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東方壊創瞳伝  作者: 幻想郷レッツ
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第10話


俺は現在天狗の群れに囲まれている。

その真ん中で俺は怒り心頭で天狗共を睨みつけている。

こうなったのは数分前に溯ろうか...。


俺は小脇に犬走椛と言う白狼天狗を抱えて山の頂上にたどり着いたのだが...。


「何をしに来た半妖よ!貴様の来る土地ではない!即刻立ち去るがいい!」


「お前が天魔か?八雲の使いで来たんだが?」


俺はそう言って脇に抱えていた少女を下ろす


「貴様と話す口なんぞ持っておらぬわ!半妖如きに負ける部下も必要ない...そちらは儂が始末する...今なら間に合うぞ?立ち去れ!」


部下を始末する...だと?

見た目は妖艶...長い黒髪に若干のつり目...唇は紅を引いたように色濃く体も凄い...。

その辺の男ならすぐついていきそうなくらいの美人だ...。


「という訳だ!さっさと消えぬか!無礼者め!」


周りにいる天狗も俺に刀を向け威嚇している


「ならば要件だけ伝えよう...迷い込んだ里人や神隠しにあった人間...ましてや人里を襲ったりすることをやめてもらいたい」


俺は相手の目を見て言い放った。

この時点で堪忍袋の緒が蜘蛛の糸ギリギリまで細くなっていた。


「知らぬ...貴様なんぞの言うことなんぞ聞くこともない!もうよい!殺してしまえ!」


で囲まれてるってわけ。


にしても...近衛兵にしてはちと多くわないかね?


「ここで倒れてる天狗はどうすんだ?」


とりあえず一番気になっていることを聞いてみる。


「今から死ぬ貴様に教えてなんの意味がある」


ほうなるほど...生かすつもりはない可能性があるってか?俺なんかにかまったせいで?はっ!笑えねぇな!いや...笑おう...この際笑っちまおうか!!楽しくてしょうがねぇ!久々に本気は本気超本気!見してやんよ!


「おい羽虫共...この世から存在を消されるのは...覚悟のうえ...だよなー!!」


俺は全力で妖力を開放し久々に左目の能力を使う準備をする。

つまり...焦点を完全に相手に合わせ狙う。


「消えろ...」


グシャッ...!


「貴様!何をした!」


何って天魔の横の天狗を木っ端にしただけなんだが...。


「視界に入れただけだ...ま、俺の場合それだけで勝てるんだが...カハッッ!」


後ろ!いや前!ちっ早過ぎる!!


「この!野郎!カハッッゴホッグフッッ!」


早すぎる...視界に捉えられても体が全くついてこない...しかも視界に入れても焦点が合わねぇ...。


気付けば俺は無様に地面に転がされていた。


「これが我が天魔の能力...全ての速度を操る能力だ!」


そう言って石を投げてきたがその石は速度が異常なくらい速かった。

もちろん避けきれることはできず腕を貫かれる。


「速度は時に重さとなり槍となり刀となる」


なっ...なんつー妖力...水?まさか...!


「水を細く...速度を最大限に上げればどうなるか...答えは...剣だ!!」


俺を断ち切ろうと襲ってくる水の刀...。

俺は咄嗟に障壁を発動させその場から逃げる

..1秒もたたず障壁が両断される。


「なんとか避けれたが...」


左腕ではもう使えまい...。

俺の腕はあまりの水圧にボロボロになっていた。


「貴様はもう終わりだ...せめてもの情けとして遺言は聞いてやる...誰か聞かせたい者はおるか?」


もう...終わり...ん?何か...忘れているような...

そうか!


「くくくくくく...くははははは!あーっはっはっはっは!まだ残ってるじゃないか!」


俺は左眼を閉じる。


「何をするつもりだ?」


俺は天狗共を障壁で囲み閉じる瞬間に俺は障壁の外に出る。


「空間圧縮を発生!」


俺は徐々に縮んでいく...潰れろや!


だがそううまくは行かないようだ...。

俺の障壁ごと断ち切られた。


あの水圧カッターは厄介だな...。


「啖呵をきっていたわりには弱いのう...」


「うるせぇ」


だが確かに手も足も出ていない...一撃でさえ入れれてない...。


「では先にそこで倒れている若輩者を始末するか」


天魔はそう言って俺が倒した少女の首元を持ち上げ扇子を向ける...すると扇子から刃が飛び出す。


俺のせいであいつは死ぬのか...俺と出会ったばかりに......なんて...させるかよ!

もうイイぜ!全て壊してやる!

全員...生きて俺の目から逃れられると思うな!


「おい...クソ天狗...その手をはなせ」


俺は天魔の腕を掴む。


「貴様!天魔様に何をしておるか!」




急に若造が我の手を握ったと思ったら気付けば周りの配下達が全て倒れふしている。

何が起こったのだ...。

いや...分かる。

あやつは瞬時に全員の首を掻き切っていった......辛うじて生きておる者もおるが...なんて奴だ...。


「貴様...何をした...」



はつはっは...驚いた顔の天魔...傑作だな!


「何をしたって?ただ首を狩っただけだ」


俺は自分の袖から出ている斬糸を垂らす。

俺は斬糸に妖力を流し操っているだけだ。


まぁ1度に30本が限界だけど...。


「その糸...か...」


「そして既に巻かれている...お前にな」


俺は既に四股は勿論首や腰にも巻き付けてある。


「いつの間に.........くくく...あっはっはっはっは...まぁいい...そんな物...我が天魔の肌には通用せぬわ!」


そう言って無理やり引きちぎられた。

俺の方に掴んでいた少女を投げつけ少女に向かい何かを発射した。


俺は少女を抱き抱え敵から守るように俺は天魔に背を向けた。


ドキュンドキュッ...。


俺の背中を何かが貫いた。

ま、なんとなく分かるがな...どうせ速度を上げた石ころだろうよ...。


だが俺の意識が徐々に遠のいていき最後に妙な浮遊感を味わいながら俺は気を失った。







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