3-4 引継ぎ
田舎娘「ん・・・んんっ・・・」
???「ユッカ、ユッカ!」
???「姉ちゃん!姉ちゃん!」
ユッカ「・・・誰?」
父、弟「バビョーン!!!」
ユッカ「うわぁっ!!!」
弟「わははははっ!姉ちゃんびっくりした~!」
ユッカ「もう!お父さん!コブシ!また変な顔してっ!!!」
母「飽きないね~あんたたち!」
コブシ「姉ちゃんのリアクション面白いんだもん!」
母「変な顔のまま戻んなくなっちゃうよ!」
コブシ「みんなが笑うんならいいよ~!」
父「そうだな!みんなが笑ってくれればそんなにカッコいい顔はないな!」
ユッカ「はは・・・あはははっ!!!やっぱり、みんなといると楽しいっ!!!」
母「本当ね!みんな一緒で楽しいわ!」
ユッカ「いま、今あたしもそっちに行く!!!」
母「きちゃダメよっ!」
ユッカ「な、なんで・・・」
父「俺たち死んじゃったみたいだから」
ユッカ「・・・そんな・・・」
コブシ「そっか、やっぱり死んじゃったんだ、俺」
母「ごめんねコブシ、守ってやれなくれ、」
コブシ「いいよ別に!俺も宿題しなくて、野菜残して、ガラス割って、お手伝いもしなくて、いっつもワガママばっかり言ってごめん!これでお相子だなっ!」
母「コブシ・・・そうねっ!お相子ねっ!」
コブシ「でも健康のために頑張って野菜食べなくて良かった~」
母「コラッ!」
コブシ「ひゃ~!」
母「そういえばお父さん、絶対見るなって言ってた封筒の中身って、一体なんだったの?」
父「いやっ、それは墓場まで持っていく秘密で・・・」
母「じゃあ今聞かせて頂戴?」
父「む、昔好きだった子からもらった手紙が入ってました・・・す、すいませんでした・・・」
母「ぷははっ!そんなことだったの!!!」
父「そ、そういえば母さん!二人で貯めてた貯金、最近減ってたけどどうしたの?」
母「あ、あれはね・・・」
父「あれは?」
母「ごめんなさいっ!全部競馬に使っちゃいました!!!」
父「はははっ!な~んだ!言ってくれれば一緒に行ったのに!」
ユッカ「な、なんで、みんなふざけてばっかりいるの、こんな時に・・・」
母「うふふっ、昔はね、お父さんとお母さんね、あんまり仲良くなかったのよ・・・」
ユッカ「えっ、そうだったの?」
コブシ「知らんかった!」
父「ああ、」
ユッカ「そうなんだ・・・」
父「でもな、ユッカが生まれてきてくれた時からだな、」
母「そうね、この子のために、あなたをたくさん笑わせようという二人の目標が出来たから、こんなに仲良くなれたのよ」
父「そしてコブシが生まれて、また100倍楽しくなったな!」
コブシ「そうだろ~!」
母「そしてあなたたちも私達をたくさん笑わせてくれたわ!」
父「そうだな、どれだけ笑わせてもらっただろうな~!」
コブシ「俺も!毎日楽しかったぞ!」
ユッカ「あたしも、楽しかった!!!・・・でも、もっともっと一緒にいたかった、親孝行もしたかった、コブシとも遊びたかった、」
母「大丈夫よ!毎日たくさん親孝行してもらったわよ!」
コブシ「姉ちゃんにいっぱい遊んでもらったもんな!」
ユッカ「でも・・・、でも・・・」
父「ユッカ、生きてればな、何も悪い事してないのに、突然予想もしない災難が起こることは必ずあるんだ、・・・だけどな、予想もしない良い事だってたくさん起こるんだぞ!」
母「ユッカはいつも笑顔で周りを楽しくしてくれたわ、すごい才能なのよ!」
コブシ「おまえの姉ちゃんいっつも優しそうでいいなって、みんなに言われたぞ!」
母「だから、これからも周りのみんなを笑顔にしてあげてね!約束してね!」
ユッカ「ゔんっ・・・!わがったっ・・・!!やぐぞぐずるっ!!!」
母「本当に、ユッカは良い子ね!」
父「良い子だな!」
コブシ「やっぱ俺の姉ちゃんだな!」
ユッカ「いつか・・・いつかあたしがそっちに行ったら・・・いっぱい、いっぱい褒めてね!・・・おどうさん・・・おがあざん・・・コブシ・・・」
母「もちろんよ!」
父「ちゃんと見守っててやるから安心しなさい!」
コブシ「姉ちゃんがババアになっても見てるからな!」
ユッカ「う゛ん・・・う゛ん・・・ありがどう・・・」
父、母「行ってこい!ユッカ!」
コブシ「行け~!姉ちゃん!」
3人は親指を上げた拳を向けてエールを送ってくれた。
ユッカ「あ、まだ・・・あ・・・ぁ・・・」




