黒猫の導き、美女の涙
執事業務に勤しむ傍ら、とりあえず勇者の道も目指す日々。
Q:飼い主は魔王様ですが、ご主人様は?
A:腹黒騎士です。
今日は当面の御主人様であるヴェルグのご機嫌取りに、街へ買い物に出掛けた。
高級な茶葉しか受け付けない、セレブな奴を唸らせるだけの紅茶を探しに来たのだ。
こうなったら絶対、いつも絶対零度の奴に「美味しい、お前はやれば出来る執事だな」って、言わせてやるんだ!シャレじゃないぞ!
あれ?俺の本当の目的って何だっけ?
まぁとりあえず、今はヴェルグに認められるのが先だ!
だけどさ?花と紅茶を愛するイケメンで、魔界の若き伯爵の上に魔王様の側近とか正直出来すぎじゃね?
しかもエルトリア家に住み込みして分かったけど、ヴェルグってマジで人気ありすぎ!メイド怖すぎ!
女の子って…本来は、もっと優しくてふわふわして甘いお菓子みたいな、そんな俺の大好物と同じだと思ってた。
メイドさんって、もっと優しい天使みたいな存在だと思ってた!
あ、いや、クレア様はすげー優しい天使の中の天使だけどね!たまにあの聖域にお邪魔して、慰めて貰ってるけどね!
お陰様で花冠の腕前は執事より上だって、温厚な魔王様とクレア様に誉められて有頂天になったら「貴様は一体、何がしたいんだ?」ってヴェルグに冷めた目で見られてマジ凹みしただなんて言えない、言える訳がない!
おかしいな?確か女は全ての男のマロン…じゃないロマンスの筈だって、村長は教えてくれたぞ?
何ですかこの悲しいくらい見事に裏切られた現実は…あのクソジジイ、俺を騙しやがったな!
魔王様にもあっさり俺を引き渡すし!でもクレア様と知り合えて嬉しかったです、はい!
…現金だな俺。
「では…ロベ様は村人から執事へ、執事から勇者へ成り上がるご予定なのですね?素晴らしい下克上、メイクミラクルと言うべきストーリー。さすが村人A、未来のエースですね!」
笑顔で傷つくことをさらりと口にしたクレア様は、悪気は無いのですよと言いたげな優しいお顔で俺に微笑む。
やっぱり今日も麗しいな!絶賛、メイド恐怖症の俺にはクレア様の笑顔が一服の清涼剤だよ。
たまに天然発言で、俺を凹ませてくれたりするけれど。
恋心を秘めたまま逝ったロベリオには悪いけど、俺はやっぱりクレア様が理想像!怖すぎるメイド達のドロドロした嫉妬とか愛憎とか、マジで勘弁願いたい!
何せ俺とヴェルグが喋ってるだけで「新人が何をでしゃばってんの?アンタ何様?」みたいに睨まれるんだぜ?やってらんねーよなぁ…
中には別の意味で、俺とヴェルグの会話を楽しんでるメイドもいるみたいだけど。
確か…その筋では腐女子って言うらしいな。
へー思考が腐ってるから腐女子なのか、成る程。
そうか、腐ってるのか……やだな。
所でその筋って何だ。
え?世の中、知らない方が良いこともある?
うん、俺もそう思う。
考えるのはやめよう。
諦めの早さが俺の長所なの。
誰だよ!そんなんで勇者になれるか馬鹿って思った奴!
…ここは潔くて格好良いって思う所だよ?
そう言えば、俺が訪れたい目的の店は特殊な迷宮の魔法に守られた先に存在するらしい。
魔力を持たず、普通の人間でしかない俺には見つけられないだろうとメイド達は馬鹿にして憚らない。
だからこそ俺に買い物役をさせて、恥をかかせようとしているのだ。
性格悪すぎだろ、魔族の女って…嫉妬深くて無駄に長生きするとか誉められる所が一つもねぇよ!とは怖くて言えませんけどね!だって俺、まだ死にたくないし?
だけど無事に迷宮を抜けた先には、昼間でも少し薄暗い裏通りがあるだけで店らしき物はまだ見えない。
仕方ないので俺は、裏通りを恐る恐る足を進めた。
ちなみに普通の人間でしかない俺が迷宮の魔法の罠にかからないのは、ペンダントのお陰。
クレア様いわく、このペンダントには超高濃度の魔力が籠められているとか。
故に少なからず俺に恩恵を与えてくれる、ありがたい物だ。
たとえば、今。
ようやく街の裏通りの先にある店の中の一つに、可愛い黒猫を見つけて俺は密かにほくそ笑む。
実は魔王城で仲良しになった、ある友達から黒猫が目印の魔法アイテムショップの噂を仕入れていたんだ。
メイド達の誰も知らない、隠れ家の店は黒猫によって守られている。
そこには知る人ぞ知る、かなり高級で美味しい紅茶がある、とか無いとか。
「黒猫は客を選ぶから気を付けて?」って友達は言ってたけど、どうやったら店の中に入れて貰えるのかについて基準は分からないらしい。
俺から見ればめっちゃ可愛い黒猫にしか見えないけど…クレア様がいてくれたら良いアイデアが貰えたのかな?
そんなことを思いながら、毎日肌身離さず付けていたペンダントを握り締めると「ニャー」と一声鳴いて、黒猫は店先から俺を案内するように手で扉を開けて中へ入って行った。
黒猫の様子をぼんやり眺めていた俺は、慌てて扉が閉まる前に後を追って店の中へ入る。
何とか関門を突破出来た?う~ん、基準が分からないけどまぁ結果良ければ全て良し!深く考えるのはやめよう。
「あら、いらっしゃい…普通の人間が、この店を訪れるのは何百年ぶりかしら?クローバちゃんが、貴方の何かを認めたのね。この子は悪意のある者を嗅ぎ分ける能力があるのよ」
店の主人は意外にも、魔界ではかなり珍しい地底人の女性だった。
天空界に住む天空人、通称を天使とするクレア様に対し彼女は悪魔と呼ばれる存在。
だが、メイド達と違って彼女の態度は至って普通であからさまに俺を馬鹿にした様子はない。
胸元の空いた際どいドレスに身を包んだ彼女は、巨乳で生足という艶かしい姿を隠さず俺に晒す。
背にした黒い翼もとても美しく艶やかで、俺は思わず見惚れた。
天使を神の使いとして崇拝している人間にとって、黒い翼を背負った彼女の様な地底人は嫌悪し、同時に畏怖すべき対象であるらしいが俺はそう思わない。
まるで一枚の絵画か彫刻の様な洗練された美をこの女主人には感じたし、優しげな微笑みは天使以上に魅力的だと思った。
更に目を見張るのは、とにかくヤバいほどのそのプロポーションの良さだ。
黒のドレスにスリット入りとか、ヤバすぎる。
また黒のレース付きのタイツがエロチックだ。
思わず女主人の色香にやられて見とれていた俺は、足元にゴロゴロと喉を鳴らして擦り寄る黒猫クローバに助けられた。
ごめんよ、悪意はないんだ。
ただ、色っぽいお姉さんには免疫が出来てないだけなんだよ!と心の中で、俺に警戒心を持っていないらしいクローバに謝罪。
とりあえずクローバの頭を一撫でして、喉元も撫でてやると気持ち良さそうに目を閉じて俺に体を預けてくれる。
やっぱり可愛い黒猫にしか見えないな。
よだれが出ていたらどうしよう…醜態を晒した己を恥ながら、俺はようやく当初の目的を思い出すと話を切り出した。
「あ、えっと…すみません、ここって魔法アイテムの店ですよね?」
「えぇ、そうよ。しかも高級な、ね?」
「じゃあ…高級な紅茶の茶葉なんて、置いてあったりしませんか?」
「まぁ君、初めてのお客様なのにお得意様専用の品を知っているなんて悪い子ね?でも、そういう刺激的な質問は嫌いじゃないわ。欲しいの?」
はい、欲しいです!出来ればお姉さんも一緒に。
よこしまな本音を慌てて飲み込むと、俺は頷いた。
綺麗な紫色の瞳は地底人…悪魔の証。
クレア様が美少女なら、こっちは絶世の美女と言った風貌。
ヤバい、何だか無駄にドキドキして心拍数上がってきたような…今の俺、絶対に顔が赤い。
お姉さんからは常に甘くて良い香りがしているので、頭がクラクラしてきた。
「そうね…特別に譲っても良いけど一つだけ条件付きよ」
「条件付き?」
「えぇ、そう。私の瞳を見つめて三秒間、無事でいられたら貴方を特別なお得意様と認めてあげる。いかがかしら?」
おい、ちょっと待て!瞳を見つめて三秒間、無事でいられたらってどういう意味だ。
ま、まさか俺の愚息がお姉さんの、豊満な胸や尻や生足に反応しないか品定めをしているとか!?
いわゆる男の下心発見器みたいな?
え、真面目にやれ?
冗談です。
ごめんなさい、ちょっと脱線しました。
もしや綺麗な薔薇には刺がある、にならってお姉さんにも何かあるのか?
俺は目の前の、泣きぼくろがさらに色っぽさを感じさせる女主人に別の意味でもドキドキしてきた。
「うふふ…緊張しているのね?呼吸が荒くなって来たみたい。私が怖い?」
「い、いえ!怖いと言うより、どこを見てもエロいって思…っだー!?ごめんなさい!すみません、今の無し!」
「隠さなくてもいいわよ?若い男の子にそうした対象として、まだ見て貰えるのなら女として誇らしいわ」
「そっ、そういうもんですか?」
何だか明け透けだけど、悪魔と呼ばれる存在の割に嫌みの無いさっぱりとした性格の女主人。
正直、俺は好印象を持った。
つかエルトリア家のメイド達が特別に怖いだけだよな?
そこでちょっとトラウマになりかけていた、魔族の女性に対する劣等感や偏見を一度捨てて考えを改めることにした。
やっぱり何事も挑戦あるのみ!まずは歩み寄る姿勢を見せないとダメってことかな?
そうだよな…最初は怖いだけだったヴェルグも何だかんだ言いつつ、俺の心配をしてくれるし。
魔王様は何故か最初から俺に好意的で、どこかから仕入れたらしいお菓子をくれるし。
我ながら子供かよ!とセルフツッコミしてみる。
まぁ長命な魔族から見れば、俺なんてまだまだ子供にしか見えないのかもしれないけどさ?
それとも俺が普通の人間であることを承知の上で、対等に扱ってくれるお姉さんや魔王様、ヴェルグにクレア様が特別なんだろうか?
「どう?私からの条件、飲んで頂けるかしら?え、と」
「ロベリオ!俺の名前はロベリオ(仮)です」
「ふーん…君、竜人族の勇者と同じ名前を語るのね?人間からは嫌われている名前だけど私は好きよ?ロベリオって…所で(仮)って何の話?」
まさかお姉さんも、ロベリオの知り合いとか?でも懐かしそうに語る感じは見えないな?
それだけ魔界にとって、ロベリオの名は特別な意味を持つってことなんだろう。
今更だけど、ちょっと俺には荷が重いかも。
ってダメダメ!やる前から諦めてどうする!
諦めの早さは天下一品な俺だけど、今はダメだ。
諦めスキルは不発にしなきゃ。
いつか天空界に帰るかもしれない、クレア様にも期待されているのに。
た…多分?下克上を期待してるみたいな、感じ?
モブキャラ出身は辛いぜ。
…存在感が、なかなか出せなくて!
ようやく覚悟を決めた俺は、女主人の紫色の瞳を見つめて奥歯を噛み締めた。
何かあるのかと警戒しながら、額や握り締めた手には冷や汗をかく。
えらい長く感じた三秒間が無事に終わり、俺は特に何もなく深い安堵の息を吐き出す。
……もしかして、からかわれただけ?
「な、何もありませんね?」
「おかしいわね…普通の人間なら呪いに耐性がなくて、綺麗な石像になれる筈なんだけど。君、本当に普通の人間なの?」
「おっ、おいぃ!何か今、さらっと凄いことを言いませんでしたか?ねぇ!?呪いって、石像って何!」
大慌てする俺を尻目にのほほんとした笑顔を浮かべる怖いお姉さん。
もしも俺がイケメンで、石像にぴったりな素材だったら無理にでも石像にされていたのだろうか?
わーい、良かった俺!イケメンじゃなくて!ヴェルグや魔王様の場合はヤバかったかもしれないけどね!あはは!
畜生、自虐ネタほど辛いものはないぜ…。
「初対面なのに、突然貴方の勇気を試す様な真似をしてごめんなさい。勇気のある貴方は今日から私の特別なお客様。だから少しだけ、私の昔話に付き合ってくれない?それで紅茶代はタダにするから…いかが?」
そこで何やら思い詰めた表情を浮かべるお姉さんが、俺は心配になって一も二もなく頷いた。
するとお姉さんは安心したのか、一呼吸置くと小さなため息をこぼして伏せ目がちに俺に自分の忌まわしい過去を語り出した。
「ありがとう…私は地底人の父親と、メデューサの母親の間の子でね?どちらもあまりよく思われていない、呪われた種族扱いなのはご存知の通り。でも、私は二人のことを誇りに思っているわ。だって親が子を思い、子が親を思うのは当然のことでしょう?だけど世間は、世界はそれを許してくれなかった…」
妖艶な女主人、オレイン=アルメインは涙した。
初めて会ったばかりの客でしかない筈の少年に、何故そんなことを話したのかは分からない。
もしかすると、ずっと誰かに聞いて欲しかったのかもしれない。
涙を堪えながら、オレインは言葉を探す。
今も胸の内でくすぶり続ける怒りに震えながら、彼女は隠し続けていた過去の凄惨な出来事をぽつりぽつりと語り出した。
女の涙は苦手だ。
特に妖艶な美女ともなれば、尚更にね。
聞いているだけで俺まで涙が止まらなかった。
モブキャラだからと悩んでいた自分が小さく思える。
まぁ小さいことにウジウジ悩むのが俺らしいんだけど。
我ながら器が小さいな!
お姉さんの語った過去は、想像以上に悲惨な物だった。
子供の頃から両親共々、生まれ育った村の人々から沢山の迫害を受けたお姉さん。
彼女は子供心に、自分の存在は許されない物なのだと感じて両親と山奥に隠れ住むようになる。
それでも村の人々や世間は許さず、混血児は異端としてお姉さんを殺そうとした。
両親は自らの命を差し出すことで、せめて娘だけは助けて欲しいと許しを請うが、村長が呼び寄せていた帝国軍人はまず両親を殺して見せしめにする。
異種族の恋は、許されざる物。
世界はいずれ、人間が支配する。
それを理解させる為、お姉さんの両親は犠牲にされた。
要は必要な演出として、二人の犠牲は利用されたのだ。
無惨に殺された両親の亡骸を抱きながら、泣き崩れるお姉さん。
そんな彼女の前で派遣された帝国軍人は声高に宣言する。
「聞くがいい愚民ども!いつか四世界はアストレイル帝国の前に、麗しきルシーズ皇帝陛下の前に平伏すのだ!!」
次は村の略奪の理由付けに、二人が抵抗したことが皇帝の逆鱗に触れたからと一言。
あっという間に村は襲撃され、村長含めた村人全員殺されると最後に残されたのは子供のお姉さんただ一人。
帝国の横暴な振る舞いを、唯一の生き残りで現場を見てしまったお姉さんは軍人達の標的に。
だけどお姉さんには強力な救いの手が差し伸べられた。
賢者にして隠者、人間嫌いのハーフエルフがお姉さんを保護したんだ。
それがお姉さんの魔法使いの師匠、グリュエさん。
彼はエルフの母親と人間の父親の間の子で、自身も迫害された過去がある同志として保護したお姉さんを鍛え上げた。
だけど「その力をどう扱うかはお前が決めろ」と言い残してある日ぷっつり姿を消したとか。
「勝手な人よね…自分の身を守れるだけの力を与えたら、さようならだなんて。そんなこと誰も望んでいないのに」
「じゃあお姉さんの本当の望みって何?」
「さぁ…ね?悲しみを通り過ぎると、後に残されるのは虚しさだけ。今思うと、やっぱり私の存在は間違いだったのかもね…」
けだるそうに店のカウンターへ頬杖をつくと、お姉さんは目尻に溜まっていた涙を拭って小さくため息をつく。
まるで全てを諦めている、と言いたげなお姉さんの憂いを帯びた表情に俺はいてもたってもいられず声を荒げた。
「めじゅ、痛っ!?舌、咬んだ…痛いお」
「あらあら、まるで子供ね?可愛い子、よしよし。メデューサ、噛みやすい単語だものね」
「デヘヘ…じゃなくて!鼻の下伸ばしてる場合じゃないぞ俺!お姉さんは間違いなんかじゃない!だから自分から隠者になる必要なんてないんだ!メデューサの力も、地底人の力も両親がくれた大切な物だよ。何の力もない今の俺にはむしろ羨ましい、どんなに辛くても自己否定だけはしちゃダメだ!」
何もない日常、普遍的な毎日。
変わらないから安心する、以前の俺ならそう思っていたかもしれない。
自己否定しまくりで、存在意義を見出だせずにいた。
だけどそれって、悲しいことだ。
誰かに頼られ、認められることって思うより嬉しい。
誰よりもそれを知る俺は、だからこそお姉さんを一人にしちゃダメだと思った。
このまま一人でいても、お姉さんは過去の凄惨な記憶の呪縛から逃れられない。
それならば俺がここから連れ出すしかない、妙な使命感からそう思った。
グリュエさんとは違うけど、俺もお姉さんに手を差し伸べよう。
俺は臆することなく、伏せ目がちなお姉さんに向けて右手を差し出した。
「お姉さんが道に迷っているなら、本当の望みを見つけるまで俺が一緒にいてあげるよ。だから自分を否定しないで」
「それ…誘い文句のつもり?女を口説くならもっと強引に来なくちゃ。ちょっと押しが弱いわよ?」
「いや、俺は別にそんなつもりじゃ…」
「でも、ありがとう…今までのどんな誘惑よりも嬉しい」
僅かに微笑むと、お姉さん…オレインさんは俺の差し出す手を取ってぎゅっと握り締めた。
ヤバい。
この人、思ったより力が強い!
つか手が、骨が折れる!
俺はどんだけレベル低いんだ?
泣けてきた。
「ロベリオ(仮)…君が望む道は、果てしなく遠い気がするわ。でも、気紛れで付き合うのも悪くないかもね?クローバちゃん、どう思う?」
「フニャーン!」
「ケット・シーからのお墨付きを貰うだなんて君は精霊に愛されやすいのかもね?ふふっ…でも、私は高いわよ?」
紫色の綺麗な瞳に今は、憂いを見ることはない。
その代わり、何だか怪しい裏算用が弾き出されていることを俺はひしひしと肌で感じ取る。
早まったかな?後悔しても、時すでに遅し。
高級な紅茶と一緒に高級な魔法使いも手に入れた俺は、帰り道を店を代理の者に任せた彼女と共に歩き出す。
頭の中は、いかにしてヴェルグに彼女を認めて貰うか。
意外とお堅い奴に、妖艶な魅力を醸し出すオレインさんが認めて貰えるのか?
魔王様は何でも来る者拒まず、な御方だから問題ない。
俺の悩みは尽きることを知らなかった。
あ……クレア様に、何て説明しよう!?
次回はロベリオの義妹で婚約者の彼女が登場人物です。
義妹なのに婚約者?竜や天使は近親婚を好む様です(血を濃くする為の苦肉の策)色々とまずい感じがしても良いのです、スルーして下さい(笑)




