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喋る黒猫とお説教

「きゃーッッ!!!!!!!」

そう悲鳴が聞こえた中、少女は落ち着いた様子。

「アリアはなんか知ってるのか?」

「まぁ…。エリスの部屋に少し、置き土産をね〜!!」

楽しそうににこにことしているのを見ては

「なんだ、ドッキリのようなものか……。」

ほっとした様子です。


一方、エリスの部屋では__

「え、エリス様、驚きすぎです!!」

「ね、猫のぬいぐるみが喋ってっ……。」

普段は物怖じしないエリスが、珍しく取り乱していました。


なぜこうなったのか、少し時を遡ることにしましょう。


――――――――――――

「はぁ…やっと部屋に戻って休める……。」

疲れた様子で部屋に戻ってきてはベッドに倒れるように横になり

「服着替えなきゃ…。ふく……。」

そのまま布団もかけずに寝てしまいました。

「…あらあら、まったく、仕方のない人ですね…。」

机に置かれてそのままエリスの帰りを待ってたシティが動き出しては眠ったエリスを着替えさせようと

「よいしょっ……。」

背中部分で軽々と持ち上げて椅子に座らせては

せっせとクローゼットから寝巻きを取り出し、エリスを着替えさせて

「ベッドも綺麗にしてないじゃない…。」

ベッドメイキングも小さい体ながらに完璧にこなしてはエリスを寝かせて布団をかけてあげました。

そんなことをされているとも知らず、エリスはそのまま二十分ほど眠り続けた。


「ふぁぁ……。 よく寝た……。」

起き上がっては背伸びをしていると

「あれ…。わたし、いつの間に着替えて…。」

「それに、ベッドも綺麗に整ってる……。

まぁ、それだけ疲れてたのかしら…。」

何事も無かったかのようにベッドから出ると同時に

「あ、やっと起きたのですね、エリス様!」

机の上で待機していたシティが話しかけると同時に

「きゃーッッ!!!!!!!」

冒頭の叫び声に至ったのです。

「あ、貴方、何者なんですか!!?」

「それにこんなぬいぐるみ、私の部屋に置いてなかったはずじゃ…!!」

「私はエリス様をお守りするべく生まれたのです!

どうかお気を確かにしてください!!」

「そ、そう言われても……。」

そう騒いでいるとガチャと部屋のドアが開く音がしました。

「その子は私が置いたのよ」

「へ…あ、アリア様が…??」

「そうよ。エリスを驚かせようと置いて行ったんだけど…大成功だったようね!」

悪戯な笑みを浮かべては嬉しそうに尻尾を揺らして

「……。」

ぽかーんとしばらく唖然としては正気に戻り

「アリア様…すこーしだけお話しても宜しいですか?」

少し、笑みを浮かべるも怒っている様子で…。

「え、エリス…??

何もそんなに怒らなくても…。」

焦って後ずさりをして

「今回ばかりは許しません!!」

「散々、イタズラを受けてきたこっちの身にもなってください!!」

今までにないくらい怒りを露わにしていて

「そこにお座りなさい!!」

床を指さしては少女は申し訳なさそうに縮こまり

「は、はい…。」

「人の部屋に勝手に置くなら、一言くらい知らせてください!」

「毎回、毎回、びっくり箱を仕掛けたり、虫を仕掛けたりと…少し、イタズラがすぎますよ!!」

「深く反省しております……。」

「こんなこと、カナト様にはしてないでしょうね!?」

「してない!誓ってカナトにはしたことない!!」

はぁ、と疲れと呆れの溜息をついて安心して

「なら、良かった…。

今回は許しますが次回した場合は1週間私と接触禁止ですからね!」


「ご、ごめんなさーい!!!!

もうしないからそれだけはゆるして〜!!!!!」


一国の王女には見えない程にエリスに泣きつき抱きついては大声でそう叫び

王城中にその叫び声が響いたそうな____

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