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第1翼~翅炎の飛翔



いつもの教室-授業終了後

真田「これで、今日の授業は終了する。だが次のものは残るように。」

 教室が騒がしくなる

 そして、中には教室を出て行くものもいる

真田「省吾、関龍也、魄童、月影、琉璃、以上。」

 教室の出口付近で、省吾、龍也がつかまっている

月影「は~い、逃げちゃ駄目ですよ~、お二人さん。」

 二人の襟を持っている

関「誰も逃げるっていってぇねぇ~だろ。」

省吾「おれは、トイレって言っただけだぞ。」

 一応、抵抗を試みているが、

琉璃「いい加減にあきらめなさい。お二人さん。」

魄童「まったくですよ。」

 あきらめろっていわんばかりに言う

 二人は観念したのか急に静かになる

病院-病室

 ベッドで横になっている

 かなりのダメージを負っているようだ

由貴「まったく、何をしているんだが・・・」

 二人が患者になっているようだ

理緒「あはは、ドジしちゃいました~。」

 頭を掻きながら言う

花音「まさか、アイズもどじるとはな・・・。」

 隣のベッドでは、アイズが横になっている

 理緒は頭に包帯を巻き、

 左手・右足が骨折

 その他、肋骨などにもダメージがあるようだ

 逆にアイズのほうは外傷的ダメージは

 ほとんどないが、翼のダメージの影響でマインドにかなりの負荷を追っているようだ

アイズ「おれは、どじってなんてない、誰かさんに巻き込まれたんだ。」

 皮肉っぽく理緒に向かって言う

理緒「その誰かさんってのは、誰のことですか~?」

由貴「(M)天然ってのもここまで来ると、記念物だな。」

 アイズが何かに気づいて

 時計を見ているようだ

アイズ「ところでだ、授業はどうしたんだ?」

 由貴が遠くを見ている

 花音が元気よく

花音「いや~、二人の見舞いに行くって言ったら、公欠を出してくれた奴がいたからさ♪」

 その言葉を聞いて、疑いの目で見つめながら

アイズ「ほぉ~、そんな気前のいい奴がいるのか~?」

 由貴には冷や汗が出ている

 花音は相変わらずの笑顔で

花音「それがいたんだよ~、救世主って奴がさ~。」

アイズ「へ~、それはどこのどいつだろうな~。」

 理緒が脳裏に浮かんだものを

 言葉にする

理緒「パソコンを持っている子ですよね。」

 花音が急に言葉を失う

 そこに由貴の言葉が入る

由貴「そっ・・・そんなことはない・・・」

アイズ「やはり、あいつか。あいつなら、やりかねないな。」

 花音が慌てて一枚の紙を出す

花音「でも、ほら、ちゃんと正式な・・・」

 公欠の届を手にとる

アイズ「・・・なるほど、省吾が出したようだな。」

理緒「それなら、正式だね。」

 ひとまずその場は落ち着くが、

 理緒が何かに気づく

理緒「ところで、お見舞いは?」

 気づいたように

花音「あっ・・・」

理緒「まさか、忘れたんじゃないでしょうね~?」

  いつもの天然の理緒に戻っている

 由貴が鞄の中から何かを取り出す

由貴「こんなんでよければあるぞ。」

 メロンパンを見せる

 理緒がそれに食い付く

理緒「うん。メロンパンちょ~うだい♪」

 手を前に出して、笑顔で言う

花音「(M)ふぅ~、助かった。」

アイズ「なんで、メロンパンなんて・・・」

由貴「そう言う日もあるんだよ。」

 理緒がおいしそうにメロンパンを食べている

授業終了後-講義室

 生徒は椅子に座り、先生がその前に立っている

 生徒側は、机に向かってカリカリと掻いているようだ

 先生は、時計を見ている

真田「よし、そこまで!」

 言葉と共に全員がペンを置く

関「おわったぁ~。」

 腕を上に伸ばしている

琉璃「省吾さん、起きてください。」

 琉璃はとなりで寝ている少年を起こしている

真田「まったく、省吾は余裕のようだな。」

 呆れたように真田が言う

月影「省吾さんにとっては、こんな問題は簡単ですからね。」

 麻生が言う

真田「まぁ、いい。では、次は、実地試験だ。開始は一時間後。それまでに、お昼などを済ませて、アークまで来ること。」

ハヤト「疾風よ。」

 ハヤトの言葉により、辺りに疾風が吹き

 その風がプリントを集めていく

真田「では、また後でな。」

 真田も去っていく

 全員がリラックス体制になる

関「ようやく、終わったな。」

 めんどうくさそうに応える

魄童「午後もあるんですよ。」

 帰る準備をしている龍也を止める

関「だって、今日は財布を持ってきてないぜ。」

 相変わらず帰る準備中

 それを止める

月影「逃げるんですか?」

 麻生が笑顔で言う

 その笑顔を見ておびえながら

関「・・・わかったよ・・・」

 仕方が無く、あきらめたように言う

月影「それに、これを食べていいですよ。」

 鞄から弁当を渡す

関「はぁ?それじゃぁ、おまえが・・・」

 脇から取り出して

月影「私は、この豪勢な弁当を食べますから。」

 見た目で豪華というのがわかるほど、きらびやかな弁当を手に持っている

 それを阻止するかのように

省吾「おい!それは、俺の弁当・・・」

月影「いいじゃないですか、私は、頭を使っておなかがすいているんですから。」

 頭をかきながら、立ち上がり、

関「どこにいくんだ?」

 後ろ手に手をひらひらさせながら(バイバイしながら)

省吾「購買。」

 他の人にお辞儀をして、

琉璃「私も行ってきます。」

 そして、追いかけていく

関「アイツ、何か変な物でも食べたのか?」

 いつもと違う省吾に対して言う

月影「たぶん・・・」

 麻生には心当たりがあるようだ

 だが、応えないで、話を進める

魄童「たぶん?」

月影「いえ、食べましょうか。」

 お弁当の蓋を取る

 そして、食べ派しめる

病院

 理緒がメロンパンを食べ終えたようだ

花音「んじゃ、俺たちは帰るな」

アイズ「あぁ、そうだな。いつまでもいられても迷惑だからな。」

由貴「そんだけ言えれば、もう大丈夫だな。」

 病室の扉を開ける

 そこに理緒が言う

理緒「あっ、次来るときは、網目模様のメロンをよろしくね。」

 笑顔で手を振りながら言う

花音「そういうのは、もっと金のある奴に言えよな。」

 そういいながら、出て行く

由貴「じゃぁ、また来るからな。」

理緒「うん、バイバイ」

 理緒・アイズを残して出て行く

アイズ「これで、静かになるな。」

理緒「んもぅ~、そんなこといっちゃだめだよ~。」

 光が現れて

リコ「これでも、嬉しいんだよ。アイズはさ。」

 アイズがごまかすように外を見ている

理緒「うん、わかってるよ。でも、だからこそ素直になってもいいんじゃないかな~って。」

 笑顔で応えている

リコ「う~ん、それもそうだね。でも、アイズにとっては、これが精一杯なんだよ。」

 リコがこづかれる

アイズ「おしゃべりがすぎるぞ。」

リコ「えへへっ、おこられちゃった~。」

 アイズの顔が耳まで真っ赤に染まっている

 リコも嬉しそうにしている

理緒「(M)変わったね。アイズ君。」

アーク内

 疾風の吹き荒れる高原

 目の前には5つのとびらがある

 それぞれが、淡い輝きを持っている

関「で、次は何をやらせようというんだ?」

 乱暴に言う

真田「あぁ、次は実施・・・つまり・・・」

 真田が何かに気づく

 隠すようにかくまわれている少年を

月影「何でもありませんよ。」

真田「いや、まだ何も言っていないぞ。」

 自ら墓穴を掘るようなもの

琉璃「別に隠しているわけじゃないんですよ。」

 二人の後ろにはどう見ても省吾が隠れている

 どうやら、省吾は何かを食べているようだ

省吾「(小さめに)やっぱり、メロンパンはかりかりもふもふが一番だな。」

 いつもの省吾からは創造もつかない姿のようだ

 だから、二人が隠しているのだ

真田「まぁ、いい。話を進めるぞ。」

 真田は一瞬いやなことを思い出して、省吾には注意せず、

 話を進める

琉璃「えぇ、そうしてください。」

真田「あぁ、次はこの扉の向こうに待ち構えている魔物を倒す。それだけだ。」

魄童「なるほど、魔物ですか・・・。」

 魄童は微妙に何かに気づいている

 そんな簡単な内容をテストにするはずがないということを

関「倒せばいいだけなんだな。」

真田「えぇ、それだけです。ただ、出口を探すのもありますが。」

 それだけ聞くと龍也が扉に飛び込んでいく

関「じゃぁ、さっさと行くぞ!」

 龍也が飛び込むとその扉が消える

 どうやら、一つの扉に入れるのは一人のようだ

 そういう風にプログラムされているのだ

魄童「まったく、最後まで話を聞かないと後悔しますよ・・・」

真田「いや、もう話は終わりだ。」

 魄童の話に真田が答える

 それを聞き、魄童も扉に入っていく

 すると、再び光は消え、扉がなくなる

琉璃「さて、私たちも行きますか。」

 琉璃が二人に問い掛ける

 それを受けて

省吾「あぁ、そうだな。さっさと終わらせようぜ。」

 省吾が光をまといて、飛び込んでいく

月影「ですね、私たちも行きましょう♪」

 麻生も飛び込んでいく

 最後に琉璃が飛び込む

真田「さて、あなた方は、翼を持つ者達にどれくらい近づけたのでしょうかね。」

 真田も消えていく

 後には、疾風だけが残っている

帰り道-花音・由貴

 二人が並んで歩いている

 何かに気づいて

花音「なぁ?どうして、俺たちは面倒なことに巻き込まれるんだ?」

 面倒くさそうに問い掛ける

 同じように

由貴「ほんとにな。そういう運命なのかもしれないが・・・」

 複数の神魔が表れる

花音「まったく・・・、本気で行かないとな。」

 花音が光を上げる

 どうやら、能力発動を開始したようだ

由貴「大地に眠りし意思よ。永霊なる刃となれ!」

 謳と共にキールは光を宿して、

 そして、鎖鎌(?)になる

24「見つけたぞ!」

 辺りの空間が一気に収縮される

 かつて、戦った相手

花音「あいつは・・・」

由貴「あぁ、以前、俺が倒した奴だ。」

 以前よりも禍禍しさがあがっている

24「殺す・・・殺す!!」

 邪悪なる力が宿っているようだ

花音「・・・ダークギア・・・かな?」

 24の体に宿っている光に対して問う

由貴「間違いないな。」

キール「少し・・・怖い・・・」

 キールは少しおびえているようだ

24「殺す!」

 24の手から淡い波動が放たれる

由貴「離れろ!」

 キールがそのはどうに立ち向かう

 だが、波動の余波(?)だけでキールは弾かれる

花音「僕も戦うよ。」

 呼応する光

 辺りの物質と力が一つになる

ソウル「“呼応する光の鼓動よ。我が名の元、我が主のため、汝らの敵を撃て”」

 呼応する光が、

 つながり、一気に敵を攻撃する

24「くっくくくく、そんなもの我が体には効かん!!」

 花音の攻撃を弾く

 それと共に爆発音

アーク内-火山

 燃え滾るマグマ

 温度は上昇を続けている

 辺りには硫黄の香りが漂っている

関「まったく、敵とやらはどこにいるんだ?」

 乱暴な口調で辺りを見回す

 辺りには何も見当たらない

 ただ、火山であるという証拠くらいだ

関「敵の気配はないし、暑いし、もう最悪だな。」

 辺りを見回しながら、

 ダラダラと歩いている

病院

 結界にくくられた空間を見る

理緒「アイズ君・・・」

 窓の外を見ながら

アイズ「あぁ、そうだな。強い・・・何かが・・・」

 やや心配そうだ

理緒「・・・大丈夫かな?」

 少し考えて

アイズ「・・・行こう。」

 アイズは着替えをはじめる

 それに対して頬を膨らまして

理緒「ぶぅ~、ひどいよ~。」

 理緒がぶすくれているのを見て

アイズ「これを飲め。」

 一つの薬を投げる

 白く丸い丸薬―――

理緒「びはくだね。」

 丸薬を見て答える

アイズ「みしろだ!」

理緒「うっそぉ~、だって~」

リコ「もしかして、ずっ~と、びはくって読んでた?」

 リコが今にも笑い出しそうな顔で行っている

理緒「はぅ~。」

アイズ「とりあえず、飲め。」

 そういうと、アイズも飲む

 二人に光が宿る

 それと共に辺りからも光があふれる

 そして、二人の傷を治し、力を戻す

ショウ「では、行きましょう。ご支配。」

理緒「うん♪」

 紅い翼を宿して飛んでいく

 辺りには燐子を散らしながら

アイズ「俺たちも行くぞ。」

リコ「はい♪」

 光の線による道を作り

 その上を歩いていく

水辺

 辺りには幾重もの虹がかかっている

 それと共に水が飛沫となり、辺りに散っている

フラット「どうです?私の力は。」

 水を水芸のように自在に飛びまわしている

 それが、防御壁となり琉璃の攻撃を通さない

琉璃「さすがは、5鬼の一人ですね。」

 息一つ乱さず

 攻撃と回避を繰り返している

フラット「なるほど、あなたの力もなかなかですね。」

 フラットの攻撃が速度を上げていく

 それでも琉璃は回避しつづける

 すると、琉璃が何かの印をくみ出す

ウリエル「“エミュクレイト、シャンレイ、シュティカ”」

 かつて、琉璃が唱えた呪文

 

 次の瞬間、すべての攻撃を回避していた琉璃が

 その身にすべての攻撃を受ける

フラット「なっ・・・」

 その行動に理解不能のようだ

琉璃「痛みを還させてもらう。灼熱に変えてな。」

 琉璃とウリエルの体からものすごい炎を発動する

 その炎が辺りを包み込み、水分を蒸発させていく

フラット「なるほど、水には火ですか。以前の私ならやられていましたよ。確実にネ。」

 フラットの体から淡い光があふれていく

 その光が、灼熱という炎をかき消していく

ウリエル「(M)・・・やはり、普通の炎では駄目ですね。」

 次の瞬間、炎が一気にかき消される

 そして、大爆発が起きる

街路-花音・由貴

 無数の傷が花音・由貴の体に刻まれている

 そして、呼吸音(息切れ?)

24「よわい、弱すぎますよ。期待はずれにもほどがあります。」

 更なる暗黒の気を放っている

 二人はなす術なく

 また、かなりのダメージを負っているようだ

花音「嘘だろ!」

由貴「夢ならば、覚めてほしい・・・」

キール「でも、これは・・・現実。」

 引き戻される意識

 敵の能力は思いのほか高い

 今の彼らでは勝てないだろう

24「弱い奴、嫌い!殺す。」

 一瞬、力の波動がやみ

 次の瞬間、一気に開放される

 開放された力が二人に一気に襲い掛かる

由貴「キール!!」

 自分のツバサの名を呼び、

 その攻撃を防ごうとする

キール「わかっている!」

 キールの前に障壁が現れる

 紅く灯った障壁が

24「強い奴・・・来た。」

 その障壁を見て

由貴「これは・・・」

 舞い散る鱗翅

理緒「駄目だよ。こんな雑魚に負けちゃ♪」

 炎が敵の攻撃を消滅させる

アイズ「まったくだ。」

 光の線が敵に襲い掛かる

 敵は防ぐ術なく、

 無数の線により、ダメージを負う

花音「すごい・・・」

リコ「“淡き光宿し聖霊よ。天上に散りばめられし、光の粒子よ。耳を傾け、汝と我の力の片鱗となれ!”」

 光がアイズの腕に宿り始める

 そして、具象化していく

アイズ「“光子装”」

 光の線が集まり、アイズを囲む武装になる

24「強い・・・強い・・・」

 24にも膨大な闇が集まり、力となる

理緒「闇に堕ちし者よ。しがらみを捨て、あるべきもとへ還りなさい。」

 理緒が灼髪、灼眼になる

 周りには赤い気を宿している

24「嘘だ・・・メ」

 言いかけた言葉は音にならず

 そして、敵は完全に消滅する

 それと共に理緒が元に戻る

由貴「強い・・・強すぎる・・」

花音「こんなにも力の差があるなんて・・・」

 理緒が地面に降り立つ

理緒「大丈夫だった?」

 理緒が心配そうに問う

キール「なんとかね。」

 何もいえない二人に代わってキールが答える

アイズ「それはよかった。」

砂漠

 あらゆるものが風化し、

 崩れていく

カプリシアス「どうしました?あなたの力はその程度なのか?」

魄童「少し静かにしてください。私の・・・」

 魄童の力が広がっていく

 それと共に具象化されたロボット(?)が粒子になり、

 魄童の体に還っていく

カプリシアス「なるほど、こんどのが本気というわけか。」

魄童「すいませんね。手加減は出来ませんよ。私も怖いのですから、この湧き上がる力が。」

 一気に光の柱が上がる

 その柱がカプリシアスの体を蝕んでいく

カプリシアス「君は天使クラスのツバサを持つのですね・・・では・・・」

 カプリシアスの体が消えていく

 それと共に辺りの風が竜巻を作り出していく

魄童「何をしようとも無駄ですよ。今の私の力なら。」

 手を前に出す

 それだけが、閃光が敵を貫く

 竜巻も何もかも無効化して

カプリシアス「ぐふぁっ!?」

魄童「とどめですよ。」

 再び放つが

 今度は凍りに阻まれる

凍夜「この人は殺させませんよ。魄童さん。」

魄童「あなたは・・・」

凍夜「それでは、失礼いたします。次がありますんで。」

 その言葉と共に姿を消す

 完全に気配も消える

魄童「・・・この場合、試験はどうなるのでしょうかね?」

高原

 光はその輝きを閉ざし

 そして、消えていく

ヘブン「こんな・・・はずでは・・・」

 黒き刃にて貫かれている

 最後には何も残らず消滅する

兵士「きゃははははっ!?おまえの力は、俺様がもらってやる!」

 光の粒子は取り込まれ、

 そして、兵士は新たなる力を得る

 そこに麻生が到着する

月影「なっ・・・」

 声のするほうをにらむ

兵士「・・・あなたは・・・」

 アテナが出現する

アテナ『気をつけて・・・』

兵士「翼を持つ者ですね。」

 ヘブンを殺した剣にて、

 向かってくる

アテナ「“輝きありて、全能なる力をここへ!”」

 麻生に光の剣が現れる

月影「どうして・・・どうしてヘブンさんを!」

 いつもの麻生には見られない顔

兵士「特に理由はありませんよ。」

月影「んな・・・そんな理由で・・・」

 麻生の周りに荒々しい気があふれている

 敵を切り裂く疾風が起こっている

兵士「この程度の攻撃では、俺様を倒すことは出来ませんよ。」

 与えた傷が光を取り込み回復する

 ヘブンの能力を取り込んでいるようだ

 それを見て

月影「あんた!!!」

 更に膨大な力が放出される

 それが、辺りの空間にまで影響を及ぼしている

アテナ「(M)・・・・こんな麻生、初めてだ・・・」

兵士「強いですが、力だけでは俺様は倒されませんよ。」

 兵士の速度が上がっていく

月影「許さない!」

 麻生に呼応して

 アテナが謳をうたう

アテナ「“虚ろなる魔の道、妖かし選び抜く冷厳なる祝福。凄然なる虚空!”」

 闇がどんどん募っていく

 普段はないような謳

 普段と違う雰囲気が別な謳に代えたようだ

月影「“ディスペル”」

 まるで違う力が、

 兵士を襲う

兵士「ぐっ・・・」

 光自体を無力化し、

 そして、敵を貫く

アテナ「(M)今のは・・・」

 アテナ自身も不思議な感じ

 どことなく頭に浮かんだ

兵士「だが!」

 辺りから光を集めて、再生する

月影「ヘブンさんは・・・いい人だったのに!」

 気分の高揚を隠せない

 それが、別な力を次々に呼んでいく

 そのうちに、力が分離されていく

 ノイズがかかる

アテナ「(M)なんだ・・・ユニオンが・・・」

 同契が強制的に解除される

兵士「・・・異常が発生したようですね。」

 兵士が一気に力を上げていく

 光が強くなっていく

アテナ「麻生!?」

 麻生がいつもと違う感じになっていく

月影「アテナ・・・君は少し休んでいてください。」

 麻生がアテナに手を向ける

アテナ「何を・・・」

 アテナは急に倒れ、麻生の中に還って行く

兵士「なっ・・・」

 異様な気と共にとてつもない力があふれ返っていく

月影「君は触れてはいけない傷に触れた。君には償ってもらいますよ。」

 麻生の姿がぶれていく

兵士「なんだ・・・この力は!?」

月影「私の真の能力をお見せしましょう。」

 麻生の姿が何かに包まれていく

 そこでフェイドアウト

月影「代償に君の命をいただきますよ。」

水辺2

 共にかなりのダメージを負っている

フラット「さすがですよ。あなたの力は・・・」

琉璃「ねぇ?そろそろ終わりにしませんか?」

 言葉と共に力が膨れ上がっていく

ウリエル「そうですね。ここで、終わりにしましょう。」

 ウリエルが琉璃とユニオンする

 ユニオンと同時に

琉璃「エミュレイド、シャンスリュット、シャンティー、イワエル」

 今までとは違う言葉

ウリエル「(M)2nd符謳」

 膨大な力が辺りの熱を奪っていく

フラット「符謳だと・・・このような小娘がなぜ・・・」

 急激に熱が奪われ、

 辺りが凍っていく

 そして、すべての水分を奪って、氷に変えていく

ウリエル「これでおしまいです。」

 フラットが完全に凍りつく

琉璃「終わりです。」

 ペンダントが剣になり、

 そして、フラットをこなごなに切り裂く

?

省吾「この程度だったのか、ダークギアの力とは。」

 敵を切り裂く

 それと共にダークギアのみが残り、

 人間だけが消滅する

ゴール

 一人の少年だけが上ってくる

省吾「まったく、どうして・・・」

真田「彼らが協力してくれると言ったのですよ。」

省吾「それよりもだ。おまえに、これをやる。」

 ダークギアを投げる

 真田がそれを受け取る

真田「これは、ダークギア?」

省吾「あぁ、しかも本物だ。」

真田「・・・では、受け取っておきましょう。」

 真田が何かを施し、ぽっけにいれる

 そこに別な人が来る

月影「やっぱり、一番は、省吾さんでしたね。」

 悠々と昇ってくる

省吾「当然だろ。」

琉璃「まぁ、そうですね。」

 次々に昇ってくる

魄童「私が最後ですか・・・」

真田「これで、全員ですね。では、試験は全員合格です。」

月影「では、還りましょうか。」

 一人ずつ消えていく

 最後に真田が残り

真田「(M)本物のダークギアですか・・・研究の価値がありますね。」

火山2

フラミング「どうした!?貴様の力はそんなものなのか!?」

 辺りは灼熱のみがただある

関「(息切れ)なぁ?先を急ぎたいんだ。どうも忘れられている気がするんでな。」

 乱龍丸が一気に形状を変化させる

 それと共に上空から、氷が降り注ぐ

フラミング「なるほど、上空の寒気を落としたのですね。なるほど、さすがです。」

関「一気に終わらせる!」

 関が時流を使う

 無意識のうちに

フラミング「ぐふぁっ!?」

関「これで終わりだ!」

 フラミングを一気に破壊する

 そのままフラミングは消滅する

帰り道

省吾「なぁ?何か忘れてないか?」

 唐突に質問を突き出す

月影「忘れるってことは、どうでもいいことなんですよ。省吾さん。」

魄童「むしろ、思い出さないほうがいいことかもしれませんね。」

 そこに氷の粒が降りしきる

 それと共に叫び声が聞こえる

関「貴様ら!!」

 振り下ろされる剣

 それを省吾がペンダントで防ぐ

省吾「なにきれてんだ?」

関「てめぇ~らがおいってったからだろ!!」

 何度かの攻防

省吾「わりぃ~のかよ!」

 再び何度かの攻防

 それを押さえ込むかのように

秋月「み~っつけた♪」

 龍也に抱きつく

 それで、すべてが静止する

 少しの間

省吾「んじゃぁ、幸せにな」

月影「おじゃましては失礼なので、失礼いたします。」

魄童「では、また明日。」

 それぞれ、逃げの言葉で去っていく

 どこか笑みが浮かんでいる

関「いや~、もう少しいっしょに帰らない?」

 急にしたてになる

秋月「みんな帰るって行っているんだから、とめちゃ悪いよ~。」

関「そうですね・・・」

 秋月の前では何を言っても無意味だ

 残念そうに手を振る

 それぞれは、帰路につく

関「(M)地獄だ・・・」

異空間

フラミング「ここは・・・」

フラット「どこなのでしょうか?」

 三つの光が浮かんでいる

 そこに新たなる光が産まれる

凍夜「初めまして、5鬼の皆さん。」

フラット「あなたは?」

凍夜「凍夜・・・といいます。」

カプリシアス「われわれの味方ですよ。」

 敵意はない

フラミング「・・・本当なのか?」

凍夜「えぇ、あなたたちに力を与えようと思いまして・・・」

 それぞれの体に触れる

 まずは、フラミング

凍夜「獄焔」

フラミング「なっ・・・」

 赤い光がフラミングに宿る

 次は

凍夜「斬魔」

 カプリシアスに緑の光が宿る

カプリシアス「何を・・・」

凍夜「驟旱」

 フラットにも宿る

フラット「これは・・・」

凍夜「あなた方にかつての力を与えました。五行帝神に封じられた力をネ。」

 それぞれが自分の体を見る

フラット「なるほど・・・」

カプリシアス「かつて以上の力だ。」

フラミング「あぁ、今の俺ならやれる!」

凍夜「どうです?信じていただけましたか?」

 全員が力を解放しながら

フラット「あぁ、いくらでもあんたに協力してやりますよ。」

カプリシアス「リーダーがこういってますから、」

フラミング「あいつらを殺してもいいんだろ。」

 うなづき

凍夜「えぇ、好きなだけどうぞ。」

 3つに光が去っていく

凍夜「(M)これで、私の駒がまた一つ増えましたね。」




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