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転生した私(オタク)は、推し(妹)が尊すぎて溺愛しています!〜アニメ放送当日に死んだけど、生で推しを拝めるならむしろサイコーです!〜  作者: 宝石 モモカ
第2章: シエラちゃんの覚醒と皇帝の秘密編

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第10話 お菓子パーティー 前編

なかなか投稿できずすみませんでした⋯⋯。

 結局あのあとは、シエラちゃんは部屋に戻って、私はドアを再び閉めて証拠隠滅した。


 その後お母様が来たけど、私はとりあえず、土下座しながら「ごめんなさい」って言い続けてみた。そしたら、「反省したのね、セイラ」と言われて、お菓子も返してもらえた。


 つまり、なんだかすっきりしないけど解決はできたんだ。


(まあシエラちゃんを目覚めさせるみたいなことができたし満足してるんだけどねっ!)


 私は嬉しくなって、思わず部屋の中でぴょんぴょんと飛び跳ねた。


(シエラちゃんの作ったダイヤモンドを売りに行くのが楽しみだな!)



 ◇◇◇



 次の日。私は、ダイヤモンドをシエラちゃんと一緒に売りに行っていた。


「お姉様。これっていくらで売れるのかな」

「うーん。わからないな⋯⋯」


 確か原作では、結ばれた相手である皇子様が「シエラが生み出した宝石は絶対に売らない」と言ってとっておいていたはずだからよく分からない。

 まあ、お小遣いをもらえない私たちは売るほうが使えるから取っておくなんて発想は初めからなかったけどね。


「すみませーん、今日も来ました」

「またお嬢様ですね」


 店主が出てきてぺこりとお辞儀をした。


「ダイヤモンドの原石も魔法で磨きカットして売っております。サファイアも、ネックレスに付けたら大人気でして、勝負で誰が買うか決めようと言い出す人もいたくらいです」

「ありがとうございます」

「それで、今回は何を?」


 店主が聞いたとき、私は袋を取り出した。中にはあのダイヤモンドが十粒ほど入っている。


「こちらを」

「こちらですか?」


 私はカウンターに袋を置くと、ゆっくりと全てを取り出した。店主が息を呑むのが分かる。


「いくらで買い取ってくれますか?」

「カットされて磨いてもある、純度百パーセントのダイヤモンド⋯⋯! こちらを買い取れるほどのお金は⋯⋯」


 店主は「買えない」と宝石を名残惜しそうに見つめる。

 そんな店主が少し可哀想になってきた。


「ダイヤモンドの原石と同じ値段でどうでしょう?」

「い、いえ、そんな⋯⋯! サファイアですら、もっと支払ってもいいくらいでして⋯⋯」

「別にいいんですよ」


 そう言うと、店主は嬉しそうに「ありがとうございます」とつぶやいた。



 ◇◇◇



 私は、家に帰る前に、お菓子屋さんに寄っていた。本当はお母様にまた会ったらどうしようという気持ちあったけど、それよりもお菓子を買い足したいから仕方ない。


(それに、シエラちゃんに選んでもらいたから)


 私はシエラちゃんとお店に入ると、お店の人にどんなお菓子があるか聞いてみた。


「こちらのクッキーや、ケーキもあります」

「シエラちゃん、どれがいい?」

「⋯⋯じゃあ、パンダのクッキーがいい」


 シエラちゃんが頬を赤らめながら呟く。

 私は「分かった!」と勢いよく頷いた。


「ここにある種類ひとつずつ全部ください!」

「ええっと、お姉様?」


 聞いた意味は?というように首を傾げる。


「だってシエラちゃんにいっぱい食べてほしいもんー」


 私がにこにこしていると、シエラちゃんは、「もう、お姉様」というようにぷくーっと頬を膨らませた。


(ぎゃあああっ! そういう顔見せてくれるの!? 最高っ!?)


 私はパニックになりながら、お店の人からシエラちゃんの体くらいの大きさの紙袋を受け取った。


「お姉様。買いすぎじゃない?」

「シエラちゃんは痩せすぎだからもっと太ってもいいと思うんだよね、だからいっぱい買ったんだ!」

「⋯⋯でもそんな食べられない、無駄になっちゃう」


 シエラちゃんが心配そうに言った。

 そんなシエラちゃんもかわいいんだけど、やっぱり笑顔が一番だから、安心させたくて私こう言った。


「大丈夫! いざとなったら私が全部食べるから」


(あれ? ドン引きされてる?)


「お姉様そんなに食べられるの?」


 シエラちゃんが不思議そうに言う。

「うん、多分」


 私はそう言ってから、お菓子パーティーの飾り付けをどうするか考えていた。



 ◇◇◇



「じゃじゃーんっ! どうっ?」


 きれいに飾り付けてある部屋を見て、シエラちゃんが「わぁ⋯⋯」と呟いた。


「お姉様、すごい」

「シエラちゃんの涙のおかげ!」


 私が自慢げにそう言うと、シエラちゃんはふふっと笑ってくれた。


「これがお菓子! いっぱい揃えたよ!」

「⋯⋯すごい⋯⋯」


 感動しているシエラちゃん。

 そこには、全部で十個くらいはあるホールケーキと、二十枚くらいあるお煎餅に似たこの世界の食べ物。そして、百個あるんじゃないかと思ってしまうくらい、大量のクッキー。


 その他にも、美味しそうなお菓子は全て買ってきた。


「ぜーんぶ、食べられるだけ食べて良いからね!」


 私が言うと、シエラちゃんは戸惑いながらも幸せそうに笑った。


(よーし! ダイヤモンドを売ったお金で、もっともっとシエラちゃんを幸せにするぞーっ!)

お読みいただきありがとうございます。

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