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執事の正体と作戦__中編

「弟って…知り合いは人間界にしか…。」

困惑していると

「本当に何も聞かされていないのですね…。

カナト様と同じ学校に通わせていたんですが…。」

「え…って、まさか!?」

「はい、そのまさかです」

にこっと微笑むデイトリッヒを見ては拍子抜けしたような表情を見せています。

少年がこうなるのも無理はありません。

少年がよく一緒に話していたお友達二人のうち

よく、敬語で話していたお方がデイトリッヒの弟だったのです。

名前は楓葉カエデ


まさか、楓葉もこっち側と関係していただなんて…。

でも、そんなこと一言も……。

「まぁ、私も勝手ながらに動いているだけですけど…。」

髪をセットしながらにこっと微笑み

「…いつから俺の事知ってたんだよ…。」

呆れたように聞くとうーんと考えながら

「んー…3年?4年ぐらい前でしょうか…。」

「最初っからじゃねーか!!」

「まったく…誰にも話すなよって言ったのに…。」

「ちなみに、アリア様のことも聞いておりますよ。」

「は…?」

ぽかんとして少しした後に

「ちょっとまて、そんなとこまで話してんのか!?」

デイトリッヒの肩を掴んではそういうと

「えぇ、私が聞くと包み隠さず教えてくれましたよ」

「それはもう楽しそうで嬉しそうに話していました」

「はぁ…。真面目そうな性格してるかと思えば口が軽いんだな、あいつ…。」

呆れたように掴んでいたのを離しては

「話してんのはいいけど、他の人間には話すなよ」

「わかってますよ、家でしか話してませんから」

「そういえば、どこに住んでんの?」

「人間界では弟が母と父と一緒に暮らしています。」

「…デイトリッヒは?」

「私は屋敷で1人で暮らしていますよ。」

「屋敷で1人…?」

「はい、1人ですよ。」

「…ひとりって…。

それにここからどうやって行き来してんだよ」

「それはまぁ…企業秘密ということで…。」

少し、不穏な空気を漂わせては

「は…??」

「さぁて、次はお着替えでしたね、クローゼットにてご用意させていただいておりますよ。」

にこっと微笑みながら何着か豪華な衣装を取り出して

「…あんまり、派手すぎないやつな」

色々突っ込みたいところは多いけど…悪いやつじゃなさそうだし…様子見か…。

少年がそう思っていると

「では、こちらはいかがでしょう?」

煌びやかでいかにも派手な衣装を見せては

「いや、だから、派手じゃないのって言ってんだろ!」

「これは、これは…申し訳ございません」

「少しおふざけがすぎましたね。」

楽しそうにしつつも少し落ち着いた感じの衣装を用意して

「それではこちらなんかはいかがでしょうか?」

「もうそれでいいよ…。」

「かしこまりました。」

支度が終わると即座に女王陛下が居る場所へと向かいました。

そこには早めに支度が終わっていたアリアとエリスの姿が…。

「やっと来た、全く…乙女より支度に時間をかけるなんて…。」

呆れたようにそう言うと

「…ごめん、ちょっと話し込んでて…。」

あまり見慣れない少女のドレスに見蕩れては目を逸らし赤面状態に。

それもそのはず。

肩を大胆に出して胸元にはルビーのような宝石があしらわれており、ドレスは赤を基調としながらも、光を受けるたびに純白のような輝きを見せる艶やかな生地で仕立てられていた。

スカートの裾には、白いレースがあしらわれている。

そして赤いドレスを引き立てるように、肘丈まで伸びた黒のロンググローブを身につけている。

普段は下ろしている銀髪を、今日はハーフアップにアレンジしており、髪飾りには銀髪がよく映える本物の薔薇が飾られている。

「…どうかしたか?」

少女はそんなことも知らずにぽかんと首を傾げると

「な、なんでもない!」

少年は顔を赤くしては焦って顔を逸らしている

「まぁ、いいか…行くぞ。」

少女がゆっくりと扉を開けては

隠し部屋まで行きました____

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