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東方壊創瞳伝  作者: 幻想郷レッツ
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第16話

ふぅ╭( ・ㅂ・)و グッ !出来ました♡

自分の小説を泣く泣く読んでくださる皆様のために(`・ω・´)これからも頑張らせてください♡


天狗族は今...絶滅の危機に晒されている。


何故なら……。


「鬼…」


「鬼か…」


「鬼じゃのう…」


「すまんかった…」


鬼との全面戦争…。


その兆しが見えてしまったからだ。


事の発端は俺の…喧嘩?そんなもん大売り出し中だ馬鹿野郎…的な発言がどうやらこれに繋がったようで皆からすれば溜まったものではない…っつー感じだ。


夕刻…陽が落ち辺りも暗くなっているにも関わらず、山の彼方此方から松明の火がちらほら見えている。

兵役に就いてない天狗達を俺の無駄にクソ広すぎる屋敷に匿い、兵役に就いているものは、そこら中を走り回って指示を伝えている。


山の力の弱い子妖怪達や小妖怪達は皆逃げ出し、山の異様な空気に天狗達でさえ気張っている。


それを物見櫓から見つめ指示を飛ばす大天狗、それを聞き周りに指示を与える各天狗の長達。

皆それぞれ思いはあるんだろうが…。


「姫雪様…本当に大丈夫なのですか?」


屋敷の屋根から様子を見ていた俺の背後に兵装を着た椛が心配そうな言葉をかけてくる。


「大丈夫…だと思うんだがな」


正直今まで鬼神にあったのは2回…その何れもが《こいつと戦いたくない…》と思わせられるほどの強者の気配。


「鬼神を抑えられる可能性があるのは姫雪様のみ…大天狗様達と比べても姫雪様の方が強い…しかし相手はそれの上を行くのでは?」


「そうだな…四天王達も伊達にその名を語っているわけでは無いだろう…奴らは俺らとは個々の力が違いすぎる…」


正直俺が出張るのは嫌だ…我儘と言うのも納得だ…自分で売った喧嘩なのに…仲間にやらせたくもない…だが天狗として…天魔となって生きてきた今…人間だと思っていた昔…半妖と思っていた時…徐々に仲間と言うものが分かってきて…今はその仲間達のリーダーとなって今ここにいる…。


俺があの鬼達を捕まえたのは、あいつらも持っているであろう仲間意識…。

暴れるのは勝手にすればいいが仲間の命を殺めたあいつらを許すことができなかった…。

そして向こうからの要請が…仲間を返せ…。


人間、妖怪…決して交われない種族ではあっても心は同じようなもの。


「…っ!?姫雪様!」


来たか……。


「椛…お前は後衛に行け…いや…前衛は俺一人でいいと伝えろ…」


「ぇ…それは…どぅいう…」


「俺に…殺されたくなければ…引っ込んでいろと言うことだ…」


少々キツイ言い方をしたが…それも仕方なし…自分で撒いた種くらい自分で解決してやる。


俺の頭の中では紅魔館で働いていたころの記憶が蘇っていた…。


《お前は優秀だ…自慢の部下だった…これが私の最後の命令だ!娘を!レミリアとフランドールを!!この館を!!頼んだ…》


《守りきれなかったら許さん…》

《頑張ってね…》


あの館に必ず帰ると約束したが……。


あの様な事…これ以上やらせてたまるか…。

いつか共と生きたあの場所に帰るために…。


「2度は言わない…今回だけはお前も他の天狗達にも手は出させない…」


後ろで呆然としている椛を置いて俺は空に舞い上がる。


頼むから来てくれるなよ…椛…。。。





《俺に…殺されたくなければ…引っ込んでいろと言うことだ…》


姫雪様…どういう事ですか…。


私はあの時…背中を任せると言われ、刀を譲り受けた時から…姫雪様の背中を守る為に頑張ってきました…。

なのに……。。。


「私は…必要ないのですか…足手まといなのですか…。姫雪様…。」


1人で鬼を迎え撃つなんて…死ぬ気ですか…。


後衛……。


「後衛ならなんでも良いのですね?ならば…背中も後ろです…後衛…守らせていただきます。」








山の開けた場所…そこでは天狗達と鬼が睨み合いをしていた…。


俺はまだ戦いが始まってないのを確認する。


生きて戻ってこれればそれでいいんだ…。

誰一人…犠牲なく…。

鬼達も殺さない…。

だが…仲間がやられた仕返しだけはきっちりさせて貰うぞ。


「聞け!今前衛にいるものは皆後衛につき、後続隊達にもそれを伝えよ!この場は俺のみで十分だ!愛宕!比良!飯綱!鞍馬!後続の大天狗達にもこのことを伝え、待機するよう伝えよ!」


ざわつき始めるがすぐに引いていく前衛の天狗達…だが大天狗達だけは引かなかった。


「どうするつもりじゃ!お主!まさか1人で発破かけるつもりではあるまいな!」


「予想を上回るこの鬼の数!天魔殿はどうするつもりじゃ!」


「策はある!だからしばし時を待て!」


不満顔ながらも大天狗達も折れ引いて行く。


鬼のみとなった戦場に静かに降り立つ。


「これはどういう事じゃ?天魔。まさかお主一人で我等と戦うつもりでもあるまい?」


確認できるのは…鬼神、星熊、伊吹、のみ。


茨木童子は来ていない…。


が…気配を消しているとは言え近くにいるのは分かる。。。


「あんたあたしら舐めてないかい?別に天狗が弱いとか言うつもりはないけどねぇ……舐められちゃ困るんだよ!」


「勇儀、これも策じゃないかい?あたしゃそうは見えないけど…」


「…貴様ら天狗如きが!我等を愚弄するつもりか!」


妖力が馬鹿でかい程高まっていく…。恐らくこれは鬼神の妖力…のみ。無駄にでかい俺の妖力ですら上回る鬼神の妖力が地面を揺らし始める。


「いいや…そんなつもりはない…ただ…」


俺は目を瞑る。。。


久々に使う俺の…俺自身の能力!!


「俺の視界に仲間がいては邪魔なだけでな!」


無駄にある妖力を全開放する。


次の瞬間…鬼神がぶれコンマ数秒遅れて俺は上体を後ろに傾ける。


目の前を通過する拳に冷や汗を流しながら後ろに跳び地面に手をかざす。




《いいですか?私は使えませんが姫雪様の膨大な妖力を身体強化だけに使うのはもったいありません。》


《ならばどうする?妖術でも使うか?》


《その通りです。姫雪様の妖力はこの幻想郷では恐らく上位に入ります。身体能力、程度能力、妖力、どれを挙げても強力かつ巨大な物をお持ちならば妖術も習得出来るかと》


《数年後》


《はぁ…くっ…はぁ…はぁはぁ…》


《覚えれたのは初歩的な火、水、風などの自然系妖術に幻術…適正は地系妖術に結界ですか…守りに重点を置いた術がお得意のようですね。》


《はぁ…はぁ…地系か…あんまり役に立たなさそうだな。》


《いえ…全くそうでもないですよ?炎や風、雷などは質により熱量など様々な攻め方ができますが物量が圧倒的にたりません。それに対して水は物量こそあれど守りには向かない...地系が1番優れていると言っても過言ではない程ですよ?攻撃に必要な物量...質量を兼ね備えかつ防御にも優れてますからね。》


《へぇ〜案外万能なものだな》



「こんの糞鬼が!!」


義手!土手縛り!





《形ある妖術を使うにはその形を変えなければいけません。妖力を流し込み自身の変えたい姿へと妖力を変化させます。妖力の形にそって物質は形を変化させます。槍の形に流し込めば地の槍に…壁の様に流し込めば壁に、という風にですね。》


《切り離して飛ばすということは出来るのか?》


《遠隔的な妖力操作が必要ですが出来ますよ。》





「この妖術!?ここまで地の術を!?」


地面に縛り付けられ倒れる鬼達。


遠隔操作した妖術により縛り付けられる鬼達。


だがすぐに砕け散る。


「だがこの数…放った術全てに完璧に妖力を流すことは出来なかったようだ…あまり鬼を…舐めるでないわ!」


今度は視界がブレ気づけば殴り飛ばされ宙を舞っていた。


「はっ…ガッ…」


翼を羽ばたかせ宙で止まる。


「ちっ…ゴホッ…ゴホッ…早いな…」


なら力押しだ!!


技!借りるぞ!幽香!


「妖砲!マスターーッ!スパァーーークッ!」


黒紫色に輝く閃光が鬼神を中心に捉え広い範囲に広がる。



ちっ…眩しすぎて視界が…見えねぇな。


「こんなもの!」


「大将、あたしも暴れたいんだがいいかい?」


「好きにせい」


前が見えないが耳は聞こえる…。


「一歩………二歩………」



前から膨大な妖力を感じる…。

まずっっ!?!?


「三歩必殺!!!!」


一瞬…一瞬で俺の砲撃は消し飛んだ…。それどころか余波がカマイタチとなり俺の体を切り刻む…。


「ふぅ…ふぅ……くっ…はぁ…はぁ…」


「なんだい?天魔と聞いて来てみれば弱いじゃないか。そんなんでよく長になれたもんだよ。全く。」


「あ…?うるせぇ…よ…」


俺は妖力弾を展開し弾幕をはる。


「次の長を決めておけばよかったものを…。」


殴り、蹴飛ばし、握りつぶし…俺の妖力弾はことごとく潰されていく。


「この山の真の長は我だと言うことを…思い出させてやろう」





そこからは防戦一方だった。


殴られ蹴飛ばされ…かろうじて急所を守ること以外できなかった。

反撃なんてもの出来るわけがない。


「我は能力すら使っておらぬというのに…全く、拍子抜けじゃの」


鬼神の右拳が俺の脇腹に減り込む。


「っっっつ!?ごふっ…がはっ!か…!」


まずい…肋骨折れちまった…。翼も…左腕なんか感覚もねぇ…。

なんつー馬鹿力してやがんだ。。。


「くっ…はは…はぁ…鬼神とはこんなものか?お山の大将…俺一人満足に倒せねぇなんざ…笑わせるな!」


それでも粋がりたいのが…俺の意地ってもんだ。


「ふ…はははは!ならば!全力で叩き潰してくれるわ!」


俺は腰の刀を抜き放ち左腕を盾に使うため構える。使えない腕は使う必要がない…。せめてもの有効活用だ。


「その勇気だけは認めてやろう!だが我に勝てると思うな!!!!」


「勝てねぇと思うから勝てねぇんだ!だったら勝つ気でやってやる!!」


…久しぶりだな…。瞳の能力を使うのは…。


ふっ…この小童…能力を使うつもりよの?ならば我も使うほかあるまい…。



俺の瞳から創造し作られた炎や雷が鬼神を襲う…。


「こんなもので…我も舐められたものよ」


消失させ消したものを返す程度の能力。




消えた炎や雷が俺を襲う。


が形無い物も断つ!俺が椛にならった剣技ならばそれもできる!!


刀を抜き目の前に迫ってきた炎と雷を舐めるように切り裂く。


「返したところで通用はしない!!」


そこからは斬撃と拳撃の連撃。


俺の刀をかわし、いなし、弾く鬼神と鬼神の拳を流し、かわして弾く俺。


鬼神の拳を刀の腹を使い横に流そうとした…。


が…これが…致命的な隙を見せてしまった。


狙ってやりやがったな…。


刀ごと…押し切られた…。


俺が右に流そうとした拳に刀が付いて行ってしまった…。


つまり…急所をさらけ出してしまうことになる…。


「愚かな小童よ!これで終わりのようじゃ!」


妖力と持ち前の怪力を全力でのせた拳が俺の目の前に迫ってくる…。


死……俺は本気で覚悟した…。


実時間はコンマ数秒…だが俺には長く…それが10秒、何分と感じる。


俺の視界の端に何かが映り…目の前が真っ暗になった。


ガッッッッッ!!!


金属か何かで防いだ音と共に俺と目の前の影が吹き飛ぶ…。


その影には…見覚えのありすぎる…。


姿が映っていた…。



























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