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第11翼~凍てつく心~



省吾「・・まったく、厄介だな。」

 符で作り出した剣を振り回しながら言う

 敵が次々に傷を負って倒れていく

琉璃「えぇ、ダークギアを身につけた敵がこんなにもいるとは、思いもしませんでした。」

 辺りには、黒い気をまとった敵が多数いる

 それぞれ属性も形状も違うようだ

敵A「死ね!」

 ダークギアによる波動

省吾「無駄だ!おまえらの攻撃はすべて見切っている。」

 波動を剣で防ぐ

 それと共に波動が弾かれていく

敵B「それはどうですかね?」

 黒い気が仲間を包んでいく

 それと共に傷が治っていく

琉璃「回復のダークギア!?そんなの・・・」

省吾「あいつの開発も進んでいるってことか。」

 二人が顔を見合わせる

 そして、うなづく(確認しあう?)

琉璃「本当に使う日がくるなんてね。」

 琉璃の体から剣が現れる

 光の刃を持つ剣

省吾「使う必要がないと思ったから、最低限しか持ってきてないけどな。」

 省吾がいつも見につけているペンダントを取り出す

 それが、剣になる

敵A「どんな武器でも無駄だ!」

 黒い気が剣となり、省吾に襲い掛かってくる

省吾「これは、普通の武器じゃないぜ。」

 敵を一気に切り裂く

 それと共に暗黒の気が消滅する

琉璃「次は誰です?」

敵B「なっ・・・」

 相手は驚いている

 殺すこともなく、一瞬でダークギアを壊され、

 そして、装備者には傷一つついていない

省吾「対抗策がいつまでもないと思ったのか?」

 次の一閃で、一気にダークギアが破壊されていく

琉璃「えぇ、これは、ダークギアを破壊用の武器です。」

 二人が次々にダークギアを破壊していく

 破壊された装備者は気絶しているようだ

敵A「くそっ!?」

 Aが起き上がる

省吾「へ~、まだ立てるんだ。」

A「私は、他の奴と出来が違う。」

 立ち上がる

 さきほどまでの傷が嘘のように治っている

省吾「つまり、あんたがここの主人格か。」

 一気に詰め寄る

A「なっ・・・」

省吾「凍夜はどこだ!」

 雨が降っていく

 胸倉を掴む

A「そんなこと、口が裂けても・・・」

琉璃「では、裂きましょうか?」

 口を掴みひっぱっる

 容赦ない顔で

A「くっ・・・」

省吾「もう一度聞く。凍夜はどこだ?」

 Aが首を横に振る

 瞬間、辺りに血が飛び散る

 外は雨

 ただ、永遠と降り続いている

琉璃「大丈夫ですか?」

 琉璃が省吾に問い掛ける

 省吾はうつむいている

省吾「(M)あの頃は平気だったのに。誰を殺そうとも。逆にこの血が快楽だったのに・・・。今は、心が痛む、そして、消えていく。凍れる心が解き放たれたのに、また戻りそうだ。」

公園―龍也・麻生・魄童

 3人を敵が囲んでいる

 それぞれが、邪悪な気がまとわり付いている

月影「タッちゃんさんは、右をお願いします。魄童さんは、左をお願いします。」

 麻生が二人に指示をする

 いや~な顔をして

関「はぁ?なんで、俺まで巻き込まれなければならないんだ?そもそも・・・」

 麻生がにらみ返す

月影「はい?じゃぁ、いいですよ。その代わり、どうなってもいいんですか?」

 悪魔の笑みを浮かべている

 その笑みに対して影で

魄童「(M)だから、言わなきゃいいのに。」

月影「何?魄童さんも何か文句があるんですか?」

 麻生が魄童の心の声を聞いたかのように問い掛ける

魄童「私は、別に。」

 龍也がため息をついて

関「まったく、敵が来たぞ。」

 達也が剣を取り出す

 敵を迎え撃つ準備をする

魄童「麻生さんも気をつけてくださいよ。」

 魄童が心配しつつ、敵に向かっていく

月影「最初から素直になればいいんですよ。」

 笑みを浮かべて、

 敵に向かっていく

研究所

 かつて、アイズが調査した場所

理緒「ここが・・・」

 今にもお化けが出そうな雰囲気

 所々、戦闘の後がある

花音「みたいだな。」

 あたりもまた、内部にも人の気配が感じられない

 由貴だけが何かにきづいている

由貴「あぁ、結構な人数がいるな。しかも、全員邪悪な気を身に付けている。」

 由貴にだけ感じられる複数の気配

 どうやら、由貴だけは特別な力を身に秘めているらしい

理緒「・・・だったら、間違いないみたいだね。」

花音「まぁ、どこかの馬鹿じゃないんだから、場所を間違えましたじゃすまさないけどな。」

 理緒が地図を持っている

理緒「はぅ~、そんなこといわないでよ~。」

 一度、迷っている都合上花音に言う

 花音は気にせずに敷地内に進んでいく

由貴「行こう。理緒。」

 由貴が理緒を呼ぶ

理緒「はい!」

 理緒がてちてちと歩いていく

 すると、辿り着く前に転ぶ

由貴「まったく、おまえはよく転ぶよな。」

 由貴が手を差し出す

理緒「はぅ~。」

 その手を掴み立ち上がる

由貴「まったく、ここからは敵地だ。気をつけろよな。」

 由貴が注意すると、

 理緒の顔つきがマジメになる

理緒「わかってますよ。」

 理緒がすたすたと歩いていく

 今度は転ぶような気配もない

由貴「(M)まったく、最初からマジメモードでいけよな。」

 由貴も後を突いていく

 すると、扉ごと吹き飛ばされてくる

花音「ぐっ!?」

 そして、そのまま壁(塀)に激突する

 そう、花音は二人を無視して既に侵入していたのだ

理緒「花音くん!?」

 理緒が元の状態に近づき、花音に駆け寄ってくる

由貴「“雄心に 大智いだかえ 契り込ん”」

 由貴が無視して、攻撃態勢を取る

キール「(M)花音さんは、理緒さんに任せておけば平気ですね。」

 キールがユニオンと同時にいつもと違う形状になる

敵A「侵入者・・・殺す。」

 敵が邪心を持って向かってくる

由貴「(M)ダークギアか・・・つまり・・・」

キール「(M)つまり、邪心合体と同等の力を持っているね。」

 敵の攻撃を回避する

 回避した地面がえぐられる

A「足だけは速いようだな。」

 敵の速度が上がる

 それと共に由貴の速さが上がる

由貴「(M)体が軽い・・・力があふれてくる。」

 いつもとは、違う何かに気づき始める

 あふれる力

A「なるほど、この程度では駄目か。」

 更に力があふれていく

由貴「悪いな。いつまでも戸惑うわけにはいかないんだ。」

 キールが一気に敵を切り裂く

 それと共に敵のダークギアが砕かれる

A「ぐふぁっ!?」

 そして、気絶する

理緒「・・・すごい・・・」

花音「なんなんだ?あいつの強さは・・・」

 理緒の炎が花音の傷を癒している

由貴「ここから先は、敵の本拠地だ。全員ユニオンしていくぞ。」

 由貴が仕切る

 それと共にユニオンをする

理緒「“真紅の衣まといて、再生と破壊を紡ぐもの纏わん”」

 理緒の背中に紅い羽根が生える

 花音は集中している

花音「さっさと先に行くぞ。」

理緒「はい、そうしましょうか。」

公園-VS魄童

 辺りの木々が壊されていく

魄童「まったく、あなたは、ホムンクルスですね。それに、ダークギアをつけている・・・。厄介ですね。」

 先ほどから何度も攻撃しているが

 傷は再生する

色欲「そう、私はホムンクルス。でも、力をもらった、貴様らに復習する力をな。」

 鋭い刺が魄童に向かう

 魄童がすれすれで交わす

魄童「なるほど、厄介ですね。ほぼ無敵に近い再生力・・・仕方がありません。形態2翼でいきます。」

 白い光体が魄童から出てくる

 そして、敵を攻撃する

色欲「この程度では、私を倒せませんよ。」

 伸ばされた爪が光体を切り裂く

 光体はそのまま消えていく

魄童「なるほど、あなたはただのホムンクルスとは違うのですね。」

 一気に光が広がる

 それと共に巨大な何かが姿をあらわす

色欲「これは・・・」

魄童「本気で行きますよ。」

 巨大なロボットになる

 巨大なロボットの腕が銃になる

色欲「それがあなたの力なんですか?」

魄童「あぁ、一気に貫く。」

 銃からビームが放たれる

 色欲にそのままあたる

色欲「くっ・・・」

 そのままジワジワとかされていく

魄童「このまま一気に殺す!」

色欲「残念ね。もう少し遊びたかったのに。」

 辺りに暗黒の気が集まる

 それと共に色欲の姿がなくなる

魄童「・・・逃がしましたか・・・」

 魄童も元に戻る

魄童「新しい技の実験にはいたりませんでしたね。このの実験には。」

 一瞬、光の翼が魄童の背につくが、消え去る

公園-VSタッちゃん

 辺りには凍っている場所と焼き尽くされている場所に分かれている

嫉妬「あなたの能力が氷とはね。残念です。」

 タッちゃんの放つ氷を次々に溶かす

関「なるほど、俺の氷はすべて炎で溶かせるのか。」

 タッちゃんらしくない装いをしめす

嫉妬「えぇ、そのとおりです。氷の絶対温度は、-273℃、しかし炎は・・・」

 関が剣を構える

 それと共に蒼い気を放ち

関「ほぼ無限に温度が上がる。だが、貴様程度で、この俺を倒せるのか?たかだか、ホムンクルス風情で。」

 達也が剣を構える

 それと共に形状が変わる

乱龍丸「(M)壮絶なる氷焔。焔と冷徹を司る者の名において命ずる。我と汝が敵とみなすものを屠るため、我と汝の魂を一つにし、氷狼なる力と焔凰なる力を我が元へ集わせたまえ。」

 乱龍丸が採集形態m(?)になる

関「蒼氷!行くぞ!!」

 青い気が次々に生まれていく

 それがすべて、炎により消されていく

嫉妬「その程度なのか?」

 炎が辺りを次々に燃やしていく

関「貴様の力の源は炎。燃やすものがない世界で、どれほどのエネルギーを出せるのかな?」

 一気に氷結が変わっていく

 世界が変わっていく

 辺りの空間が凍りになる

嫉妬「馬鹿な・・・」

関「悪いな。おれは、普通の翼主ではないんでね。」

 タッちゃんが一気に敵を切り裂く

 その傷をうけた場所が凍りついていく

嫉妬「なるほどね。今日は、これまでのようだ。またあおうな。」

 嫉妬に光が集まり、消えていく

関「ちっ、逃がしたか。いい実験材料だったんだが・・・」

 乱龍丸が元の姿に戻る

公園―VS麻生

 辺りが所々壊されている

 普通に壊されるのではなく

 消滅しているのだ

月影「まだ、続けますか?歩くん?」

 いつもの笑みで話し掛ける

 悪魔の笑みで

歩「ばれていたんですね。仕方がありません。」

 フードを取る

月影「あなたもそちら側の人間だったんですね。」

歩「えぇ、私も凍夜の味方です。でも、省吾くんの敵ではありませんよ。」

 天使の笑み

 かげり一つない麻生とは逆の笑み

月影「なるほど、省吾さんの居場所を教えてくれませんか?」

歩「いやです。彼は、これから私たちの仲間になるんですから。」

 麻生が力をためる

月影「では、死んでもらえますか?」

歩「いやです。」

月影「いやでも死んでもらいます。」

 放つ準備をする

歩「まぁ、あなたごときが向かっても無駄でしょうがね。メルネスの研究所に。」

 麻生が戦闘態勢を解く

 それと共にお辞儀をして

月影「ありがとうございます。歩さん。」

 それと共に走りだす

凍てつく心

 琉璃が立ち上がる

 死体から何かを見つけたようだ

琉璃「省吾さん、アイズ君の居場所を掴みました。」

 紙を取り出す

省吾「あぁ・・・わかった。」

 いつもどおりの省吾に戻っている

琉璃「大丈夫なんですか?」

省吾「これでもつらいさ。でも、凍夜が出てきた以上、うつむいてなんていられないから。俺も顔を上げるさ。」

 いつもとは違う雰囲気になっている

 覚悟を決めた目のようだ

琉璃「だったらいいのですが・・・」

 琉璃は心配そうにしている

省吾「さぁ、行くぞ。メルネス研究所に。」

 省吾が進んでいく

琉璃「(M)・・・でも心配です。彼が自分の出生の秘密を知ったら・・・メルネスの真実を知ったら・・・」

 省吾が振り返る

省吾「ほら行くぞ。」

 省吾が呼びかける

 それに答えて

琉璃「そうですね。」

新井家

 母親が瞑想をしている

 そこに光の玉が現れる

母「お久しぶりね。丁。」

 母親がその状態で話し掛ける

丁「えぇ、お久しぶりです。」

母「省吾に何か会ったの?」

 顔をうつむかせて

丁「えぇ・・・、彼はメルネス研究所に向かっています。凍夜を負って。」

 母親の顔に驚きが走る

母「メルネス・・・そして、凍夜が・・・」

丁「すいません。私にはどうすることもできません。ですから、あなたに報告をと。」

母「丁、あなたが運命をかえられないというのなら、私には何も出来ませんよ。」

 再び冷静な口調で言う

丁「えぇ、そうかもしれません。でも、もう一度挑戦する気はありませんか。」

母「・・・そうね。試すだけ試してみるわ。彼にお願いしてね。」

丁「・・・彼には私が連絡します。あなたが行くよりも早いですから。」

母「わかりました。私は、省吾さんの所に行きますよ。あなたは、彼・・・邑輝に伝えてください。今は、彼の力が必要なんです。」

 母親が消える

 それと共に丁も消えていく

母「(M)運命の鐶は私では変えられない。姉さんの死を変えることも出来ないんだから。でも、省吾さんに何かがあるのなら、私は今度こそ変えてみせるわ。この力を引き換えにしても。」

学校-重要警戒室(VIP)

 辺りの警備がひときわ高い

A「アンジェですね。どうぞ、おとおりください。」

 確認すると脇によける

 すると、扉が開かれる

アンジェ「ご苦労様。」

 礼をして、奥に進んでいく

公園付近

 辺りに結界が張られる

秋月「プンプン、急いでいるのに~。」

 辺りに大量の降魔がいる

 秋月が一人囲まれている

降魔「ぎぃー!」

 降魔が襲い掛かってくる

秋月「まったく、急いでいるんだからね!!」

 左手を上に上げる

 その腕に光の束が集まる

サリエル「さっさと終わらせましょう。」

 秋月の背中に光の翼が現れる

降魔「ぎぃー!?」

 降魔が不思議そうに秋月を見る

 秋月の背中の羽根が開く

サリエル「“ルーンの輝きよ、我が思い、我が力となりて、すべてを貫く光となれ”」

 月より光が送られる

 その光が秋月に宿る

秋月「容赦はしないよ。」

 その光が辺りにもあふれ返っている

降魔「ぎぃー!!」

 その光を見て一斉攻撃をしかけてくる

秋月「終わりだよ。“月の光翼”」

 その翼から閃光が走り、

 閃光が光線になり、降魔を一気に焼き尽くす

サリエル「私は月の守護者。汝らを裁かん。」

秋月「ほら、行くよ。サリエル。」

 秋月が走っていく




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