1-11:軍師の話術
いつもご覧いただきありがとうございます。
5周年記念、嬉しいのでもう1話。
家に戻ればすっかり朝食の支度は整っていた。自分で作らないということに少し落ち着かないものはあるが、こうして毎食用意してもらえることは有難い。エレナ、モニカ、そしてアーシェティアと朝の挨拶を交わし、ヴァンが朝食の席をともにすることに感謝を述べ、きちんと身なりを整えておいたことでお叱りもなかった。おそらく無意識だろうが、妊娠して酒のにおいに敏感になったモニカが、すん、と鼻を鳴らして確認しており、ヴァンと顔を見合わせて冷や汗が流れた。起こしてくれてありがとう、シュレーン。
「いただきます!」
ツカサの礼で皆が思い思いに食事を始めた。今朝はフレッシュチーズとチーズの練り込まれたパンのトースト、サラダに、ハムとスカイでは定番の朝食だ。バターをたっぷりと塗ってざくりとパンを齧る。それだって美味しいが、さらに美味しいのはフレッシュチーズを乗せてサラダを乗せた時だ。軽やかなミルクの風味とふわふわしたチーズの食感、そこにサラダのシャキシャキが混ざると心地よいものがある。しょっぱみが欲しければそこにハムを合わせればいい。
「お話はできたのかしら」
「大筋はもう大丈夫、丸一日借りて申し訳なかった。昼頃、シェイが来るはずだから、言祝ぎはその時にと思ってるんだけど。お昼寝とかするかな」
「大丈夫よ、有難いわ。あなた、アズリアの言祝ぎもわかるのでしょう?」
「もちろん、任せてほしいな」
ヴァンはエレナに対して敬意はあれど敬語は使わない。エレナもまた、医者の手配やお手伝いさんの手配など、ヴァンが率先して対応してくれているのを知っているので敬意を持って接している。お互いが友のように振る舞っていることもまた社交術なのだろう。友人として接することと、誰かの知人、友人と失礼に当たらない距離感で接することの大事さと難しさを、なんとなくツカサは肌で感じ取っていた。そんなツカサの服の袖をつん、とモニカが引いた。
「ツカサ、もう大丈夫? ……私じゃわかってあげられないこと、ヴァンさんたちに話せた?」
ツカサは目を見開いてしまった。内心のどこかで、わかってほしいけれど、わかってくれないだろう、わからないだろうと思っていたことを見透かされていて、それが通じる人と話せたかどうか、尋ねられるとは思いもしなかった。言葉を失い、変な笑みを浮かべてしまったツカサの頬をモニカがぺちりと注意するように当てられた後、指先で撫でられた。
「私ができるのは理解することじゃなくて、受け止めることだって、わかってるよ」
「モニカ……、俺、その」
「わかる努力はするけど、ツカサの周りはあんまりにも規格外だから、規格外の人を頼った方がいいんだもの。落ち着いた?」
「……うん」
モニカの手を握り、ツカサはゆっくりと瞬き、そしてやっと、微笑んだ。
「もう大丈夫」
ホッとモニカも微笑み、皆から視線を注がれていることに気づいて慌てて手を戻し、山盛りのフレッシュチーズをパンに乗せた。おなかすいてるの、と誰に言ってるのかわからない独り言を零しながら大きな口でパクパクと食べる姿に皆が笑った。
案の定少し食べ過ぎてしまったモニカは、食後、ソファでウトウトしていた。アーシェティアは散歩に行きたがったエレナに寄り添ってついていき、ホムロルルは出窓に取り急ぎ置かれたタオルの敷いてある籠の中でうたた寝、ツカサはモニカの背もたれになった。向かい側に座ったヴァンは優しい眼差しでそれを見守っていた。
「僕の婚約者もこんな感じでいるのかな」
「そうだ、家に戻らないの? 傍に居なくて怒られない?」
「傍に居るとそれはそれですごく怒られるんだよね。妊婦特有の夫嫌いらしいんだけど、居ないとそれはそれで怒られる。でも居ない方がマシって言われて、相変わらず戻れない」
そういえば、エレナがそういうパターンでツカサは家を追い出され、教員室で生活したのだった。とはいえ、ヴァンの家ではきちんと世話をしてくれる侍女もいれば、ヴァンの母親が付き添ってくれているので定期報告も受けており、あまり心配していないという。
「何かあれば精霊が守ってくれるし、シェイのお守りも渡したからね」
「あぁ、それなら安心だね」
地下闘技場で力を発揮したお守りを思い出し、ツカサが強く頷いた。家事をする合間、シュレーンはお茶を出したりお菓子を用意してくれたりと甲斐甲斐しく、ツカサはモニカの重みに心地よさを覚えた。しっかりと横になるよりも、何かに背を預けて眠る方がおなかが楽なのだと言われているので膝枕はしない。
すぅすぅと眠るモニカを起こさないように声を潜めながら、ツカサは朝風呂の時の会話を尋ねた。
「そういえば、軍と懇意であることを明かすって、どういうこと? 名を貸すって言ってたけど」
「うん、ほら、先の事変で【異邦の旅人】には解決に至るまで協力を得ただろう? ラングがメルシェツで王太子殿下の手紙を利用したこと、軍師ラスの名を出したことは、軍部では知られている」
そういえばそんなこともあった。あれは、ヘクターを利用して逃げ出したセシリー、今はセリーリャを追いかけて【黒のダンジョン】へ向かう道すがら、メルシェツの街を通った時だった。【夕闇の騎士団】なる軍人たちが我が物顔で街の食料などを奪っていて、その際、宿屋でラングとアルが一芝居打ったのだった。あの時、ラングは王太子の手紙を出し、それから軍師ラスの名を出し、軍人たちを牽制し、黙らせた。実際、ツカサたちは紙の通信魔道具を使って事態をチクっていたりなど、やっていたことに嘘はない。
そこまで思い出してツカサはヴァンへ確認するように声に出した。ヴァンが頷いた。
「そう、それだ。そのこともあって軍部では【異邦の旅人】の名がそこそこ知られている。それを利用しようかと思っているんだ。説明するから質問はあとでね」
まずは軍師の話を聞け、というやつだ。ツカサはモニカを揺らさないようにゆっくりと頷いた。
「王家が協力を求めるほどの冒険者、それだけでも貴族は手中に収めたがる。実は、あれからかなりの貴族が君たちに接触しようと目論んでいて、それを王太子殿下が止めている状態、というのが王家の実情だ。あの事変でラングが求めた報酬が【関わるな】だったからね、それを守っているんだ」
そんな話をいつしていたのだろう。とにかく、ラングが事前に手を打っていたことはわかり、ツカサは頷いて続きを促した。
「君たちを守るためにシグレ殿のお膝元であるイーグリスに居を、これは同様に、シェフィール商会の手配。元々考えていた冒険者の育成機関の案が、君の引き抜きを防ぐために役に立った。この契約期間を覚えているね?」
「まずは三年、それ以上やりたくないなら、離任給を支払って契約解除。……最初からそういう目的で声を掛けてくれたの?」
「いや、本当に冒険者の育成のためだった。王太子殿下が貴族からの盾になることは知っていたけれど、本当に手を出そうとしている貴族がいるということを、つい最近知ったんだ。噂話でもなんでも、流れてしまえば貴族は君たちに興味を抱く。だから、僕らにもそれを秘匿していた、ということでね。それもあって近々顔を出すと手紙を書いたんだよ。その話を聞いた時、先んじて君を任命しておいてよかったと思ったよ……」
ヴァンは少しだけ疲れた笑みを浮かべた。ツカサは何やらラングの先手と多くの人々のおかげで難を逃れていることはわかり、胸に手を当てて小さく礼をした。そうして前段を置いた上で、軍と懇意とは何か、というところに帰結した。
「軍師ラスの任期は確実にあと五年ある。その後もやらかしがなければもう十年は最高司令官を担うだろう。五年、軍師ラスの庇護を受けるのはどうか、という提案だ。質問、ここからはしてもいいよ」
「五年、その間に俺は俺で、学園で地位を確立させろってことだよね? それはわかった、でも、庇護ってなに?」
「ダンジョンや冒険者に関わる調査を依頼する指定パーティに、【異邦の旅人】を任命するんだ。そうすることで、【空の騎士軍】、および軍師ラスの抱えている冒険者である、という囲いが生まれる。利点としては貴族が手を出しにくくなり、欠点としては冒険者から「軍の犬」と言われる可能性がある。あとは、本当に調査が必要な場合、協力してもらうことになる」
形だけの後ろ盾を得るのではなく、行動が求められるのだ。ツカサは腕を組んだ。自分が貴族になるよりは楽ではあるが、協力を要請される可能性はゼロではない。キスクの世界へ渡る前、【魔獣騒動事変】で陽動を要請されるなど【前例】もある。しかし、最低五年、要請がない確率だってゼロではない。【空の騎士軍】の軍師と隊長たちは自身が最高峰の金級冒険者【快晴の蒼】でもあり、自分たちで調査をすることだってできるのだ。副隊長格であるツェイスやルーンたちも、冒険者証を持っている。天秤に置いた際、よさそうなのは「軍の犬」になることのように思えた。
「……ラングが居ればと思っちゃうんだよな」
先んじて【関わるな】と釘を刺していてくれた人。それがなければ今、既にどうなっていたのかわからない。学園の教師を引き受けた時のように、ラングは口出しをせず、ツカサに決断させただろうが、隣に泰然自若とした存在を感じたかった。それだけで胸の中が落ち着くのだ。ツカサは深呼吸をして腕を解いた。
「少し、考えてもいい? 突然すぎて」
「いいとも。ただ、時間があまりないことだけはわかってくれるかな。王家が止めていたとしても、搦め手を使ってくる貴族はいる。王家の目を盗み、イーグリスに入り込む奴らもいる。周知はできるだけ早い方がいいんだ」
「わかった。ところで、そうなるとヴァンのこどもは大丈夫なの? 婚約者問題」
「あはは、大丈夫、奥さんの故郷だってあるし、なんとでもなるさ。何より、本人がどうなりたいのか決めた時、それを実行できるだけの実力を得られるよう、親として協力は惜しまない。まあ、辺境伯領領主、跡継ぎとして指名はするけれどね」
ツカサが心配そうに気遣えば、ヴァンは柔らかな微笑を浮かべた。そこへ散歩に行っていたエレナとアーシェティア、それとともにシェイが来た。
「ただいま。シェイとそこで会ったわよ」
「おかえり、エレナ、アーシェティア。シェイさんもようこそ」
「あぁ、邪魔するぜ」
人が増えて賑やかな声にモニカが目を覚まし、ホムロルルも翼を広げてリラックスしてから席に合流した。紅茶と癒しの泉エリアの水で喉を潤し、それぞれの挨拶と歓迎、軽い談笑があってから、ヴァンの丁寧な言祝ぎがあった。ゆっくりと立ち上がったヴァンに皆が口を噤み、左手に右手を乗せ、それが開かれるのを見守った。
「読める者、我が名はヴァラシス・フェヴァウル。またの名をヴァン・リージュ・リジェータリア。祝福の祝詞を伝える者なり」
ツカサはもぞりと居住まいを正し、モニカもまた直した。顔を見合わせて小さく微笑み合い、ヴァンを見る。ツカサたちが落ち着くのを微笑で待っていたヴァンはすぅ、と息を吸った。
「さざなみを打つ黄金の小麦畑、稲穂の音に誘われ、汝らの糧となりし豊穣の加護を得て、愛しき子の命は宿る。子らが飢えぬよう、黄金のさざなみを聞かせよ。子らが泣かぬよう、豊穣の歌を歌わん。健やかなれ」
ヴァンが右手を差し出し、モニカが頭を垂れた。ツカサもそれに倣えばヴァンが近寄ってくる足音がして、髪に触れられた。掠るような、撫でるような、微かなものだった。再び離れていく足音がして息が吸われた。
「美しい黄金のさざなみを、汝らへ」
モニカが顔を上げる気配に合わせ、ツカサも顔を上げた。透明な水色の瞳がゆっくりと瞑られるのと同時、右手が左手に重ねられ、本が閉じられた。
ツカサはほぅっと息を吐いた。モニカもまた緊張が解けたように脱力し、また笑いあった。
「エレナ、汝は如何か?」
ヴァンは司祭としての顔で尋ね、エレナは少し悩んだ後、首を横に振った。
「祝福を与えてほしいのは、私とこの子だけじゃないの」
それは、そこにラングも居てほしいということだ。ラングがいつ戻れるかはわからないが、いずれ戻って来るというのを話すべきだろうか。話した方がいいだろうとツカサは思い、ヴァンが座るのを待ってからエレナに声を掛けた。まずは確認からだ。
「エレナ、あのさ、この間の手紙にこどものことは書いたよね?」
問われたエレナは視線を彷徨わせ、そっと逸らした。ツカサは絶句したあと、慌てて尋ね直した。
「え、待って、もしかして書いてないの? 書かなかったの?」
皆が困惑し、エレナに視線が注がれた。すっかり大きなおなか、予定日も目前に迫っている。シェイが眉を顰めた。
「正直に伝えた方がいいっつったよな?」
「わかっているけれど、聞かされたところで、あの人にはどうしようもないじゃない」
「エレナ、これ、つい最近わかったんだけど、ラング、戻ってこれるよ」
「だったら手紙なんて寄越さずに戻ってくるでしょう」
それはそうかもしれないが、神側の問題で時間が掛かっていて、などという話はエレナには関係ないのだ。事情を正しく知っているツカサには待つだけの理由にはなる、だが、エレナにとってはそうではない。けれど、ラングが知ったのならば、神の尻を蹴飛ばすくらいはするはずだ。ツカサが声を掛けあぐねているとヴァンが嫌われ役を買って出てくれた。
「エレナ、あまり厳しいことを言いたくはないけれど、手紙の間隔が長いことを考えれば、先日の手紙に書くべきだったんじゃないかな。こどもの名前だって相談できていないんだろう?」
エレナの手がぎゅっと握り締められた。わかってるわ、と呟かれた声は少しだけ震えていた。ヴァンは優しい声を心掛け、続けた。
「医者にしても、生まれた後の手伝いにしても、支援はいくらでもさせてもらうつもりだ。ラングもツカサもそれだけのことを僕らにしてくれているから、恩返しをさせてもらいたいからね」
責めてはいない、というのを言葉の端々からツカサは感じ取り、エレナもまたそれがわかってヴァンをゆっくりと見た。
「ツカサが言ったとおり、ラングはここに戻ってくる手段を得ているらしい。君の言うとおり手紙を寄越さずにさっさと帰ってこいというのも、気持ちはわかる。ただ、君たちが隣の大陸からこの大陸に渡ってくるまでにも、道を調べ、船を得て、それに乗り移動した時間があったように、同じだけラングにも移動の時間が必要なんだ。それは、目的があればあるだけ、早くなるものだ」
【自由の旅行者】の著者、ラスがスカイに居る。そうわかった時、ツカサたちはスカイへの移動を優先し、王都マジェタの迷宮崩壊から即座に逃げる判断へ繋がった。キフェルまでの道中ではぐれてしまい、ツカサは一度足を緩めたが、ラングたちが先に移動していることがわかり、再び足が速くなった。自分の行動に置き換えれば実感が湧く。エレナもその旅路を知っているのできゅっと唇に力を入れていた。
「次の手紙では、素直に書いたらいい。そうすれば、きっと、ラングはすぐに帰還するだろう」
ヴァンはそれ以上は言わなかった。ツカサは瞑目で礼を示し、ヴァンは口角を軽く上げて笑みを返した。さて、とわざとらしく空気を変えるように声を出し、ヴァンが席を立った。
「ツカサ、冒険者ギルドへ行こう。学園のことで僕らが声を掛けた方がいいんだろう?」
「あ、うん、そうだね。ちょっと行ってくる。モニカ、アーシェティア、エレナをお願い」
「うん、任せて」
ツカサはモニカの肩を撫で、エレナの肩を撫で、アーシェティアと頷き合ってから灰色のマントを持って外へ出た。ヴァンとシェイと門で合流し、ホムロルルを肩に乗せて歩き出した。
暫し無言、家から十分に離れたところでツカサは言った。
「ヴァン、ありがとう。俺だったらあんな風に話せなかった」
「いいんだ。ラングから任されたことを果たしているだけさ。ああいうのは一緒に暮らしている人が言ってはいけないんだ。家の中に逃げ場がなくなるからね。顔を出さなくなってもいい人間が引き受けた方がいい。それにね、君より言葉が上手い自信があるし」
パチンとウィンクされ、ツカサは笑った。
「ちょっと、初めて軍師の口の上手さを尊敬したかも」
「君って本当に容赦ないねぇ」
「口の上手さで人を丸め込むからな」
「シェイ、君は味方でいてほしいな?」
真ん中で怒った素振りを見せたヴァンを、両側から背中や肩を叩いたりして慰めた。ツカサは心から感謝しながらもう一度礼を言い、ヴァンは軍師の顔で胸を張り、笑った。道を歩きながら気になっていたことも尋ねた。
「エレナ、体は大丈夫そう? こどもも」
「問題なさそうだよ。ただ、あれだね、やっぱりラングの心臓になったものは、本来人が手を出してはならないものなのかも」
真面目な顔でヴァンが呟けば怖くなる。ツカサは風が独特の動きをして音を隠していることに気づきながら、ヴァンの向こう側に居るシェイを見た。
「シェイさん、大丈夫なのかな」
「本質を見た感じ、あれはきちんとラングの子だ。その点は安心していい。ただ、まぁ、生まれながらにちょっとした称号のようなもんはあるかもしんねぇな」
「オレ様は向こうで会ったラングしか知らねぇんだけどよ、いったいあいつに何があったんだ?」
ホムロルルに問われ、三人、顔を見合わせた。
「それは、本人に会えばわかる。僕らが言うことじゃない。エレナにも、君にもね」
結局、はっきりとした言葉は用いず、ヴァンもシェイもわかっていることを伝えようとはしてくれなかった。もどかしさも覚えたが、知って、何ができるのだろうという不安もツカサにはあった。それを感じ取ったホムロルルが嘴を寄せてくれ、ツカサは翼を撫でた。
ヴァンはシェイと顔を見合わせた後、ツカサに優しく微笑んだ。
「大丈夫、ラングの子も、君の子も、ヒトの子であることは間違いない。今はただ、その誕生を心待ちにするといいよ」
「そう、だね」
「さぁ、冒険者ギルドへ行こう! 済ませてしまわないといけないことが多いよ」
とんと背中を押され、ツカサは足を止めずに一歩を踏み出し、顔を上げた。
迎えて、喜んで、愛して、そう、まずはそこからなのだ。生まれてきた子たちがどんな運命だろうと、親としてできることをただやるだけで、そのための手段は多いはずだ。
ツカサはふぅと息を吐いて自分を落ち着け、ずんずんと先を目指して歩いた。
夜、眠くて忘れていなければ、明日も更新があります。(フラグ)




