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新しい居場所と2人の気持ち。前編

家を出た2人は少年の家に向かおうと歩いていました。

「こっからカナトの家までどれぐらいかかるの?」

と歩きながら少年に問います。

「う〜ん…たぶんあと20分くらいで着くんじゃないか?」

大分悩んだ後にそう言うと少女は更に表情が幸せそうにしながら「カナトの家楽しみ、楽しみ〜…!!」

と凄くるんるんと尻尾をゆらゆらさせます。

すると少年があることに気付きます。

尻尾と翼がちゃんとしっかり見えたままだったのです。

少年は慌てて少女に「尻尾と翼隠さなくていいのか?」とひそひそと小声で言うと少女はこう言いました。

「カナトにははっきり見えているだけで他の人からは見えないから安心して!!」と言い出すと家まで待ちきれなかったのかいきなり少年をお姫様抱っこで軽々と持ち上げます。

「ちょ…いきなり何をしてっ…!?」

少年は少女にいきなり軽々と…しかもお姫様抱っこをされては顔真っ赤に恥ずかしそうにしながらも驚き、少し抵抗していると少女が

「ん…ちゃんと捕まってて!カナトの家までひとっ飛びで行ってあげる!」

そう言うと翼を広げては空を飛んでいきます。

歩くよりも遥かに早く感じ、そこから見る景色は絶景で色んな場所が見渡せました。

「…お前は毎日こんな景色を見てたんだな。」

最初は怖がっていた少年も景色を見た途端、冷静になったのかそう言い出します。

「うん!それにここは飛んでて凄く落ち着くの…。」

少女がそう言うと少女はさっきまではしゃいでいたのが嘘のように飛んでいる時は静かです。

少年はその様子を見ては改めてアリアの顔立ちが整っていて美しいと見蕩れています。

それに気付いた少女は見蕩れているだなんて知りもせず「私の顔になにか付いてる?」と首を傾げて言うと少年は顔を赤くして慌てて顔を逸らしながら

「な、なんでもない…」と言います。

なんなんだ、これ…今まで他の女子にもこんな事ならなかったのに…と初めての感情に困惑していると少女は匂いでこの家だ!と分かっては降りて少年の家に着きました。

「ほら、着いたよ!!」と少年を優しく下ろします。

「ありがと…ほら、入って」

そこには普通の二階建ての一軒家がありました。

「おじゃましま〜す!」と

家の中に入ると一般的な玄関にごく普通のインテリア。

少女はそれを見ると興味津々で部屋の中を物色しだします。

「ちょっと…あんまり置いてある物は触らないでくれよ。」と注意をしつつもソファに座り込み

少女は「は〜い!」と返事しながらも色んな物を触ったり、少年の部屋に入ってはベッドの下を覗き込んだりしていました。

するとベッドの下から何か本が出てきます。

それを見つけた少女は少年に「これ、な〜に?」と聞きに行きます。

少年は慌てて「ちょ、それ、返して!見ちゃだめ!!」

と言いながら取り返そうとした瞬間翼を使って少年よりも上に飛んでは本を取れないようにします。

「やっぱりこれ、そういう…??」と揶揄うように言うと少年は今までにないぐらい取り乱し

「そうだよ!!!だから返せ!!!」と言います。

少女は「え〜、どうしよっかなぁ」と焦らします。

いくら飛んで掴もうとしても届かず、少年はついに苛立ち尻尾を掴んでは下ろそうとします。

すると尻尾を掴んだ途端少女が「ひゃっ…?!」と聞いてはいけないような声を出すと2人ともぽかん…としては顔を赤らめ少女は無言で本を返してはそさくさと少年の部屋に逃げるように行く___。

一問一答!ミニコーナー!!

Q.カナトはいつもどんな本を読んでいますか?

カナト「え…え〜っと…普通に小説、とか、?」

アリア「私には言えない、ちょっとイケナイ本とかねぇ〜??」

カナト「う、うるさい、黙ってろ!!」


次回もお楽しみ!!

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