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番外編2

 動いた心




 ある日の放課後。

 私は教室でひとり黙々とプリントを纏めていた。

 所謂、委員長の仕事ってものをしていたの。

 一刻も早く帰りたいという気持ちもあって、淡々と作業こなして行った。

 けれどこの日の前日は、授業で出された課題をこなすために徹夜していたのです。そのせいか、ついうっかりとうたた寝をしていたのです。

 ガラッという教室の戸が開く音は聞こえていたけど、反応することも出来ず、私は船を漕いでいました。


 近づく足音

 椅子を引く音

 近くで止まった気配


 全神経を集中させて、入ってきた人物を推測する。


 先生かな。

 副委員長かな。

 誰かな…


「好きだよ。」


 囁かれた言葉に目を開く。

 そこには彼がいた。

 悪戯っぽく笑う彼が。


「ははっ。やっぱ起きた?」


「……。」


「これを言うとさ、みんな起きるんだよね。

 委員長も今度やってみなよ!」


「……ぇ、」


「ん?それ、手伝おうか?」


「……ぇ、ぁ、ううん。大丈夫。」


「そっか。じゃ、またな〜」


 そう言って彼は教室から出ていった。


 彼の後ろ姿を見送った後に私は机に突っ伏した。


『好きだよ。』


 その言葉を何度も何度も頭でリピートし、嘘だとわかっていても赤面せずにはいられなかった。


 私も。


「好きだよ。」


 そう口に出してまた赤面したりして。。



遅くなってすみません!

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