お誘い
「リリカちょっと良い?」
「ゴメン!今日ベルと出かけるの。明日でもいい?」
授業終わりルカが話かけてきたけど、ベルとの約束があるので私は急いでいる。
「明日も用事があって…1日来れないと思う。」
「そうなの?寂しいな。」
「夜会いに行っていい?リリカと話がしたい。」
いいよと頷く。忙しいのに来てもらって悪いとは思うけど会えるなら嬉しい。待ってるねと別れベルの元へと急いだ。ココなのと紹介されたカフェは今話題のお店で、私も気になっていて今度ルカを誘って連れてきてもらおうと思っていた所だった。美味しかったら誘おう。
「殿下来てたらしいね。」
「そうなの。用事が終わったみたいで最後の授業の前に来てたわ。」
「私と寄り道して大丈夫だった?」
「ルカに話があるって言われたけど大丈夫よ。ベルと出かけるって言ったら、夜家に来てくれる事になって。」
ベルが何故が思案顔をしている。んーそれは大丈夫なのかと聞かれたけど、ベルが先に約束だったし変では無いと思う。
「話ってわざわざ家に来るほどの話?」
「ルカに言ったの。自分でも頑張るって。」
今日のエノア様との話をしてルカに告げた事を説明したら、ベルが深くため息を付いていた。
「鈍感もそこまでいくと酷よね。さすがに殿下が可哀想になってくるわ。」
「私ルカに酷い事をした?」
「今の殿下はリリカを甘やかすために生きていると言っても過言では無いわ。それなのに…出会ったばかりの男に言われて突き放すなんて、生き甲斐を取り上げるようなものよ。」
えぇそんな訳ないよね?ルカが私を甘やかすために生きてるなんて…でも自立したいし。
「殿下に謝って一緒に居たいから見守りながら助けてねって、上目遣いで言うのよ。目をキュルキュルさせながら可愛くね。。これで手助けされながら見守ってもらえるから。わかった?」
なるほど。さすがベルだわ。自分でやるから!じゃなく、やってみるから助けてねなのね…言い方が悪かった事に反省をする。
「悶絶する殿下も見れるしお得ね。そんなお姿なかなか見れないわよ。」
「ルカは悶絶しないと思うけど…目をキュルキュルね。頑張る。」
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来賓室でルカが崩れ落ちている。夜来てくれたルカにベルが教えてくれた通りやってみたら、顔を手で覆い崩れ落ちてしまった。これが悶絶?
「誰にそんなの教わったの?」
「…ベルです。キュルキュルがポイントだと。」
「それ私以外にしないでね。もう本当勝てなくてツライ…降参です。見守るから困ったら私を頼ってくれる?」
「もちろん!!あ、お茶淹れるね。座って。」
ありがとうとソファーに足を組んで座るルカは、絵画のようで綺麗で格好良い。
「ベルに甘やかすのが生き甲斐だから、取り上げるなって怒られたの。そんな訳ないよね?」
お茶を飲んでいたルカがゴホッと咳込む。生き甲斐だね、死んじゃうから取り上げないでねと笑っている。もう本当どこまで本気かわからない。
「マリアーベル嬢は本当憎たらしいくらいに把握しているよね。マックスにしっかりした婚約者がいて安心だよ。」
「マックス様とはずっと一緒なの?」
「5歳くらいで顔合わせしてからだから長いね。留学も一緒だし本当の兄弟より兄弟みたいだよ。」
ルカには弟と妹がいると聞いている。ルカと一緒であまり表舞台には出てきていない。陛下ご夫婦がそういう方針を取っていると。
「もう1つ話があって、今度王宮でパーティがあるんだ。リリカ一緒に出て欲しい。」
「私?私でいいの?」
「令嬢の知り合いリリカかマリアーベル嬢くらいだから。そうなると当然リリカだよね。お願いします。一式贈るから受け取って欲しいな。公爵には許可貰ってあるから。」
「わかった!練習して勉強しとくね!ルカに恥をかかせないよう頑張る!!」
頼ってくれた時くらいは頑張りたい。その時家族紹介するねって。家族…それ皆王族だよね?!えぇ…私大丈夫かな?
「そういうリリカが大好きだよ。頑張り屋で可愛いから甘やかしたくなるんだ。」
「私もルカ大好きだよ!」
嬉しいよありがとう。ちょっと違うけどねって。また謎解き?高度過ぎる。ルカはお父様に挨拶をして帰って行った。




