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3:大型魔獣との対峙
「グオォォォッ!」
大型魔獣の太い尾が、空を切り裂いて少年の身体を捉えた。
ドガァァン! と激しい破壊音が森に響き渡る。
少年は砲弾のような勢いで吹っ飛び、巨大な岩場へと真っ直ぐ叩きつけられた。
岩が砕け、塵が舞う。
岩壁にめり込んだ少年は、がっくりと首をうなだれ、ピクリとも動かなくなった。
「……うそだろ……」
仲間の一人が掠れた声を漏らす。
あの衝撃と音では、骨どころか内臓まで……。
「……クソッ!」
仲間たちは歯を食いしばり、武器を構え直した。
「いやあ、さすがに少し痛かったなあ」
首を押さえながら、少年がしれっと仲間たちの隣に並んで武器を構えた。
「え……?」
「……お前、今、吹っ飛ばされてた、よな……?」
仲間のその声に、少年は事も無げに答える。
「頭打ったし、ちょっと危なかったかも、ですねえ」
「危なかったで済ませるな!」
「あ、来ますよ」
少年は、軽やかに走って斬りかかっていく。
「いや、確かに……そうなんだが!」
――なんで!?
釈然としないまま、全員で魔獣に向かっていった。




