパイアハンター。」


「あら、知ってるのね。あなた達は何者なの?」


「ワイズ探偵社の者だ。魔導院の依頼で来た。」


「そう、魔導院の・・・。何で急に暴れ出してるのよ!」


「俺達が街中で暴れて陽動するから、さっさとドラキュラを片付けてくれ。」


「ライカン達が守護してるのよ。」


「当然だろ、それは。でも夜に戦うよりはましだ。暗くなる前に何とかしてくれ、

 ライカン達も誘い出すから。」


「はぁ・・わかったわ。」


ザー!雨が降り出した。


「これは霊水の雨だから街の人は正気に戻る。これで動けるだろ。

 まさか、1人じゃないだろうな?」


「4人で来たわ。」


「じゃ大丈夫だろう。俺達はバンパイアとライカンを倒す。」


武器を持った人々がポカンとしている。


「スリル、曇ってるからわらわら出て来るぞ。」


「まじ!」


「小梅達は飛んでくるバンパイア達を畳んじゃって。」

「うん。」

「はい~。」

「任せろ。」


「行くぞ、ライカン達が来る。」


城の方からライカン達が走ってくる。


「ワイス、何匹くらいかな?」

「50匹程です。地下の方から回り込もうとしてるのは諭吉達が対処してます。」

「了解。さてスリル、正面からやり合おうぜ!」


「ええい!もうどうにでもなれ!」


ヴァジュラブラスター!ドウン! えっ!白華クラスじゃん!


「えっー!3分の1が消えたぞー!よーし、俺も!結刃!」


おお・・・結界を薄くして刃にしたのか。縦1列が真っ二つだ。


「えぐい!」


「カエデに言われたくない!あとすまん、今のでМPがすっからかん。」


んっ、今МPって言ったか・・・成程ねえ。


「了解、残りは接近戦と実弾銃で。」


「正直、怖いんですけどー、顔が。」


「陽炎、フォローしてあげて。」


「お、お任せ下さい・・・顔、怖いですけど・・・。」


あら?まあ、慣れだよ慣れ。顔怖いけど・・・。

僕はゴブ刀とグレイスだ。ドラキュラじゃなければゴブ刀でもいけるだろう。

ヴァジュラは身体強化にまわす。


「とおっ!」


近くで見るとでかいなあ、顔怖いし。だが・・・。


「遅い!」


スリルが対マンはれるように調整する。さすがに複数は危ない。


「手伝う。」

「バンパイアは?」

「消した。」


人化した小梅達が参戦。


「スリルに1匹残して、後は倒しちゃって。」

「うん。」


おお。桜の花びらのエフェクトを久しぶりに見たよ。

あれ?暗くなってきた。ドラキュラか・・・。


「スリル!それ強くなるから気をつけろ!」


「えっー!」


スリルは銃をしまい両手で陽炎を持つ。いい判断だ。

んっ、刀を水平に構えた。あれはもしかして・・・。


「不知火流 烈!」


ライカンの首が飛んだ。やはりな・・・。

スリルはまじまじと陽炎を見ている。


「陽炎、すげえな・・・。」

「いやいやいや、何ですか今の!不知火流って!」

「えっ、何それ?」

「はっ?」


無意識か・・・いや、無我の境地ってやつだな。

スリルの正体は後にしよう。暗くなったって事はバンパイアハンター達がまだ

ドラキュラを倒してないって事だ。それに・・・。


「カエデ、何か強そうなのが来た!」


ドラキュラの妻と執事って感じだな。


「何なのよ!子供じゃない!」


「モリガン様、侮ってはいけません。」


「わかってるわよ、ヴァン。狼達が全滅してるし魅了も切れてるわ。

 またかけ直さないと、めんどくさい!」


成程、あの女がモリガンで執事はヴァンか。


「カエデ、地下施設に子供達が・・・。血を抜かれている。

 暴れていいか?」


「子供が居ないと思ったよ。ぶち壊せ。」


できれば話し合いでもいいと思ってたが、やめだ。


「スリル、城へ向かう。ハンター達は失敗したようだ。」


「まじ?あいつらどうする?」


「カエデ様、執事はお任せ下さい。」


「あのおばさんは私が。」


カモナと春さんだ。


「オーケー、頼んだよ。行こう、スリル。」


「お、おう。陽炎、カエデが怖い件について・・・。」

「怒っておりますな・・・。」


「ここを通すとおも」 ドカン!モリガンが吹っ飛んだ。


「クッ、私の相手はあなたですか・・・。」


「執事同士、仲良くいたしましょう。」


スリルをひっつかんでショートジャンプで城に突入。


「雑魚は任せて。」

「頼むよ、小梅。デル君。」

「イエス、マスター。」

「エクストラヒール弾。」 ドウン!


「ギャース!ってあれ?」


「МP満タンにした。ドラキュラをぶん殴る!」


「あ、あのカエデ君、何をそんなにお怒りかな?」


「地下で子供達の血を抜いてる・・・。」


「ほう・・・。」 スリルの殺気と魔力が跳ね上がった。


「子供達は諭吉が助けてる。」


「・・・そうか。よし、ぶん殴ろう!」


上の階に行くとバンパイアとライカンがわんさか出て来た。


「僕の後ろへ、でかいのうつ。インフェルノ!」


ゴウッ!城の壁ごと吹き飛んだ。


「すげっ!」


ワイズのナビで居場所はわかっている。


「あの扉の先にドラキュラは居る。」


「オーケー。」


「デル君、レールガン!」

「イエス、マスター。」


ドカン!でかい扉を吹き飛ばす。

中に飛び込むと玉座に座った若い貴族風の男が居た。


「今度は子供のハンターか。人手不足なのか?」


「さあな、僕達はハンターじゃない。探偵だ。」


「まあ、どうでもいいがな。部下達を消したのはお前達か?」


「お前も消すけどな。」


「はっはっは、そうか。まあ、また造ればいい。お前達、私の眷族にならんか?」


ドカン!カスールをぶっ放す。両腕が飛ぶ、スリルも撃っていたようだ。


「うおっ!何だその銃は!」


にゅるにゅるとすぐに腕は生えた、キモッ!


「ただの子供ではないな。よかろう殺してから眷族にしよう。」


ドラキュラが分身した。どうやら対マンしてくれるようだ。


「スリル、いけるか?」


「任せろ。」


「よし!」


とりあえずゴブ刀でいってみっか。瞬歩!

ガキーン、バキッ。血を剣にしたか、折れちゃったよ。


「我は剣技が得意だ。ついさっきハンターどもを血祭りにしたばかりだ。」


奥の方にミイラが4体、転がっている。

ドカンッ!スリルが吹っ飛んだ。やばっ!もう1体のドラキュラもこっちに

向かおうとする。その瞬間、ドラキュラの首が飛んだ。


「何!」


シュウシュウと煙を上げたスリルが居た。煙は鎧から出ているようだ。


「いってーな。お陰で目が覚めたぜ。」


あの鎧は・・・任せて大丈夫そうだな。


「おい!何だあいつは?」


「クラスメイトだ。一つ聞きたい、お前は国を造りたかったのか?」


「過去形で言うな!現在進行形だ。」


「いや、一つの領を占拠しただけだろ。しょぼくない?」


「貴様は手始めという言葉を知らんのか?」


「知ってるわ!まあ、その手始めで終わるけどな。」


「ぬう、貴様たちは何者だ?我の魅了が全くきかん!」


「お前、魅了の事知らないのか?」


「どういう事だ?」



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