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第4翼~隠された力~


島

 魔物に囲まれている

花音「(欠伸)なんで、朝から~!」

 魔物が次々に攻撃をしかけてくる

キール「ほんと、うざいわねー!」

 キールの片腕が

 鎌になり、敵を切り裂いていく

由貴「ほんとだよ、こんなに朝早くじゃ、ユニオンは出来ないし・・・」

 由貴はナイフで戦っている

花音「本当に役立たずなんだよね!あんた達。」

 石つぶてが敵をなぎ払っていく

キール「うるさいわね!別に私のせいじゃないでしょ!!」

 鎌で切り裂いていく

由貴「っておい!すべて、オレに責任があるような言い方するんじゃない!」

  敵を格闘技とナイフで次々に倒していく

  魔物のランクはひくそうだ

  そこいらにもいそうな動物の姿をしている

花音「どっちでもいいんだよ!そんなの!!」

 葉っぱに力が宿り、

 敵を攻撃していく

キール「さっさと終わらせましょう♪もう、ぺこぺこなのよ!」

  疾風が辺りに吹き荒れ、

 魔物を切り裂いていく

新井家―省吾の部屋

 省吾が光の珠をのぞいている

 中に映し出されているのは

 花音と由貴

 省吾が見ているのに割り込むように

理緒「どうですか?二人は。」

 理緒がのぞき込む

省吾「この調子だと期限内には厳しいかもな。」

 普段通りの戦闘が行われている

 覚醒もまだのようだ

ユフィ「でも、覚醒が目的ではありませんし、あくまでも彼らに対抗出来るだけの・・・いえ、せめて、足止め出来るだけでも・・・」

 少しひどいような言い方をする

理緒「・・・まぁ、そうですね。でも・・・・」

 理緒の背中に赤い翼が生える

 戦闘態勢

 だが、瞬時に解除される

 翼の能力ごと消去される

省吾「こいつの言い方が悪かったのは、オレが謝る。だから、今は控えろ。」

 理緒が素直に聞き入れる

理緒「わかりました。」

ショウ「どちらにしても、消されては意味ないですしね。」

 携帯の音が鳴り響く

 省吾と理緒が各自携帯を見る

理緒&省吾「(ため息)はぁ~」

島―朝食

 先ほどの魔物の肉を食べている

キール「ん~もぅ、さいこうー♪」

 次々とキールの口へと消えていく

花音「で、今日は、どうするんだ?」

 花音が肉を持ちながら言う

 由貴はとりあえず、食べ物を葉っぱの皿に置き

由貴「これで、とりあえず、ユニオンも出来ますし・・・」

 花音が口の中のものをとばしながら

花音「修行か?」

 目を輝かせながら言う

由貴「まぁ、そんなところだ。ただし、手加減はしてくれそうにない・・・・」

 花音が立ち上がり

花音「当たり前だぜ!手加減なんてされたら、腹がたつしな!」

 由貴がため息をついて

由貴「(ため息)はぁ~、(M)ぜったい、勘違いしていますしね・・・。まぁ、戦えれば問題はないか。」

 由貴も静かに食べ始める

どこかのお屋敷

 理緒・アイズが立っている

アイズ「まさか、今回の依頼が、泥棒を捕まえるコトなんてな。」

 アイズが少し怒っている

理緒「怪盗・白夜。神出鬼没の怪盗です。その力は、声・姿だけでなく能力までも同じに出来る。ただし、彼の力は不明。翼の能力であることが有説ですが・・・・。なので、私たちに白羽の矢がさしてもおかしくありません。」

 理緒が淡々と説明する

アイズ「だが、俺たちでなくても・・・」

 更に理緒が説明を続ける

理緒「花音くんと由貴は、修行中。執行部・ホワイトアンクは、学校があるから無理です。となると、青薔薇の私たちしかいません。」

 耳元につけているイヤホンにノイズが走る

亜衣「今のところ、こっちは何もないだぽん。」

 定期連絡を入れる

理緒「はい☆引き続きお願いします。」

亜衣「はい!だぽん。」

 アイズは、まだ怒っている

アイズ「でだ。省吾はどこにいったんだ?アイツも呼ばれていたはずだろ?」

 理緒が少し悩んでいる

理緒「わかりません。携帯を鳴らすわけにもいきませんしね。」

 アイズが扉の中をのぞく

アイズ「ったく、どうしてあんな宝石を狙うんだか・・・」

 暗闇の中でも光を放っている

理緒「綺麗じゃないですか、『太陽の聖石』」

 まるで、自分で光を放っているようだ

上空

 カイトで空を飛んでいる

夜一「さぁ~て、どうしましょうかね?青薔薇が三人。それに、真紅の薔薇が一人。戦力差は否めませんね・・・。だが・・・」

 銃を構えた兵士も多数いる

夜一「契約違反はありそうですね。」

 侵入を開始していく

お屋敷付近

 省吾が立っている

省吾「わりぃな。呼び出して。」

 二人が少し怒っている

関「いや、いつものことだからな・・・」

 麻生が引っ張ってきたようだ

月影「あなたに呼ばれたら来ないわけにはいきませんからね。」

省吾「でも、助かる。いざというときの戦力は必要だ。たぶん、契約違反がある。」

 麻生・龍也が力を集中している

関「大暴れしていいんだよな。」

 省吾が肯き

省吾「あぁ、契約違反がおこった時は思いっきりやってくれ。」

 麻生もパソコンをかたかたさせながら

月影「えぇ、任せてくれださい。」

何処かの島―山岳部

 花音が息を切らしている

花音「(息切れ)どうして・・・」

 由貴の腕には鎌が具象化している

由貴「ここまで、魔物に襲われるとは、思っていなかったのは事実だ。」

 由貴は全然息切れしていない

 幾度の魔物に襲われてここまで、

 辿り着いた

花音「まったく・・・」

 何かの火柱(導火線?)

由貴「やはり・・・」

キール「気を付けて!」

 キールが由貴の周りで回転する

 花音も防御を固める

瑠姫「甘いのですよ!」

 二人の周りが一気に大爆発を起こす

お屋敷内

亜衣「侵入者発見だぽん!」

 亜衣の声が二人の頭に響く

アイズ「どこだ?」

 アイズが問いかける

亜衣「壁と壁の間を走っているポン。」

 理緒が壁をたたく

理緒「これは・・・」

 響き渡る空洞音

アイズ「なるほど、ここは・・・」

 光の粒子が壁を抜けていく

 それが、結界のようになる

夜一「甘いんですよ。」

 誰かがすべてを解除していく

アイズ「なっ・・・」

 再び亜衣の声が響く

亜衣「白夜の姿だけは、見えないぽん。」

 何かが遮っている

夜一「『太陽の聖石』はいただいていくよ。」

 姿を現し一瞬で宝石を盗む

 警報装置などは完全に無力化している

理緒「くっ、待て!」

 焔の翼をはやして

 追いかけていく

夜一「やはり、能力者なんですね。」

 何かを投げる

 煙幕

アイズ「逃がすか!」

 光の線をとばす

屋敷―外

 キーボードの腕を止める

月影「やはり、そうです。この屋敷には、警備システムなど存在しません。」

 麻生が答えを出す

関「それが?」

 龍也が問いかける

月影「怪盗の予告状・・・そして、何度も盗まれているんですよ。普通、警備システムを設置しませんか?お金がないわけじゃありませんしね。」

関「だから?」

 今度は省吾が答える

省吾「この資料を見ろ。」

 今回の依頼書のようだ

関「何々、警備システムありだな。」

 図面のようだ

 警備システムなどもすべて記載されている

省吾「つまりだ、奴は最初から盗ませているんだ。白夜に。」

関「はぁ?なんだ、そりゃ。」

省吾「目的は、保険金だろうな・・・。」

 辺りに異様な殺気がこみあげてくる

月影「来ましたね。後始末が。」

 たくさんの兵士・野獣が辺りを囲んでいる

関「本当に悪党なんだな。」

 蒼氷の剣を取り出す

省吾「あぁ、そうだな。」

 一人の男が現れて

契約者「まったく、こざかしいガキだ。」

省吾「わるかったな。こざかしくて。」

契約者「まぁいい。ここで、貴様らを殺せば、すべてが終わる。」

省吾「契約違反ですよ。」

 契約書を破り捨てて

契約者「そんなこと関係ない。」

省吾「契約破棄ですね。後悔するのは、そっちですよ。」

契約者「ふん!やってしまえ!」

 辺りの兵士・野獣が省吾達に襲いかかってくる

離れたところ

 理緒・アイズが夜一を追いかけている

理緒「待ちなさい!!」

 真紅の翼で飛翔している

夜一「(M)まったく、しつこい人たちに好かれてしまいましたね。」

 更に速度を上げていく

アイズ「どこまで行こうと、逃がさない!」

 アイズの糸が夜一につながっているようだ

キサヤ「先に行って下さい。会長に頼まれました。」

 夜一にだけ聞こえる声

 次の瞬間、アイズの糸ごと切り裂く疾風が降り降りる

 ばくはつが起きる

夜一「(M)味方か?まぁ、いい。」

 逃げていく

アイズ「ちっ、もう一人いたのか。」

 砂煙が晴れると中から黒フードの人が立っている

キサヤ「えぇ、あなた方の仕事は終わっています。」

 アイズの攻撃すべてを疾風で切り裂く

アイズ「はぁ?何を言っているんだ?」

 二人の頭に亜衣の声が響く

亜衣「契約違反をされたポン。いま、省吾達が戦っているポン。」

 理緒が振り返る

理緒「くっ・・・」

 引き返そうとするが

アイズ「契約違反か、おまえは何者なんだ?」

キサヤ「ひ・み・つです!」

 竜巻が起きて

 キサヤの姿も消えていく

理緒「アイズ君!急ぎましょう!」

 理緒の真紅の翼が大きくなる

アイズ「・・・あぁ、そうだな。」

 二人で引き返していく

屋敷の外

 飛び交う銃弾

 無数の火柱

 雄叫び

契約者「おとなしくしていれば苦しまずに・・・」

 振り返る

 そこには、

 ほとんどの兵士・野獣が倒れている

関「どうした?この程度なのか?」

月影「あっという間でしたよ。」

 数百の軍隊が倒れている

契約者「ならば・・・」

 ポケットから黒い石を取り出す

 ものすごい邪気が契約者から発し

 倒れている人や野獣に降り注ぐ

月影「これは・・・」

 邪気が人と獣を一体化させていく

省吾「黒晶石・・・」

契約者「ほぉ~、やはり知っておったか、だが、これで、貴様らも・・・」

 無敵の不死の軍隊が完成する

関「少しは楽しめそうだぜ!」

 蒼氷の剣の姿が変わる

省吾「一気にけりをつけるぞ!」

 省吾が聖晶石を取り出す

月影「アテナ!」

アテナ「はい!」

 アテナの力が敵を飲み込み、

 消し去っていく(虚空の穴)

関「“蒼氷の刃”!」

 龍也が敵をなぎ払う

省吾「浄化するぞ!」

 聖晶石で元に戻していく

契約者「馬鹿な・・・不死の軍隊が・・・」

 麻生の力による消滅

 省吾の力による浄化

 次々に壊されていく

省吾「後悔させるといっただろう!」

 聖晶石の光が

 契約者を貫く

 それと同時に黒晶石を破壊する

山岳部

 砂煙が晴れる

瑠姫「なるほど、この程度ではだめか。」

 二人がほぼ無傷だ

 やや、由貴の方がダメージを受けている様子

由貴「甘く見ないで下さい。」

 鎌をとばす

瑠姫「ですが、これならどうですか?」

 鎌が当たる前に

 前方部を爆発する

由貴「くっ!」

 ひざをつく

花音「ダークギア・・・」

 瑠姫の姿が少し変わっている(装備している?)

瑠姫「やはり、知っていましたか。ですが、私があなた方に負ける理由はありません!」

 無数の爆弾が辺りを占領する

由貴「くそっ!」

 立ち上がると共に

 辺りに力を発動する

瑠姫「ふん!私の爆弾の威力を甘く見るな!」

 更に威力が上がっていく

キール「くっ・・・」

 キールに皹が入る

由貴「くそっ・・・」

 由貴も膝をつく

 キールのダメージが転化してきたようだ

花音「私もいるんだよ!」

 背後から襲いかかる

瑠姫「おそるにたりん!」

 花音が近づく前に大爆発を起こす

花音「くっ・・・」

 多少の傷で澄んだようだ

 だが、戦うには致命的なダメージ

瑠姫「二人が刈りでもその程度か。」

 瑠姫が後を向く

花音「どこに・・・」

 瑠姫が消え始める

瑠姫「私は、いつでもここにいる。傷を癒し、勝てる自身がついたら、またこい。」

 瑠姫が完全に消える

花音「くっ・・・」

 そのまま倒れる

由貴「ふざけんな・・・・オレを見逃すだと!」

 由貴を中心に地面に大穴があく

キール「(M)由貴の力・・・私の中にも流れてくる・・・」

 キールの皹が治っていく

由貴「次来るときは容赦しない!いま、見逃したことを後悔させてやる!」

 鎖が花音を包む

 そして、一気に転移する

お屋敷

関「なぁ?オレは必要だったのか?」

 龍也が疑問を浮かべる

 見た感じ龍也がいてもいなくても代わりはなさそうだ

省吾「オレは、読んでないぞ。」

 龍也が麻生をにらむ

月影「来たい、っていったのは、タッチャンサンじゃありませんでしたっけ?」

 笑みを浮かべる

関「・・・・んなわけ・・・・な・・・・。はい、オレがいいました。その通りです。」

 そこに理緒達も到着する

理緒「無事でしたか?」

ユフィ「えぇ、大丈夫でしたよ。それよりも・・・」

 アイズが肯き

アイズ「太陽の聖石はとりかえせてない。途中で邪魔者が入った。」

省吾「いや、いいんだ。アイツがやったことだし・・・」

理緒「アイツ?」

 理緒が反応する

省吾「それよりもだ、報告書は、オレが出しておくから、おまえらは、帰って休んでいいぞ。」

 龍也と理緒は喜んでいる

理緒「じゃぁー、また明日ねー。」

 真紅の翼で飛んでいく

関「んじゃぁ、またなー。」

 龍也も消えていく

アイズ「今は、突っ込まないが、いずれは話してくれるんだろうな?」

 それだけ言うと消えていく

 残ったのは、省吾と麻生

月影「『形無しの夜一』、『風塵のキサヤ』の二人でしょうね。」

省吾「あぁ、そうだな。今回で確証はつかめた・・・が、関係ないな。学長は知っているだろうしな。それに、今回の本当の任務は、黒晶石の破壊だ。」

 パソコンを閉じて

月影「えぇ、宝石は盗まれようと関係がない。こいつが、黒晶石を入手した・・・という噂の真相を確かめる。そして、破壊か出来れば回収する。」

省吾「すべて、お見通しか。」

 ほほえみながら

月影「えぇ、探求心が強いので。」

省吾「そのうち探求心が足かせになるぞ。」

月影「わかっていますが、やめられないんですよ。私には。」

 少し悲しそうにしている

省吾「まぁ、もしもの時は、守ってやるよ。それぐらいの力はあるはずだ。」

 目を輝かせ

月影「省吾さんがですか!!」

 頭をかきながら

省吾「わりぃーのかよ!」

月影「いえ、全然♪むしろ守って下さいよ!私はかよわいお姫様なんですから!」

 ため息をついて

省吾「(ため息)はぁー。はいはい、わかったよ。暗黒姫(笑)」

 嬉しそうにしているが

 何かに気付き

月影「ちょっ、それはどーいうー意味ですか~!!!」

 省吾が逃げる(?)

 それを麻生が追いかけていく




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