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本日も学園生活を満喫します  作者: 室町五丁目
昼休み

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一日のルーティーン

 別に知りたくもないと思うが、昼休みはダラ~ンとするものなので、俺の一日のルーティーンを紹介しよう。



 朝の8時に母親の怒鳴り声と暴行によって叩き起こされる。


「いい加減に自力で起きなさい」

「ふがっ?」

「ふがっ、じゃない。起きろ!」

「起きたくない場合は?」

「減らず口を叩くな!」


 頭を叩かれながら朝飯を食べた。

 毎朝この調子である。笑顔の彼女を見た事がない。たまには「三次、今日はいい天気よ。頑張ってね」とか言ってみろ。そしたら「お母様。行って参ります」で、我が家の品格が上がる。


(お前が宮本家の格を落としているのが分からんのかぁぁ)


 という心の叫びを我慢して出掛ける支度をする。

 家を出るのは8時45分くらい。学校まで徒歩で15分くらいなので時間的には余裕である。

 さて、今日も元気にいざ……玄関を出てすぐに犬のウンコを踏んだ。


「またあいつかよ……」


 元凶である近所のババアん家へ行き、塀に靴底に付いたベッタリウンコを擦り付けた。すると、当人であるウンコ犬が分もわきまえず生意気にも吠えてきた。

 ペットのフンを始末するのは飼い主の常識である。それさえも知らない奴に遠慮などいらない。世間知らずのババアん家の塀におしっこを引っかけるのが朝夕の日課になっている。

 ちなみに、親父も毎朝の日課にしており、塀の一部がいつも湿っている。最近、傾いてきてるので崩れるのは時間の問題だろう。

 気が違い過ぎた。先へ進もう。



 9時ジャストに校門をくぐり、チャイムが鳴り終わったと同時に教室の扉を開ける。素敵な仲間たちに挨拶して席へ。

 歩みの途中で克己が寄ってきて長々と自慢話を始めた。あまりにもうるさいのでアックス・ボンバーを喰らわせて黙らせた。そのまま友則の席へ行き「おはようさん」と言いながら下半身を握りしめた。「はぐっ」という声と共に動かなくなったので、今日も元気だなと安心した。

 そして地獄の時間が始まる……。


 こう見えても真面目が取り柄の男である。授業は真剣に聞いている。

 ただし、頭を使うと眠くなるという大病を患っているため、3分もすると睡魔が襲ってくる。夢と現実がグチャグチャになり、そろそろ寝ようと思った矢先、唐突に名前を呼ばれた。


「三次。読んで見ろ」

「え? はい」


 読めと言われれば読まんでもない。何だか分からないが、とりあえず教科書を広げた。


「吾輩は猫……も薄暗いじめ……始めて人間」

「お前、何を読んでるんだ」

「教科書ですが」

「何で教科書が上半分なんだ?」

「け、軽量化を計りまして……」


 この間、未悠の武器製作の際、藁の代わりに国語の教科書を真っ二つにした記憶がある。下の方はどこかへ行ってしまい、現在は上半分しか残っていなかった。


「もういい。座れ」

「……はい」


 言い訳がバカバカし過ぎて呆れたらしい。

 これ以上授業を受けても意味がない。机に伏せて深い眠りに着いた。



 休み時間。校内放送が流れた。


「2年3組の宮本三次君。職員室まで来なさい」


 まったく身に覚えがなかったが、パブロフの犬状態で職員室へ向かった。

 ドアを開けると、担任の大谷先生が睨んでいた。


「昨日の体育の時間、何をしていた?」

「俺ら、昨日は体育の時間はないですよ」

「5組のだ!」

「べ、別にこれと言って何も……」

「教室に忍び込んだだろ」

「……そんな事はしませんです」

「教室で女子の制服を試着しただろう」

「え!?」

「見た奴がいるんだぞ」

「だ、誰ですか、そいつは!」

「今なら間に合う。本当の事を言え」

「そ、そんな事する訳ないじゃないですか。ハハハ」


 笑顔で誤魔化した後、チクった奴を探して校内をウロつく。

 再び授業という名の地獄へ突入し、ようやく昼休みへ。


 給食を腹いっぱい食べた後は、チクった奴を探す旅に出掛ける。

 紆余曲折を経て見つけたターゲットに後ろから近づき、おもむろにスカートをめくって本日のパンツを確認。激高して追いかけて来る途中、帰り掛けの駄賃に通りすがりのスカートもめくって沢山のパンツを堪能した。

 ここで掴まると人生が終わるため、屋上へ逃げ込んでチャイムが鳴るのをひたすら待った。

 昼休みが終わったら、こっそり教室へ戻る。

 飯を食い、大暴れし、可愛いパンツを確認した後は眠い。巨大な尻に追いかけられる夢を見ながら放課後まで死んだように眠った。


 放課後、掃除当番をスルーして、友則克己の人として最低コンビと共に秘密基地へ移動した。

 人生で最も役に立たない話で盛り上がる。


「おい三次、見ろよ」

「スゲェな。全身フル活用じゃねぇかよ」

「アクロバティックの極みだな」

「ケツって痛くねぇのかな」

「慣れるとクセになるらしいぞ」

「マ、マジかよ」


 俺と克己が女性の懐の深さに感動している横でDVD鑑賞をしている友則。背中の肩甲骨がムキムキし、ケツ筋がピクピクしていた。男を感じさせるたくましい姿に興奮した俺らは、奴の背中に突撃した。

 克己は背中一面に美少女くぱぁ~を描き、俺は割り箸を尻の穴に突っ込んでみた。短い声で「イッ!」と顔を歪め、その後に息絶えた。


 友情を育んだ後、カラスと一緒に帰宅の途に着く。

 塀に向かっておしっこをしていると、バカ犬が俺の顔を見て吠えた。人ん家の玄関先でウンコをする輩には、それ相当のお仕置きが必要であろう。奴に尻の匂いを嗅がせ、思いっきり屁をした。「くぅぅ~ん」と鳴いて涙目になっていた。


 飯を食って風呂へ入って100メートル全力ダッシュを2本ほどキメ、腱鞘炎になりそうな手首に湿布を貼って今日一日が終わった。


 改めて語ると、ロクな事してねぇな。俺って……。





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