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なんだ=押入れ、かんだ=クサ

 ・・・翌朝は澄み渡った青空だった。今日はいい運動会になりそうだ。

 冗談はそこまでにしておいて、池を造ったし今日は庭作りでもしてみるかと思い立つ。池は何の気の迷いか25mプールにしてしまったのでそのまま校庭風にしようかとも悩んだが、自分の家の庭が学校の校庭だった場合を想定してみた何だか嫌だ。


 「土が、平らな地面を形造って固まる。」・・・まずは整地だ。

 現状では純和風かアスレチック風の二択だな。流石にテーマパークまでは魔法万能でもたどり着けそうにない。さてどうするかと考えていた所、そういやここはパーティー犬なんかが出没する危険地帯だった事に思い当たった。危ない。ここ数日、生活水準の向上にのめり込んで、周囲の調査という第二の目標が疎かになっていた。滝を見つけて魚がいそうだ捕獲どうしようと悩んだ所から多分狂った。庭を完成後は再度着手することを方針に盛り込み、心の警戒レベルを一段階引き上げるよう関係各所に通達した。

 それに伴い、庭ではなく要塞化した方がよくないかという思いに至る。難攻不落とはいかないまでも、少なくとも樹海と接している部分には何らかの対策が必要だ。堀でも造るか。


 「土が、広場と樹海が接している部分に深さ5m幅5mの堀を形造って固まる。」・・・広範囲も結構いけた。校庭程の広場の外周に堀が張り巡らされた。念のためだ。もうひと手間増やすか。


 「土が、堀の底をどこまでも沈む沼に変える。」・・・堀の上から唱えた。なんだか堀の底がしっとりして、潤いを帯びた感じだ。例えるなら50代の肌に化粧水を塗り込んだ感じだろう。どこまでも吸収していく。試しに手頃な石を投げ込んでみると、ゆっくりと沈んでいった。どこまでいくんだろう。地球でいうと、最悪マントルか。

 このままだと樹海に出られない為、広場正面には石橋を渡らせた。幅5mを結ぶ立派な石橋だ。この地にあやかって豚橋と名付けた。さらに景観をよくしようと空堀にプールの排水を流す。程よい感じに水が湛えた所で、取水と同水量の排水も用意する。更にプールとの水路を拡げて魚の往来を自由にしてみる。・・・彼らには日頃(昨日)から不自由な思いをさせて済まないと思っていた。

 水堀は造った。次は堀の内側か。まず着手したのが、プールに飛び込み台とウォータースライダーの設置だ。これは何より欲していたものだ(心が)。土魔法でプールの一方に高さ5mの飛び込み台を設置し、反対側に2回転半ひねりの簡易ウォータースライダーを設置した。その際、プールの取水源はウォータースライダーの開始位置に移し替えた。時間はかかったが、満足する出来だ。オー窟に向かって広場の右側、全体でいうと3分の1がこれらの施設で埋まった。

 

 では左側はどうしようかと考えた所、折を見てやってみたいと思っていたことを試してみることにした。・・・ところで話はかわるが、昨日夢の中で出てきたおじさんが仲良くなった際、俺にだけこっそり内緒話をしてくれたことをここで回想してみたいと思う。


 ・・・お前さんを信じて打ち明けるんだが・・・ここだけの話だぜ。決して口外は無しだ。いいな、誰にも言うんじゃねえぞ。実は俺ァ今、家で押入れ草(※脳内変換しています)の栽培をしてるのよ。おっと、ここまでだぜ。これ以上は駄目だ。何だ、何か言いたそうだな?きっかけ?・・・そうだな、あんまり大きな声じゃ言えねえが、ここ最近仕入れが大変でな。大量に使う用事ができたのよ。必要(※裁縫)に迫られてな。違法じゃないかって?ああ、残念ながら違法じゃない。まだ、法で規制されてないタイプでな。いいか、アンタを信じてるからこんな話をしたんだぜ・・・。そこで目が覚めた。


 ・・・なんだかんだで向かって左側、広場の更に3分の1は埋まった。一応、高さ2mの薄い土壁で囲った。隠したんじゃない、風の影響を考慮したんだ。


 もう、広場中央の3分の1はいい加減庭らしい庭を造ろう。オー窟と豚橋の間に幅2mの石畳を引き、その脇には等間隔で右側に星狐、左側に爆裂弾の苗木を植えた。何年先か分からないが、いずれは収穫を見込めるだろう。何故成木ではないかというと、現状で使える魔法では採取場所から移し替える方法が思いつかなかったからだ。あと、個人的な見解だが苗木は何か見ていて癒される。


 とりあえず、庭はこんなものか、必要に応じて造り替えていくとしよう。日が暮れてきたので、生簀から2匹獲って食して寝た。


 

 

プロット達成率9.5%

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