シロンと謎の人物
「それでどうしたの…??」
シロンを手のひらに乗せては聞くと
「ぼくがつけてた人がね、あのね…えっと…うーんっと……」
まだ言葉が拙いためか言葉が詰まると
「シロン、落ち着いて…その部分の記憶だけ見せてもらっていいかしら?」
「うんっ!いいよ!!」
「じゃあ……。」
そのままおでこをくっつけると
「MemoryShine」そう唱えた瞬間紫色の光に包まれる__
その瞬間、意識はシロンの記憶の中に移り、身体は気を失っている状態。
―――シロンの意識の中―――
よーし、ぼくももっと、アリア様に役に立てるように頑張らなきゃ!!
それにしてもアリア様達をつけてなにするつもりなんだろう…。
そう思いながらてちてちとおぼつかない足で追いかけると王室に着きました。
気配を消し、姿を隠していた人が魔法を解き姿を表すと
フードを被っていて顔はよく分かりません。
おかおがみえなきゃお役に立てない…。
「なんだと?!
そんなことをするやつはあの二人しかおらん!捕まえてこい!!」
そう怒鳴りつけご乱心な王様を見ては
やばいやばいやばい、どうしよう!!
きっと、アリア様たちの計画がバレたんだ!!
はやく、はやく知らせなきゃ!!
「んぎゃッ……!!」
急いで走って行こうとすると転んでしまいます。
音を出してしまい魔法が解けてシロンの姿も見えてしまう。
「なんだこのぬいぐるみは…??」
「陛下、私が行きますので陛下はそのままになさっていてください。」
そしてシロンに近付き
「…ただのぬいぐるみのように見えますが…。」
どどどど、どうしよう…バレちゃった…。
吸血鬼種はおはながとってもいいからアリア様の血の匂いわかっちゃうかも…。
あ、でも、おかおを見れるちゃんす!!
じーっと見るもフードの中身は見えず
「もちあげてみたら何かわかるかもしれない…。」
そういうとシロンを持ち上げると
「特に変わったところは……微かに血の匂い。
このぬいぐるみ、何か仕掛けが…?」
そう言われて焦ったシロンは
「…あ、あの、ぼく、迷子で…えっと…アルフィリア第二王女殿下さまのお部屋に行きたくて……。」
かわいこぶってみると
「…アルフィリア様の事をご存知…というかそのまえにこのぬいぐるみしゃべっ……!?」
するとしばらくして王が近寄ってきて
「おぉ、よく見るとアルフィの部屋に置いてあったぬいぐるみじゃないか」
「う、うん!ぼく、アルフィリア様をずっと見守ってたんだ!!」
「そうか、そうか…じゃあ、アルフィのところに連れてってやるからな…」
そう言ってフードを被った者からシロンを持ち上げ
「と、ところで…あの、フードの子はだぁれ?」
「あやつは私達を守ってくれる人達さ、私が選抜したものにしかなれないから周りの人達は知らないんだよ。」
「へぇ〜…さっきの人のお名前とか、特徴とか教えてくれる?ぼく、またあの人とお話したい!!」
「うーん…そうだなぁ…。」
「アルフィリア様にも紹介してみたらきがあうかもだし…!!」
キラキラとした期待の眼差しで見詰められてはさすがの王でも断れないのか
「そうだな……。」
「赤い瞳でな。」
「髪には金色の蝶の髪飾りを付けている、」
美しい女性だったなぁ…。」
「そうなんだぁ…!!」
王はシロンがただのぬいぐるみとしか思ってないからか簡単に教えてくれます。
そして部屋につき
「こんどは迷うんじゃないぞ。」
「うん!」
ここで映像は途切れ意識が戻ってきます。
「っ……。金の蝶の髪飾り……。」
「アリア様、なにかしってるの?」
「…まぁ、ずっとここに住んでたしね、一応は…。」
あはは、と苦笑いしたあと
「さぁて、ぬいぐるみちゃんたちに生命を与えて、みんなを守ってくれる子達作らなきゃ!」
そう言っては立ち上がってるんるんで歩き
「う、うん…。」
シロンは何やら気にしてる様子…。
フードの子の正体は一体__?




