第二
第1翼~~
広い大地に立ち尽くす人々
辺りには同じように大地が続くだけ
そして、果てには山が見える
それだけの空間
真田「――で、今、ここにいないのは誰だ?」
その声に反応して、元気よく手を上げる
そして、甲高い声で
秋月「はいは~い!!」
手を振り、人一倍目立つ
真田「アキヅキ…さんでしたか?」
秋月「はい☆えっ~と、タッチャンが――」
関「“そんなのに入ったら、魂吸われる~”」
秋月「って、言って帰っちゃいました。」
満面の笑みで答える
真田「…関 龍也、――で、他には?」
ノートを取りだし、述べる
月影「えっ~と、理緒さんが――」
理緒「――“私はに翻弄されたくありません”」
月影「って、言って帰りました。そして――」
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花音「“理緒が出ないなら、どーせ、グループになれないから、帰る”」
月影「だそうです。」
それを聞いて
真田「いや、三人ならいいんだ。風祭から聞いている。」
それを聞いて
自分の知らないことであったため、
すこし顔が膨れる
月影「そうですか…」
静かになる
真田「じゃぁ、今日の授業だが―――」
寮-理緒・アイズの部屋
花音が寝転がり、
アイズが椅子に座り、
理緒が、地べたに座っている
花音「――で、作戦は?」
一枚の紙を取り出して
理緒「敵の能力について、未知の部分はありますが、あらかたまとまってます。」
そして、三人が集まる
アイズ「敵の能力が、わからない以上、これだけでは不安ではないか?」
瞬時に、問題点を見付ける
それに対して
理緒「大丈夫ですよ。裏面を見てください。」
裏返す
綿密な作戦が四つ書かれている
花音「ここまで、する必要あんの?」
作戦について言う
理緒「ここまで、しないとだめだな。もしもの場合も想定してですよ。」
アイズ「そうだな。」
リコが明るく
リコ「まぁ、いざとなったら力ずくで行きましょう。」
それに賛同する人々
理緒「そうですね。最終手段はそうですね。」
理緒もそれに対して、言う
ショウ「で、いつ実行するんだ?」
理緒「今日の夜にでも行きましょう。」
花音「善は急げっていうからな。」
アイズが扉の方に向かって
アイズ「では、アンジェに言って来る。」
アイズが出て行く
理緒「…もしもの場合は、リコ・花音、頼みますよ。」
理緒が二人に向かっていっている
理緒の能力では、不安があるからだ
と、いうよりも理緒の能力は、今回、脱出に使う予定だからだ
花音「任せておいて★」
花音が笑顔で答える
便りにされるのが好きだからだ
そして、リコも
リコ「はい♪」
放課後-帰り道
ブラッティ・クロスのメンバーが歩いている
秋月「はい、タッチャン。」
一枚のプリントをわたす
それに目を通す
関「なんだ?これ。」
となりで
魄童「翼の授業の課題だな。」
関がいや~な顔をして
関「なんでだ!?」
秋月「タッチャンが、サボるからだよ。」
満面の笑みで答える
努「しかも、理由が“魂吸われる”じゃぁ~ね~。」
苦笑しながら言う
それに対して
関「はぁ?オレは、“補習があるから、休んだんだぜ”」
魄童が考えながら
魄童「そういえば、タッチャンは、そんなのがありましたね。」
関「で、誰だ?そんないいわけをいった奴は。」
努が秋月を指差す前に
努が吹き飛ばされる
秋月「いま、吹き飛んだ奴が言ったんだよ。」
関が武具を構えて
関「ほぉ~、そうか、そうか。また、この変態の所為なのか」
乱龍丸が具象化される
努は壁に激突して、気絶している
魄童「(小さめに)まったく…あなたという人は…」
秋月に向かって言う
秋月も小さめに
秋月「いいじゃないですか。いつものことだし♪」
関の周りに黄金の気が流れる
髪も上方向に逆立っている(?)
関「覚悟は出来ているな。」
乱龍丸から、謳が流れる
乱龍丸「“氷よりも冷たき者、汝を戒めし者。全てを解き放つ刃となれ!”」
乱龍丸の刃が透き通るような氷の刃になる
そして、氷の粒が辺りに散らばっている
と、努が何かを唱え始める
努「“とちいめ結ばん。すぶぶ乱を美しめ、溢れる思いのしらしめらん”」
努の体が光を上げていく
無敵モードに変化
いつものパターン
努はその身に危険が迫るとオートで、呪文が始まる
それは、自動であるが故に起きる能力
普通では、その身に宿す翼を見ることすら出来ないのに
関「“蒼氷粒”!?」
凍れる刃より生まれる
氷気が、辺りを凍らせ、対象をも凍らせる
そして、一気に切り裂く
努「ぐふぁっ!?」
普通の人間なら致命傷の傷
腕一本が吹き飛ぶ
が、次の瞬間には、再生をはじめる
秋月「さぁ~て、今日は帰りましょうか♪」
全てが終わるのを見届けてから、話しかける
もっと前に話しかければ、
努のダメージはほぼ、ぜろだったはずなのに
魄童「そうですね。」
魄童も全てが終わってから、話しかける
どちらにしても、止める力などないのだが…
努は現在再生中
笑みを浮かべている
いい夢でもみている様子
関「あぁ、帰ろうぜ。」
それにより、帰っていく
努をその場に残して
夜―廃屋
辺りは闇に伏している
灯り一つ無い空間
ただ、月明かりだけがわずかにある
そして、後は、理緒と花音が持つ懐中電灯の灯りだけ
理緒「ここですね…」
花音「ほ~んと、不気味だよね~。」
いつもとは立場が逆転している
いつもは、花音が前で理緒を護り、
理緒が後ろにいるのだが、
今日は逆なのだ
ショウ「…間違い無い――敵の気配を感じる。」
ショウが何かを感じている様子
人間で無い何かを
なぜか、ショウには探知能力があるのだ
理緒の推理能力と対になっているかのように
理緒は、天才的な推理能力を持つ
それに対して、対となるべくそんざいのようだ
理緒「そう。間違いはなさそうですね。」
花音「まったく~、」
ため息混じりに言う
次の瞬間、辺りに一気に緊迫が走る
そして、辺りの地盤や壁が破壊されていく
理緒「来たようね…」
変化に対して、先に気づく
そして、姿を現す
NO.47「ほぉ~、翼を持つ者ですか。」
翼のような形状
人間に近い形
花音「こいつが…」
ショウが分析をしている
理緒「どう?」
ショウ「間違い無い。奴が今回のターゲット」
花音が瓦礫に振れている
すると瓦礫が、47に向かい飛んで行く
理緒「(M)花音――少しでも時間を稼いでください…それが、この作戦の重要なことです。」
理緒がマジメな顔で答える
そして、二人の戦いを見守っている
花音「行きますよ。」
瓦礫が次々47に向かう
47「なるほど、君の力の源はわからないが、物質を操る能力。」
敵の考察力も高い様子
敵の能力は、未知―――だが、敵はこちらの能力を瞬時に分析して最善をつくす
理緒「(M)こちらの方が分が悪い…でも、まだ勝てる」
理緒の眼には光が宿っている
希望という光を
花音は押されている振りをして、
ある場所に移動している
花音「くっ…」
それなりのダメージを負っているが、
何度も同じようなことを繰り返している
それが、ことごとく47には通じない
しかも、まだ能力は使っていない様子
47「何をしても無駄だ。」
全てを破壊している(拳で打ち落としている)
理緒「(M)後少し…」
廃屋の部屋
花音「いっきに貫きます!」
最後の一撃を放つ
47「ぐっ・・」
その一撃により、吹き飛び
予定通りの部屋へと押しこむ
理緒「よし、今だ!」
部屋中に光の線が無数に張られている
そして、47が入った瞬間に全てが解かれる
47「ぐっ…ぐふぁっ!?」
47の体に無数の傷がつく
所々、致命傷的なダメージである
花音「成功だな♪」
花音が笑顔で言うが、
理緒がマジメモードをとかずに
理緒「まだだよ。次の準備を。」
花音「(渋々)はいはい。」
花音が辺りに触れる
そして、謳を唱える
花音「“我が身宿る精霊よ。物質に宿る力よ。内なる身に宿り、我が思いとなれ。”」
辺りの物質に光が宿る
花音は膝をついている
そして、合図を待っている
理緒「…よし!今です!」
煙が張れて、敵の影が見えたところに
花音の能力によって、辺りの瓦礫・及び壁を全て敵に向ける
更に、一度使った光の筋が再発する
全ての攻撃により、物凄い粉塵がおきる
また、建物の崩壊が始る
次々に崩れていく
理緒「“真紅の衣まといて、再生と破壊を紡ぐもの纏わん”」
詠唱速度を上げて言う(高速詠唱)
理緒の背に真紅の翼が広がる
ショウ「花音さん、掴まってください。」
理緒が手を伸ばしている
花音「あぁ、さっさと脱出しようぜ。」
花音が理緒の手を掴む
それと同時に空へ飛びあがる
省吾の家
母「…ホムンクルス。」
何かが走ってくる
省吾「母さん!場所は?」
父「行くのか?」
省吾に問い掛ける
省吾の衣装は正装
そして、顔を隠すようにしている
省吾「あぁ、これ以上、犠牲を作らないためにな。」
省吾が、そう転移される
母「これでいいんですよ。あなた。」
父「おまえが言うのなら…」
廃屋-外
廃屋が完全に崩れている
そして、その前に二人が立ち尽くしている
花音「終わったな。」
理緒「えぇ、私のカレキュレイトはココまでです。もし、これで、生きていたら…」
不安を残す
これで片付けられなければ、
あとは強攻策のみ
理緒とショウのユニオンがぶれ始める
47「(笑い声)」
瓦礫が吹き飛ぶ
花音「なっ!?」
生きていたことに驚く
理緒「花音君…どれくらい戦える?」
花音「あと、一回かニ回が限度…」
花音が弱気な発現
47「どうした?もう、おしまいか?」
与えたはずの傷が全て癒えている
完全な状態でいる
理緒「では、花音君には、アイズ君を探してきてください。」
理緒が最善策を考える
ユニオンがぶれている
花音「…いや、オレも戦うよ。理緒だけに任せていられない」
花音が辺りを見渡しながら地面に触れる
そして、大地自身を操る
理緒「まったく…ショウ、力の制御なんて考えないで、全力で行くよ。」
翼の色が真紅から、蒼に変わる
そして、輝きを増す
大地が荒れ、47に襲いかかる
理緒「さっさと、行きますよ。」
羽根が舞い、敵を打つ
与えた傷が再生をはじめる
47「無駄だ。キサマ程度ではな。」
47はまったくの無傷
と、次元が変わる
省吾「ふぅ~、やっと見付けたぜ。」
理緒「なっ…」
伝説状の姿
花音「まさか…シュウ?」
学校ふしぎの一つ
省吾「あんた等が、あまりにも弱いんでね。」
武器が剣になり、一瞬で、敵を切り裂く
47@「ぐふぁっ!?」
傷は再生することなく
そのまま消滅していく
理緒「すごい…」
省吾「あんたらの試験がこれだったなんてな。」
花音「えっ!?」
省吾「これは、特Sクラスの仕事だぜ。」
理緒「マジですか?」
省吾「あぁ、敵はホムンクルスだからな…って、お喋りはおしまいだ。じゃぁな。」
消えていく
理緒「…なんだったんだろう…」
花音「まぁ、いいじゃん。これで、試験は合格だね。」
光が満ち溢れる
アンジェ「いえ、こちらの不具合があったとしても、不合格です。」
花音「どうしてだよ!」
先生に突っかかる
アンジェ「シュウに手伝ってもらいましたよね。だから、次の試験はこれです。」
違うプリントを渡す
今度は、きちんと試験用のプリントだ
理緒「(ため息)」
アンジェ「ですが、今回の報酬は出るそうです。ホムンクルスを破壊したのですから。」
理緒「本当ですか?」
アンジェ「うそをついてどうするんですか?」
花音「やったぁ~!!」




