新展開
高校3年生、卒業を数ヶ月後に控えた年の瀬、野生児のシーズン4がクランクインしていた。
三条優也の人気は益々上昇し、単発のドラマにも出演させてもらっている。
身長も180cmを超え、自分でも成長していることを感じ取っていた。
芸能界の変化も、いつものことらしいがどんどん進み、あれだけ盛んだったお笑いブームが下火になり、テレビの画面に見つけるのが週に2、3度程度。
そして、多い時には数10組いた女性アイドルグループや、男性グループも淘汰され、残ったのはキャロちんさん達のグループが断然トップ、そして、長年君臨している男性グループ。
「優也さん、シーズン4はどう?」
『段々強烈な演技を求められるようになってきました。』
「そりゃ人気番組だもんね、当然でしょう?で、楽しい?」
『ええ、そりゃあもちろんです。』
「ひとつ心配してるんだけど、相手役、どうなの?」
『ああ、キャロちんさんと比較してるんですか?』
「そう、だって、デビューしてからずっとだったじゃん。」
『そうですね。多少違和感らしいものは感じますけど、今回は年下相手ですから、しっかりしないとダメですよね。でも、まだ少ししか絡みはないですけど、勘のいい人ですよ。』
「確かに、スタジオ入りの態度も腰が低くて、明るいわね。」
シーズン3の最終回、キャロちんさんが演じた山王寺綾がニューヨークに引っ越したので、このシリーズには出ていない。
新しいヒロインは、何千人かのオーディションに合格した16歳、高校1年生の日向アカリ。
アイドルではなく、女優志望で何度かオーディションを受けたらしいが、今回、他を圧倒して合格したらしい。
身長は150後半、髪は肩まで。真っ黒なストレート、一目見るだけで輝いている。
僕と2学年違いだが、役では1学年下。
両親を早くに亡くし、叔母の家にお世話になっていて、私立高校に入学出来たのは類い稀な能力を持っているからだ。
それは、速球で120キロを出したソフトボールの投手。
ひょんなことから対戦せざるを得なくなり、ど真ん中のストレート2球を見事空振り、3球目をどうにかセンターオーバーに打ち返したことが、それ以降の関係に発展するという筋書きだ。
僕のカット撮りが終わったので休憩室で休んでいると、同じように休憩になったと言って日向アカリさんが1人で入って来た。
撮影開始前の顔合わせでしか直接話したことがなかったので、これが初めての私語。
「お疲れ様です。」
そう言って入って来た彼女は、そこに僕とユイさんしかいなかったことに驚いたのか、急に緊張した表情をしていた。
『お疲れ様です。』
「あ、私、なんか飲み物買ってきます。日向さんは、オレンジジュース?」
『僕はコーヒーがいい。』
「はい、分かってますよ。ついでに、なんか食べ物も、でしょう?」
すっかり僕の好みを知っているユイさんは、小走りでドアを開け飛び出して行った。
すると、日向さんが
「いいんですか?私、もうすぐマネージャーさん来ると思うんですけど。」
『全然大丈夫ですよ。それより、もっとリラックスして下さい。』
「あ、でも・・・三条さんの前で、無理です。」
『エッ?もしかして、僕って怖い顔してます?』
「いえ、まさか。あ、だって、三条さんと言えば、私なんか足元にも。あ、すみません、比較するなんて大胆ですよね。」
『ん?なんか、大袈裟じゃない?僕なんて、まだ駆け出しの身ですよ。ただ、年齢が2つ上ぐらいでしょう?』
「そんな〜、三条さんと言えば、今、一番人気ですよ。」
『そんなことないですよ。それより、日向さんって、SNSで見ましたけど、すごいですね。あっという間に拡散して、ランクインしてましたよ。』
「あ、それはですね、三条さんと共演出来るからです。ご存知ですか、誰のヒロインになりたいかランキング?断然トップが三条さんだってこと。」
『ヘェ〜、そういうランキングってあるの?知らない。』
「あ、私、三条さんの大ファンなんです。最初のCMから、ずっと・・・追っかけ・
・・てました。だから、野生児も最初から全部見てます。」
『それって、僕じゃなくキャロちんさんでしょう?あの人がいたからでは?』
「実は、当初はそうでした。でも、すぐに名前を秘密にしていた謎の人?」
『今もですよ。この業界って、多かれ少なかれ秘密のベールに包まれている方がいいみたいですね。』
「整形をバラさないとか、ですか?」
『ん?アハハ、面白い例えですね。そっか、日向さんって、頭の回転が速い人なんですね。結構、手強いのかな?』
少しだけ打ち解けたような気がした時、ユイさんが戻ってきた。
僕にコーヒー、日向さんにオレンジジュース、そして、メイクさん達が美味しいと言っていたシュークリームを配ってくれた。
「ありがとうございます、あのう、本当にいいんですか?」
すると、ユイさんが
「あら、もちろんですよ。そんなに遠慮しないで下さいね。このシュークリームが食べたいって、優也さんが言ってたの。こっちこそ、勝手に押し付けちゃったみたいね。甘いの、苦手?」
「いえ、大好きです。ほとんど毎日、シュークリームとかケーキは食べています。」
「若いうちだけにしたほうがいいわよ、私くらいの年齢だと、すぐに・・・ね!」
『すぐに何ですか?』
分かっているが、ちょっとだけ惚けて意地悪く言ってみた。
ユイさんの目がキッとなって、こっちを睨んでくる。
が、あえて言葉で抗議するでもなく日向さんに話し出した。
「日向さんはアイドル路線じゃなくて、正統派の女優さん志望って聞いたけど本当?」
「はい、実はアイドルを考えたこともあったんですけど、ダンスが苦手、歌もさほど上手くないって分かったので、女優さんに絞り直したんです。」
「ふうん、いつ頃から芸能界に興味が?」
「小学校5年生の時です。それから何年かして三条さんが・・・だから、今、有頂天になってるんです。」
『あ、いや、僕なんてホント、まだまだ下っ端だよ。だから、今みたいなこと、他で言わないほうがいいよ。ほら、共演者の方々の中に、凄い方がいるでしょう?そう言う先輩方に教わらなくちゃ。』
「あ、そうですね。じゃあ、三条さんのことは秘密にしておきます。演技をしっかり教わって、んーと、頑張ります。」
3年生の2学期になって、真由美の様子が変だ。
ずっと休んだ事のない子だったのに、10月と11月は2日間、そして、期末テストが終わると3日間も休んだ。
それなのに、どうしたのか聞いても何でもないとしか言わない。確かに、体調が悪いという風にも見えないから、卒業後の進路についてのことかな、などとかおりと勝手に相談していた。
2学期の終業式が終わり、いつものように四人でファミレスに行くと、突然
「サヤカ、アイドルの夢はどうなった?」
真由美が案外真剣な表情を浮かべて聞いてくる。
「ん?いきなりだね、ま、夢は夢、叶わないかな?」
と、自信無げに言ったが、実際はずっと雑誌やネットで募集情報を集めていた。
それは、お母さんと話し合って、どこかの時点で行動しようと思っていた。
「まさか、諦めてはいないよね?ねえ、なんか努力した?」
ここではっきり言えることは、まだ無い。
「まだ。どうしたらいいか分かんない。」
すると、真由美は一人で何かを考えている。
私は、注文していたのが届いたので、他の2人と食べ始めることにした。
二口目を口にした時、真由美が自分用のフォークを手に持ちながら言い出した。
「実はね、私のマンガ、あ、今書いてるやつだよ。」
「うん、高校生夫婦でしょう?」
「そう、でね、あれのヒロイン役でデビューしてくれない?」
「何?突然だね、でもあれって、私とトモ君の仮想話で、それこそ夢物語でしょう?それでデビューって、意味分かんない。」
真由美が言い出した事が、すぐに理解出来ないでいた。
その後だった、真由美の口から驚くことが発せられた。
「意味は簡単、実はね、テレビドラマの話しが来てるの。勿論、私が原作で、ドラマ用の脚本なんかはブロが書いてくれるんだけどね。」
「ふう〜ん。そうな・・・エッ、エーッ?ホ、ホントなの?」
かおりとアンコの二人のフォークがテーブルにカチャーンと落ちた。
真由美の喋り方だけが冷静だった。
「信じられないよね、でも、マジだよ。ほら、ここんところちょくちょく休んでるじゃん。あれ、東京まで行って打ち合わせしてたの。」
「ゲッ、聞いてない、聞いてないよう。いつもなんて答えてた?」
「うん、ごめん。でもね、話しがお流れになったらイヤじゃない?だから、正式に決定するまで言えなかったの。」
「てことは、正式決定?」
かおりがマジ顔で尋ねる。
「そう、マジだよ。」
「す、すご〜い、とうとうやったね!」
すると、アンコが聞いた。
「あ、じゃあ、いつ頃から発売するの?マンガが先でしょう?」
「うん、まだ少し時間がかかるんだ。とりあえず、春頃かな?」
「で、当然、連載になるのよね?」
「うん、今の所、三巻を同時発売にして、一気に・・・」
「ふへーっ、そういう売り方するんだ。」
今度はかおりが聞いた。
「一巻分は知ってるけど、後の二巻は間に合うの?」
「大体のストーリーがあるから、間に合わせる。それより、サヤカはどう?」
いつもなら笑いながら冗談っぽく話し合っているのに、今日は四人とも真剣だ。
「勿論、その役はやりたい。でも、そんなに簡単に決まることじゃないでしょう?」
「そりゃそうね。一つのドラマを作るって、脚本を書き始めている時、全てのキャストとか、制作スタッフなんか決まるよ。出演者は数人だけお願いして、他はオーディションになるの。」
「じゃあ、オーディションを受ける。でも、通らなかったらダメでしょう?自信ないなぁ。」
「あら、自信ないの?これって、サヤカとトモ君の恋愛物だよ。」
「あ、そっか・・・当然トモ君役の方がいるんだよね?」
そう言うと、かおりが手を上げて質問する。
「あ、あのさぁ、あのマンガって結構キスシーンがあったよね?」
それを聞いた瞬間、私の頭で拒絶反応が起こった。
「じゃあダメ。せっかくの話しだけど、残念ながらお断わりします。」
「エッ?ど、どうして?」
「そりゃあ決まってるでしょう?例えお仕事で演技とは言え、キスは、ファーストキスはトモ君だよ。他の人とは絶対無理。」
「そんなぁ〜。あ、でも相手はトモ君だよ、それでもダメ?」
「役の上でのトモ君と、私が大好きなトモ君とは別人だもん。」
と言うことで、この日の話しはここまでで終了。
少しの時間だったけど、私の夢が叶いそうになったことは嬉しかった。
その夜、お母さんに一応報告した。すると、お母さんの口から驚く言葉が出てきた。
「キスシーンぐらい、どうってことないじゃない?」
「エッ、そんなことないわ。も、もし・・・」
「トモ君のこと?だって、仕事でするのでしょう?あんた、アイドルになるんじゃなかった?」
「そうよ、アイドルになるんだから、キスシーンはNGでしょう?どっちにしてもキスシーンは無理。それに、オーディションがあるのよ、受からないよ。」
真由美からのいきなりのお話しも、アイドル路線に相応しくない。その上、トモ君とするんだって決めているファーストキスを、誰か分からない人とだなんて絶対にイヤと思い、今回のことはなかったことにして眠りについた。
冬休みの初日、いつもより遅目の起床、久しぶりにお部屋の掃除をしていた。
あらかた片付け終わった時、玄関のチャイムが鳴った。
その音が3度目に鳴った時、家には私しかいない事を思い出し、慌てて一階に降りて行った。
ドアホンのモニターを見ると、そこに映っていたのは真由美だった。
返事をする前に玄関に行きドアを開けた。
「おはよう。」と言って、真由美は少し大きめのバッグを肩にかけ直してる。
「おはよう、どうした、どっかにお出掛け?」
「うん。それより、寒いから・・・」
「おっ、じゃあ入って。」
真由美は「お邪魔しまーす。」と言いながらバッグを置き、リビングへ。
「あれ?お母さんは?」
「ん?お買い物だよ。」
「なんだ、サヤカだけか?で、何してたの?」
「お掃除。ここんところあまりしてなかったからね、折角のお休みだもん。それより、どこに行くの?」
「ンフフ、お泊まりデートってとこ?」
「ゲッ、よく言うよ〜。彼氏がいなくてデート?どうすんのかなぁ?」
真由美が寒そうに見えたから暖かいレモンティーを入れてあげた。
「お、美味しい。あったまるね〜。」
「はい、で、どこに?」
「気になる?答える前に一本電話していい?」
「うん、どうぞ。席あけようか?」
私は真由美に気を利かせリビングを出て、洗濯機のスイッチを入れた。
ついでに、日頃ほとんどしたことのないバスルームの掃除。
と言っても、いざ扉を開けてみるとすでにお母さんが掃除したのか綺麗に。
仕方なく洗面所の鏡を磨くことにした。
不思議なことに、こういう時って自然に鼻歌が出てくるもんだ。
ンムンム歌っていると真由美が覗き込んできた。
「ご機嫌なところ悪いんだけど、出掛けるから着替えて。」
「ん?なんで私が?」
「いいからその手を止めて。さあ、あまり時間無いのよ。」
と言いながら私から鏡を拭いていた布を取り上げ、手首を引っ張ってる。
「ダメよ、どっちにしてもお母さんが帰ってくるまで出れない。」
「いいのよ、今、了解してもらったから。」
「ん?じゃあ今の電話?」
「そう、サヤカのお母さんからよろしくってお願いされたもんね。」
「ん?ま、それなら仕方ないね。で、どこへ行くの?」
「いいから着替えをしなさい。んーと、後四十分で出発の電車に乗るよ。」
行き先も分からないまま、私は部屋に入って外出用の洋服に着替え、ちょっとオシャレなコートを抱えて階段を下りて行く。
「ねえ、どこに行くか知らないけど、今月のお小遣い、あまり残ってないから遠出はできないよ。」
「今回はそんなの必要ないから、全然気にしないで。おっ、結構可愛いよ、その服装。さすがね。」
何も教えられないまま電車に飛び乗った。
ただ、改札を入る時渡された切符の行き先は、ハッキリと見た。
空いている席に並んで腰を下ろして、真由美に聞いた。
「ねえ、東京に行くの?」
「あ、うん。そうだよ、実は・・・昨日の話しを進めようと思って。」
「エーッ?だって、キスはイヤだもん、言ったでしょう?」
「それを考え直すには?って、考えてるのよ。」
「ヤーだ、私は考え直さないわよ。」
「そっちじゃないわよ、こっちが考え直すの、出来ないかなぁ?」
「ん?だって、真由美のマンガ、ストーリーを変えちゃうの?折角のドラマ化でしょう?私のために無理に変えない方がいいんじゃない?私以外の人にオファーしてよ。」
「却下‼︎」
「ゲッ、即答?」
「何のための友達?サヤカがアイドルになるから、2年以上応援してるのよ。いよいよって時が来てることぐらい分かるでしょう?」
「あー、あれだけあったアイドルグループが、今はほとんど解散したから?」
「そう、それに、キャロちんさんの卒業も近いみたいでしょう?」
「うん、それは何となく知ってる。」
「こうなってくると、どこの事務所も新しいアイドルに二の足を踏むから、今、サヤカがデビューすると救世主になる可能性があるのよね。つまり、チャンス到来。」
「あ、でもね、どうしても・・・譲れ・・ない・・の。」
「分かってるよ。もう拘らないで、だから行くんでしょう?東京に。」
意外だった。その時の真由美ったら、何かが吹っ切れたような表情をしていた。
それから東京に着くまで、私たちはそのことに触れないようにして、これからの夢のことだけを話し合った。
ドラマ撮影が順調に進んでいるある日、その日の撮影が夜の為、お昼ごはんを遅目に取ろうとユイさんと待ち合わせ。
珍しく渋谷のレストランにした。
お店に到着すると、ユイさんが注文する前に真新しいコミック本をテーブルに置いた。
『あれ、珍しい。ユイさんが、こういうのを読むのって?』
「なかなかいいよ。面白いんだから、どう、読んでみる?」
『アハハ、これって少女マンガでしょう?一応、僕は男の子ですけど?』
「まあまあ。これが優也さんの次作に決まったのよ。だから、どういう内容か?知っておきなさい。」
『エッ、決定ですか?で、僕の役どころは?』
「高3。もちろん主役になるんだけど、どうやらW主演になりそう。相手役は、まだ確定してないんだけど、新人さんを予定してるんだって。」
『ヘェ〜、ま、僕は相手が誰であろうと一生懸命にやっていくだけですから。』
「優也さんって、一度聞きたかったんだけど、女の子に興味ないの?特に、相手役とか気にならないの?」
『どういう意味?興味って、なんか企んでません?』
「企む?」
『そう、僕に何かを言わせて。例えば、彼女にどうかとか?そういうのを言わせて、後でからかう?』
「エヘヘ、ちょっとだけ当たってる。ま、相手役に希望はないのかな、と思って。」
『希望があっても、そればっかりは叶わないでしょう?』
「そりゃ全キャストは無理に決まってる。でも、一人か二人ぐらいならいいみたいよ。もし希望なら口にしなさい。これって、ダメ元だけどね。」
『まだまだ僕みたいなペーペーに、そんな生意気に指名出来る女優さんなんていませんよ。多分、ずっとですけどね。』
「謙虚なのはいいけど、友達を広げなきゃ、どっかで壁にぶち当たるわよ。もし、そういう時に助けてくれるかもよ?」
『なるほど、そういうことですね。わかりました、意固地にならずに、その時は口にするようにします。』
食後、まだ時間があったのでコミック本を読んでみた。
すると、最初のページから数ページで出演に抵抗感が芽生えていた。
それをユイさんに伝えた。
『この作品、面白そうですけど、僕向きじゃないですね。』
「ん?まだ読み終わってないでしょう?どうして?」
『冒頭がNGですよ。キスシーンって、何ですか?絶対出来ませんって。』
「まだそんなことを考えてるの?優也さんって、3年も役者さんをやってるのよ。」
『あ、だって・・・』
「いいわよ言わなくても。ねえ、だったら私が奪っちゃおうか?」
『バ、バカ言わないで下さいよ。もう〜、マネージャーとそんな関係になったら、仕事が出来ませんよ。意地悪だなぁ。』
「ま、今のは冗談だけど、ようく考えてみて。今の計画だと、相手役に新人さんを起用するのよ、その子、初めてのドラマの最初にキスシーンよ。そっちの方がすごくない?」
『あ、そりゃそうですね。ん?だったら、企画倒れになっちゃうかもね?』
「このコミックの売れ具合によるわね。あまり人気が出ない時は、お釈迦?」
『そうなると、この作者、んーと、阿蘇真由美さん?ガッカリだろうけど。』
「そっち?作者さんのことを気遣う?だったらオッケーしなさいよ。この阿蘇って子、将来、超有名な漫画家になるかもよ?そしたら、優也さん、ずっと感謝されるんじゃない?」
『子って、若いんですか?よりも、知ってるんですか?』
「あ、いえ、知らないけど・・・こういうのを描く人は、若い人じゃないかなと思って。」
『そうかなぁ?このキスシーンなんて、結構リアルだよ。』
「ウフ、そういうのを見逃さないんだ?」
『何ですか?またぁ、そうやってからかおうとする?』
第18話をお楽しみに




