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第7翼~ミステリー・ツアー~


学校-廊下

 前方から理緒が歩いてくる

 多少の治療の後が残っている

理緒「おはよう~。」

 辺りに笑顔で手を振りながら

 歩いている

 そこに一人の少女が駆け寄ってくる

由貴「おっ、理緒じゃん、久しぶり~。」

 そして、理緒にじゃれつく

理緒「久しぶりです~。」

 理緒が相変わらずの笑顔で言う

由貴「どうしたの~?最近、見かけなかったけど~。」

 理緒の怪我を見て心配そうに言う

 平気そうにしながら

理緒「あぁ、任務でね。由貴は、任務とかは?」

由貴「俺は特にないんだな。これといっては…」

 そこに花音が来る

 駆け寄ってきて、二人を見て

花音「よぉ~、二人とも…って、あんた等…」

理緒「おはよう、花音くん。」

由貴「なんだっていうんだ?」

 由貴は、まだ理緒にじゃれついている

 それを見て、楽しそうに

花音「なぁ、あんた達、そうしていると、ロリコンみたいだよ。」

 それを聞いて二人同時に

理緒「私は幼女じゃないよ!!」

由貴「おれはロリコンじゃないぞ!」

 かぶさる

花音「はいはい…。」

 呆れた風に言う

 そこに池上が来る

池上「は~い、ユー&ガール。」

 先生が言う

 それに対して

理緒「おはようございます。池上先生。」

池上「いいところであいました~。」

 先生が嬉しそうにしている

 いやな感じがしてさけようとするが、

理緒「なんですか?」

 理緒が普通にこたえる

 花音・由貴、両名逃げ出そうとするが、

 先生につかまる

池上「ユー達は、青薔薇でしたよね。」

理緒「はい。」

花音「あぁ…」

 花音もあきらめて従う

 由貴も仕方がなく従う

池上「では、おねがいがあるのですが…」

由貴「任務か?」

 池上が口の前で指を振り

池上「違いま~す。個人的な調査で~す。」

理緒「調査…」

池上「お願いできますか?」

花音「…内容にもよるが…」

池上「では、話しま~す、」

 延々と話し始める

地下

 たくさんのビジョンが映し出されている

 どうやら、管理塔のようだ

 現在、映し出されているのは、花音・理緒・アイズ・由貴

 そして、シルエットだけの人間の合わせて六人

セト「…“     ”は、元気にしているようですね。」

 全員の成績表(?)が映し出されている

 そして、エネルギーの派生も映し出されている

セト「…なるほど、実験は成功に近いですね…。そして、残りも。」

 別なシルエットが映し出される

セト「十二神宝珠に近い力を人工的に作り出す…成功のようですよ。柊博士…」

 それと共に

 闇が侵食していく

 そして、消えていく

学校-授業中

 みんな寝ていたり、別なことしていたり、

 弁当食べてたり、まじめに勉強している

池上「では、次の問題を…」

 辺りを見回して言う

理緒「(M)あたりませんよ~に。」

 理緒が心の中で祈っている

 それを見透かしているように

池上「ミスター…」

 理緒の服装を見る

 そして言い直す

池上「ミス、音羽~、次の文を読みなさ~い。」

理緒「はぅ~。」

花音「(M)ミスね…まぁ、あの格好じゃぁ~ね、そういっても仕方がないか。」

 理緒がしぶしぶ立ち上がる

 そして、教科書を開く

池上「あと…ミスター由貴。」

由貴「はい…」

 由貴も立ち上がり、

 教科書を開く

理緒「Goodmorning,Mr.Yuki」

 片言の英語で言う

 由貴も同じように

由貴「Goodmorining,Mr.Otowa」

 会話文を読んでいる

理緒「How do you feel today?」

由貴「About the same」

 身振り手振りもしている

理緒「Oh, could you sleep well last night?」

由貴「No,I could’nt. It was my first night in the hospital.」

 読み終える

 池上はぼーっとしている(?)

理緒「先生?」

 理緒が先生に声をかける

 池上は相変わらず無反応

由貴「…先生!!」

 由貴が大きめの声で言う

 それでようやく気づく

池上「なんですか~?」

理緒「読み終わりました…」

池上「では、座ってくださ~い」

 由貴・理緒が席に座る

 そこで、ちょうど、チャイムが鳴る

 みんなが教科書をしまい始める

池上「では、今日の授業はおしまいで~す」

 池上が教室を出て行く

 それで、教室が騒がしくなっていく

放課後-新聞部の部室

 理緒・由貴・花音が座っている

 その対面に省吾が座っている

省吾「そっかぁ~、おまえらがね~。」

 省吾が笑顔で言う

 何やら楽しそうだ

花音「なに楽しそうな顔してんだよ!」

省吾「い~や、別に~。」

 後ろでは麻生が怒っている様子

理緒「それで…」

 理緒が切り出す

 それに対して麻生が

月影「駄目です。」

 瞬時に否定する

花音「何でだよ!こうしておれ達が頭を下げているのに!」

 机をバンと叩いて立ち上がる

月影「誰が頭を下げたんですか!」

花音「あぁ?いつだっていいだろ!」

月影「それが、人に物をお願いする態度ですか!?」

 喧嘩している二人の傍らで

省吾「…そうだな。いっしょに行くか。」

 省吾が勝手に引き受ける

 理緒の顔がパァーッと笑顔になる

理緒「ありがとうございます!」

 理緒が省吾の手をつかむ

 そして、上下に振る(?)

 省吾は顔が真っ赤になっている

由貴「(M)…こんな奴らで役に立つのか?」

 由貴だけが疑問を抱えている

 傍らでは相変わらず、麻生と花音が言い合いをしている

アンジェの研究室

 アイズとアンジェがいる

アンジェ「なるほど…インセクト・キマイラの発生ですか…」

アイズ「えぇ。」

 アイズたちが報告書を出している

 例のメルネスについての書類に関しては何も書いていない様子

アンジェ「わかりました。今回の任務はこれでおしまいです。初任務お疲れ様です。」

アイズ「後は、待機しています。」

 アンジェの携帯がなる

 携帯を手にとり見る

アンジェ「…ゆっくり休ませて上げたいのはやまやまなのですが…」

 携帯から何かを具象化させる

 そして、それを手にとり

アイズ「任務ですか?」

アンジェ「えぇ、例の研究所から、大量のモンスターが発生したそうです。」

 具象化したものをアイズに渡す

アイズ「なるほど、これが俺の任務か…。わかった。」

 それをもって部屋をでようとする

アンジェ「待ってください。今回の任務は私がつきます。」

 アンジェがアイズを呼び止める

アイズ「あんたが?」

アンジェ「えぇ、後は、亜衣も呼び出されているはずです。」

アイズ「(ため息)

 アイズがため息をする

アンジェ「では、行きますよ。アイズ君。」

 出発を促す

 とぼとぼではあるが、歩き出す

リコ「マスター、急ぎましょう。」

アイズ「…そうだな。」

 リコの言葉で走り出す

 アンジェはその後をついていく

放課後-廊下

 相変わらず花音・麻生は言い会いをしている

 理緒・由貴・省吾は楽しそうにお話をしている

 そして、立ち止まる

理緒「ここですか?」

 理緒が質問をする

 何の変哲もない場所

 単なる部屋

省吾「おい、あんた!」

 麻生に向かって言う

 麻生は嬉しそうに近づいてきて

月影「なんですか?省吾さん。」

省吾「七不思議の一番目って、ここだよな。」

 その言葉に対して

月影「えぇ、そのとおりですよ。ここが、一番目の不思議。」

由貴「“暴風の間”」

 由貴がその言葉を言うと

 花音が言い足す

花音「窓も空いていないのに勝手に風が起きるって奴だな。」

 そういうとドアをしめる

 すると雷鳴が起こる

理緒「キャッ!?」

 理緒が省吾に抱きつく

省吾「(ため息)…単純だな。」

理緒「えっ?」

 理緒が省吾から離れる

 省吾が歩き始める

由貴「…本当にこれが、七不思議?」

月影「あははははっ、こんなもんですよ。」

 花音だけが理解不能

花音「何言ってんだ?」

 省吾が近くの戸棚を空ける

 中から人間が転がって出てくる

省吾「やっぱり…」

 その人間が眼を覚ます

祐里「(欠伸)よく寝た。」

 腕を上に伸ばす

 そして、立ち上がる

 全員唖然としている

 辺りを見回しながら

祐里「なぁ、あんた等何しているんだ?」

省吾「…馬鹿馬鹿しくて話す気にもなれん。」

どこかの研究所

 入り口からモンスターが大量にいる

アイズ「この前とは、違うな…」

 気配も何もかも違う

 そして、モンスターが溢れ返っている

リコ「うん。まるで、別な場所だよ…」

 それに対してアンジェが言う

アンジェ「えぇ、そうですね。ここは、別な場所ですよ。」

 真顔で言う

 リコは理解できず、

リコ「何言ってんの?」

 アイズが難しい顔をして

アイズ「なるほど…そのようだな。」

 アイズも気づく

アンジェ「…ディメンジョン・エリアー。ここは、誰かに作られたみたいですね。」

 改変された空間

 中からはモンスターが溢れている

 そのモンスターが二人の存在に気づく

アイズ「“煌き放つ、一閃の刃、このみに纏わん”」

 敵の攻撃とほぼ同時にユニオンする

 そのときに生じる光が、敵の攻撃をはじく

アンジェ「今回は私も本気で行きますよ。」

 アンジェも淡い光を放つ

 それと共にユニオンする

魔物「キィー!?」

 魔物が攻撃を仕掛けてくる

リコ「“光を閉ざせ!”」

 魔物の体が切られる

アンジェ「弱いわね。」

 アンジェが魔物を殴り飛ばす

 それと共に魔物は何かに貫かれたようなダメージを負う

アイズ「さっさと奥に行くぞ!」

 光の線が無数に現れる

 そして、敵を切り裂いていく

放課後―プール

 辺りは夕闇時

 オレンジ色の空が続いている

 場所によっては、暗闇が続いている

省吾「ここが、第二の場所だな。」

理緒「ここが…」

花音「夕方、プールで泳いでいると…って奴だね。」

 頭で顔を覆いながら

省吾「あぁ、しかも女性だけがナ…・」

 半分呆れている

 と、いうより気づいているのかもしれない

 幽霊(?)の正体に…

由貴「で、どうするんだ?」

 麻生が猫かぶりしている

省吾「あんたがやれ。」

 麻生を指差す

月影「えぇ~、どうしてですか~!?」

省吾「あんたになら、任せられる。」

 省吾が断言するよりも早く

 麻生が既に水着

花音「さっさとやれ!」

 プールに蹴り落とす

理緒「…出てきますかね…」

省吾「大丈夫。出てくるさ。」

 麻生が立ち泳ぎをしている

月影「(静かに)…なんか乗せられたような…」

 プールサイドでは、花音が座っている

由貴「っていうか、こんなんで本当に出てくるのか?」

花音「だよな~。」

 プールの底に影が現れる

 それが麻生に近づいていく

理緒「出ました…」

 麻生の足がつかまれる

月影「…出たようですね…とどめです!」

 まとわりつく手を振りほどき、

 そして、上空に飛ぶ

花音「…心配要らないみたいだな。」

 上空から光の波動を放つ

月影「“魂の矢”」

 光がその影を捉える

 その反動で水が波となり

 辺りに散る(?)

省吾「…さて、捕獲しますか。」

理緒「ゆっ…幽霊をですか?」

 省吾がプールに飛び込む(既に水はなし)

花音「怖くないのかよ!」

 省吾がその影を取り出す

省吾「…ほれ!」

 その影を花音の方に投げる

花音「キャッ!?」

 花音が由貴に抱きつく

 由貴は唖然とするが、正体に気づき

由貴「おい…こんなのが怖いのか?」

 花音も見る

 瞬間、顔を真っ赤にして

花音「はぁ?」

 次の瞬間、離れる

花音「ごめん!」

 由貴に謝る

理緒「…また…ですか。」

 全員が呆れている

省吾「…なぁ?七不思議の調査どうする?たぶん…」

由貴「…そうだな。このままいくと、すべて・・」・

 全員が気づき始める

月影「…七不思議が出来たのは…」

 一つの事実に

省吾「あぁ、だが、5不思議なら、こいつが入学してからだ。」

理緒「では…後から出来た二つだけを調べましょう。そうすれば、こいつとは関係ないかも。」

省吾「くすっ、そうだな。」

 次の場所に向かおうとする

月影「…こいつどうする?」

由貴「…転送しておこうぜ。今回の犯人ですって。」

 携帯を取り出す

 そして、操作すると

 携帯から光が溢れて、祐里を捕らえる

 そして、消える

花音「…いこうぜ。」

月影「…そうですね。」

研究所-最奥

 モンスターの屍が多数ある

 彼らが殺したようだ

亜衣「炎竜!」

 赤い矢を連続で発する

 赤い矢は炎を纏い攻撃する

魔物「ギーぃ」

 魔物が次々にダメージを受けていく

リコ「“一閃の力、敵を切り裂け!”」

 アイズの周りに光の線がまとわりつく

 その線がアイズの周りをグルグルまわる

アイズ「“瞬閃”」

 光の線が魔物を切り裂いていく

 魔物がほとんど壊滅する

アンジェ「これで、今回の任務は終わりですかね。」

 辺りを見回して言う

 モンスターの気配もほとんど感じない

 あらかた片付いたっぽい

亜衣「楽勝だったポン。」

 次の瞬間、敵の攻撃がヒットする

アンジェ「ぐっ!?」

 アンジェがそのまま勢いよく壁に激突する

 かなりのダメージのようだ

亜衣「先生!?」

 亜衣がアンジェに駆け寄る

アンジェ「(つらそうに)…私は…大丈夫…それより…」

 血を吐きながら言う

 体中も血だらけになっている

アイズ「誰だ!」

 その言葉と共に光の線が敵を捉える

 だが、その光の線ははじかれる

凍夜「…はじめまして、青薔薇…。」

 アンジェが敵を見て驚く

アンジェ「おまえは…」

凍夜「おや、アンジェリカ…お久しぶりですね。」

 凍夜の周りには邪悪な気配が立ち込めている

アンジェ「どうして…おまえが…」

 アイズの方を見て

凍夜「面白そうなものを見つけましたんでね。」

 アイズは凍夜の放つ重圧だけで、立つこともままならない

アイズ「くっ…」

 それでも光の線は生きている

 光の線が凍夜に攻撃する

アンジェ「やめるんだ!アイズ!」

 アンジェが制止の言葉を放つが

 攻撃は止まることなく凍夜に向かう

凍夜「やはり、あなたが一番のお気に入りですよ。アイズ君。」

 アイズに近づいていく

 アイズは動けないまま

アンジェ「くそっ!」

 アンジェから光が溢れる

 アンジェの怪我が治っていく

凍夜「…邪魔はしないでください。アンジェリカ。」

 笑顔で言った瞬間、

 アンジェに無数の傷がつく

 どれもが致命傷となる傷

アンジェ「くっ…」

 そして、そのまま気絶する

亜衣「(M)怖い…怖いポン…。」

 亜衣は動けず震えている

凍夜「邪魔さえしなければ、何もしませんよ。」

 笑顔で言うと

 次の瞬間、亜衣にも重圧がかかる

亜衣「くっ…」

 まったく動けない

アイズ「(M)先生…亜衣…」

 アイズにも光が宿る

 呪われし力が募っていく

リコ「(M)駄目!マスター!」

 どんどん闇が募っていく

凍夜「(M)その力です…」

 凍夜が更に近づいていく

 閃光が走る

凍夜「なっ…」

 それと共にアイズの闇も浄化される

アイズ「くっ…」

 アイズはそのまま倒れる

凍夜「この光は…」

 光の弾丸が、凍夜を襲う

 凍夜はそれをすべてはじけとバス

嘉穂「なるほど、あんた強いな。」

 今度は凍夜が攻撃する

凍夜「あなたもね。」

 闇の弾丸が嘉穂を捉える

嘉穂「任務じゃなかったら、戦いたくないほど強い。」

 すべて受け流す

アイズ「(M)これが…嘉穂の力…全能の…」

 アイズの意識が薄れてゆく

 そして、大爆発

池上先生の研究室

 理緒・花音・由貴がいる

理緒「はい、レポートです。」

 池上は受け取り

池上「サンキューで~す。」

 そして、ペラペラめくり内容を確認する

花音「で、俺達に何をさせたかったんだ?」

 飾り気のない言葉で言う

池上「そのことですか…。」

由貴「えぇ、先生の意図がつかめません。」

 理緒だけはわかっているような顔

池上「ミス、理緒ならわかっているんじゃありませんか?」

 由貴・花音が理緒を見る

理緒「…由貴君が、アイズ君のかわりなんですか?」

 直球でこたえる

 池上は頷く

由貴「…なるほどな。それなら、合点がいく

花音「はぁ~、これからのメンバーはロリコンとか…」

 由貴が怒って

由貴「はぁ?誰がロリコンだって!?」

理緒「だから、私は幼女じゃないよ!」

花音「…見えるんだから仕方がないじゃん。」

 3人の会話を聞いて

池上「その様子なら、問題ありませんね。」

 別な報告書も見ている

 どうやら、省吾からのらしい

花音「問題ありありだよ!」

由貴「どうして、こんな奴と!」

池上「習うより慣れよ!です。」

 3人が経ちつくす

理緒「…意味が違いますよ…先生。」

池上「そうですか?」

由貴&花音「(ため息)」

研究室-前

嘉穂「大丈夫ですか?」

 全員の治療を終えて座っている

 最初に気づいたのはアンジェ

アンジェ「…あなたが…」

嘉穂「あぁ、凍夜は逃がしてしまいましたけどね。」

アンジェ「そうですか…」

 アンジェはほっとしている様子

嘉穂「今回の特別手当、期待していますよ。」

アンジェ「学長に伝えておきますよ。“    ”」

嘉穂「えぇ、よろしくお願いします。」

 嘉穂が去っていく

 引き止めて

アンジェ「…効かないのですか?」

嘉穂「他人の事に興味はありませんから。」

 笑顔で言うと去っていく

アンジェ「…二人を運びましょうか。」

 アイズ・亜衣が光に包まれる

 そして、運んでいく

夢の空間

庚「姉さん。あなたの夢…壊さしてもらうわ。あなたは、私の大事な姉ですからね。」

 ビジョンが消えていく

 それと共に別なビジョンが現れる

庚「私は、あなたが愛しいのだから…」

 夢の空間が崩れていく



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