秘密と理由___
____気を失った翌日____
身体が重い…。
頭が痛い…。
「っ……。」
「はっ……、」
すると少年が飛び起きる。
「ここは…そうだ、あの女の家。」
俺に突然声を掛け、お互い何も知らないのに家に強引に連れてこられたんだ…。
「……。」
暫くして首筋に手を当てる。
まだ、首筋が痛む。
本当に血を吸われる日が来るなんて…。
「そうだ、アイツは……」
隣を見ると幸せそうにすやすやとアリアが眠っている。
「ったく…幸せそうに眠りやがって…。」
こっちは血を吸われすぎて気を失ったって言うのに。
「それにしても……。」
尻尾に抱き着きパジャマ姿で丸まりながら寝ているアリアを見詰め続け。
「子供というかなんて言うか…姿は大人なのに…。」
思わず寝ている少女に優しく頭を撫でた。
人間以外に出会うのはいつぶりだろうか…。
「久しぶりに吸血鬼から血を吸われたな…。」
「いつもはちゃんと抵抗出来たはずなのに。」
以前も吸血鬼以外の種族と出会ったりしていた。
それに翼と尻尾が見えたのも…俺も…俺自身も___。
「はぁ…こんなこと思ってちゃだめだよな…」
ボブっと勢いよくまた横になる。
それと同時にカナトが起きたのに気付いたのかアリアも目覚めた。
「おはよ〜…。」
凄く眠そうにしながら寝惚けているのだろうか…。
朝の挨拶をしたあと少年に抱き着き再び寝てしまう。
「っ…ちょっと…!!」
さすがに俺も男なんだが…!?
そう驚いては顔を赤くしながらも必死に離れようとしていて
「んん…エリス…あともう少しだけ……。」
寝惚けているのか、寝言なのか…少女はエリス、という名の人と勘違いしている様子。
「もう少しだけだから……、」
またそう言った後、少女の目尻から涙が溢れていたのが見える。
「…しょうがないな。」
少年はボソッとそう言いながらも抱き締めたあと優しく頭を撫でた。
「……。」
少女は嬉しそうに微笑みながらもそのまま寝続けた。
「こんなこと普段しないはずなのにな…。」
自分でもそういうほど少年は少し驚きつつも少女の寝顔を見ながら再び寝て1日を過ごした。
一問一答!ミニコーナー!!
Q.カナトくんのお気に入りの場所は?
カナト「学校の屋上。
部活はやってないけど…放課後、時より屋上に行って、景色を眺めてる。
そこから見える景色はすごく綺麗で見ていると落ち着けるんだ。」
アリア 「学校って楽しい?」
カナト「普通かな。」
アリア「え〜、もっと面白いかと思ったのに…つまんないの!!」
次回もお楽しみに!!




