↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生した私(オタク)は、推し(妹)が尊すぎて溺愛しています!〜アニメ放送当日に死んだけど、生で推しを拝めるならむしろサイコーです!〜  作者: 宝石 モモカ
第3章: 魔法学校と皇帝の来訪編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/28

第18話 学校生活の始まり

 私は、今日もシエラちゃんに会うのでワクワクしていた。


「いつもシエラちゃんと会えるから、毎日ワクワクしてるんだけどねっ!」


 私はチラチラと部屋の外を見たり、前髪を整えたりした。


(推しに会えるからね!!)


 私は前髪がバッチリ決まると、シエラちゃんを再び待ち始めた。


「⋯⋯お姉様」

「あっ! シエラちゃん!」


(来たぁー!)


 私がニコニコしながら近づくと、シエラちゃんはぎこちない笑みを浮かべながらも受け入れてくれた。


「シエラちゃん、今からお母様を説得してくるから待っててね!!」

「⋯⋯何で?」

「シエラちゃんを学校に行かせたくて!」

「⋯⋯あ、そういえば」


 そんな話もしてたね、と、シエラちゃんは微笑んだ。


「なんでそんな可愛⋯⋯じゃなくて! 説得してくるから待ってて!」

「⋯⋯私も行く」

「いや、シエラちゃんは待機してて! お母様に何か言われるかも⋯⋯」


 私が反対すると、シエラちゃんは寂しそうに目を伏せて言った。


「待ってないと、だめ?」


(ぎゃああああ! ダメじゃないですー!!)


「も、もちろん来てもいいよ⋯⋯」


 私は根負けしてしまった。



 ◇◇◇



「お母様!」

「なあに? セイラ」


 私が真剣な表情で近づくと、お母様が振り向いた。

 私は後ろに隠していたシエラちゃんを前に連れ出した。


「シエラを連れてどうしたの」

「お母様、私、シエラちゃんを学校に通わせたいと思っているのですわ」

「なぜシエラを? いかせる必要なんてないでしょう?」


 お母様の表情が険しくなった。


「私、シエラに何の才もないことに気がついたのですわ! この無能を少しでもできる人にしないと、主人として恥ずかしいと思っているのですわ」


(シエラちゃんごめんね!? これ終わったらちゃんと本心じゃないことを証明するからね!)


「なるほどね、いいけど⋯⋯」


 お母様はシエラちゃんを睨みながら言った。


「変なことでもしないよう、ちゃんと監視しておきなさいね」

「それはもちろん」


 私が返事をすると、「なら良いわよ」と言ってお母様は去っていった。


「はぁ⋯⋯」

「お姉様、大丈夫だった?」


 ずっと私の後ろに隠れていたシエラちゃんが声をかけてくれた。


「うん! それより、悪口言ってごめんね!? そういわないとお母様絶対良いって言ってくれないし、私が悪女なら絶対そう言ってたし、それにーっ!」

「お姉様。分かってるから大丈夫」


 シエラちゃんにいわれてしまった。


「ありがとうーっ!」


 私がシエラちゃんに飛びつくと、シエラちゃんは少し嬉しそうな表情になった。



 ◇◇◇



「シエラちゃん、学校楽しみだねっ!」

「う、うん⋯⋯」


 シエラちゃんは少し緊張しているようだ。

 あのあと、シエラちゃんは学校に手続きをした。

 そして、ちょうど休みの期間が終わって学校に行けるようになったんだ。


「シエラちゃん、モテモテかな?」

「も、てもて⋯⋯?」

「めっちゃ好かれるってこと!」


(変な男子が寄ってきたら私が守るからね、シエラちゃん!)


 私はそう固く決意した。

 教室に入ろうとすると、シエラちゃんがそっと手を引いてきた。


「⋯⋯やっぱり、怖い⋯⋯」

「大丈夫だよ、シエラちゃん! 私が守るし――」

「⋯⋯そういうことじゃない」


 シエラちゃんはそう呟いて、俯いた。


「私、受け入れてもらえるのかな⋯⋯」

「⋯⋯」


 私は何も言うことが出来ずに、そっとシエラちゃんの背中を撫でた。


「⋯⋯入ろ」


 シエラちゃんは俯いたまま教室の扉を開けた。

 シエラちゃんは、ゆっくりと顔を上げる。


 そこでは、皆が自由に過ごしていた。

 数人が近づいてくる。


「ねね、もしかして、あなたがこの学校に転入してきた人?」

「よろしくね! 名前は?」


 シエラちゃんは戸惑いながらも、ぎこちなく笑った。


「⋯⋯シエラ」


 寄ってきた女子全員が「かわいいー!」と歓声を上げる。


(私の推しかわいいでしょ!! かわいくない!? かわいいよね!?)


 私は心のなかで叫んでしまった。


 この学校は高い地位の人しかいないから、その分人数が少ない。

 だから学年がないので、私とシエラちゃんは同じクラスになることが出来たんだ。


「⋯⋯これから頑張ろうね、お姉様」


 シエラちゃんのその言葉に、私はうんうんと頷いた。

お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。