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楽しい女子会!!

色々と計画を進めた2人はその夜、自室で夜会を開いていた。


―――アルフィリアの部屋にて女子会―――

「みんなまだかな、まだかな〜!!」

ベッドで寝そべりながら皆を待っていると

ドアをノックする音が…。

その音を聞きやっと来た!!と言わんばかりに嬉しそうにしつつ

「はーい!!入っていいわよ!!」

「アルフィリア、来たわよ…。」

そう言って入る少女とエリスの姿が

「いらっしゃい!!」

「それにしても随分と部屋の雰囲気を変えたのね…。」

改めてよく見渡すと部屋の中はピンクで可愛らしく装飾されていてぬいぐるみ等がそこらかしこに置いてありました。

テーブルには王家専用のティーカップに紅茶用のティーパック。

そして窓辺には一輪の赤い薔薇が飾ってありました。

「とってもすてき……。」

部屋を見渡しては少し羨ましそうにしつつ見蕩れていると

「お姉様のお部屋もすっごく素敵でしたけど、やっぱりわたくしは可愛いものに囲まれて暮らしたくて…。」

「あ!でも、元々置いてあった可愛らしい小さなくまさんのぬいぐるみなら大切に保管してありますわよ!!」

手に余るほど少し大きくも小さい赤いリボンの着いた白いクマさんを持ち

「これ…こんな所にあったのね…。」

少女はそのクマさんを大切に抱き締めたあと安心そうな表情を見せます。

「このくまさんそんなにお気に入りなんですの?」

「これは…子どもの頃に誕生日プレゼントとして初めてお母様から贈り物として頂いた大切な宝物なの…。」

「突然、ここを出て行かなきゃいけなかったから入れ忘れちゃっていたのね…。」

くまさんを見ては優しく微笑むと

「ねぇ、この子、勝手に動き出したりはしなかった?」

「そりゃあ…ぬいぐるみさんですもの。

勝手に動き出すことはありませんけれど…。」

そう聞かれてはきょとんと不思議そうに首を傾げると

「そう…この国を離れてしまったから魔力が途切れたのね…。」

「1度しかないからしっかり見ていて。」

すると自分の爪で指先を切り、切り口から出た血液をくまさんの中に入れて机に置くと

「…。……。」

手と足、そして耳がぴくりと動き

目が赤く光り出すと

勝手にゆっくりと立ち上がり動きました。

「まぁ…すごい!!すごいですわ!!

能力でこんなこともできるんですのね!!」

目を輝かせてはすごく感激して嬉しそうにくまさんを見ていて

一生懸命に口をもごもご動かして

「っ…。ぼくはっ……ぼく…。シロンっ…!!」

不安定でカタコトながらもそのクマが喋りだしました。

そのクマの声は少女の声を少し、幼い少年の声に変えたように聞こえます。

「!?これ、どういう仕組みなんですの!?

こんなの見たことありませんわ!!」

それを見て聞いてから落ち着きがなくくまさんの周りを観察していて

「えっと…私の血液は魔力そのものだから…

何にでも使えるの…だから血液を入れても赤く染まらないし、私が常にそばに居るだけでこの子がちゃんと意志を持って話し出すようになるのよ。」

「ねっ…??」

「うんっ…!!ぼく、ずっとアリア様のこと…見てきたからしってるよ…!!

ぼくねっ…いまのとってもお上品でお姫さましてるアリア様も大好きだけど…はっちゃけたアリア様もだいすきだよ!!」

カタコトながらに一生懸命話してはにこっと可愛く微笑むと

「シロン…。もうしばらくしたら元に戻るから…。ありがとうね」

凄く嬉しそうにしてはシロンを優しく撫でていると

「なんですのこの可愛い生き物は!!

お姉様ほどではありませんが愛くるしくて仕方がありませんわっ…!!」

「こういうぬいぐるみは用心棒としても役に立つからもう一体作っとくわね」

「はい!!そうしてくださいまし!!」

そしてまたノック音がしました。

「失礼致します、お嬢様」

寝巻き姿のルミリィの姿が…。

「ルミリィ!!いらっしゃい!!」

嬉しそうにルミリィに抱きつき

エリスが少し驚いては

「ルミリィ、久しぶりですね」

「お久しぶりです!

エリス様もお変わりないようでよかったです」

にこっと微笑み

「よーし!全員集まったことだし、女子会開くわよ〜!!」

ソファーに移動しては紅茶の準備をしだして

「そういたしましょうか…って、お嬢様、紅茶の準備は私がします!!」

火傷などをしないか不安なのか慌てていて

「別に大丈夫よ、もう子供じゃないもの!」

「それでも怖いんです!!」

そう言ってはティーポットに紅茶のティーパックを入れて暫くしてティーカップに注ぎ

「できましたよ…。」

ほっと安心していると

「ルミリィ、もうこんなに紅茶の入れ方が上手くなったのね」

エリスが少し嬉しそうにしつつも紅茶を飲み

「以前より美味しくなっているわ」

「そう言っていただけて嬉しいです!!」

「さてさて…何をお話いたしましょうか!

やっぱりお姉様が人間界に居た時や、カナト様と出逢った経緯などお聞きしたいわ!」

「え…なんでそこでカナトが出てくるんだ…。」

目を逸らしては少し顔が赤くなっていて

「だって、こんなに分かりやすく心を奪われてしまうほどにお好きなんでしょう?!」

純粋な眼差しで見詰め

「だ、だから…私はそんなんじゃ…。

…はぁ…。分かったよ、話すよ…。」

否定しても意味無いと感じたのか呆れたように溜息をついてはそう言うと

「やったー!!早くお聞かせくださいまし!!」

「…カナトとは、その、図書館でたまたま会って…。

そこから1週間ぐらい…なりゆきで一緒に住んでただけ」

恥ずかしそうにぬいぐるみを抱き締めながらそう言うと

「たまたまじゃないでしょう。あれは必然です」

エリスは紅茶を飲みながらそう言います。

「ま、まぁ、血の匂いにつられて行ったことには変わりないけど…。」

「…い、一緒に…?」

「出会ってすぐの殿方と…??」

アルフィとルミリィは困惑している様子で…。

「なんなら毎日一緒に寝てたから…少し、人肌が恋しい…。」

寂しそうに恥ずかしそうに尻尾をぽんぽんと叩くように動いていて

「一緒にねっ……!?」

2人同時に驚き

「…なんかおかしなことでも言った…??」

首を傾げていると

「アリア様は少し常識が無さすぎます…。

普通は吸血だって、永遠に添い遂げる人とするものなのに…定期的に何回も…。」

溜息をつき呆れていて

「そ、それはカナトがいけない!!」

「お姉様…これでまだ、付き合っていないんですの…??」

「信じられません…。」

「…だ、だって、アルフィの存在知らなかったから…こっちに戻らなきゃって…思って…。」

「それならご安心ください!!

わたくしが責任をもって王女を努めますわ!!」

「そう言ってくれてありがたいけど…そう言うアルフィはどうなのよ」

じっと少し圧をかけては見つめて

「え…わ、わたくしは…えっと…。

一応、いるにはいるんですけど…。」

「いるって…好きな人?それとも婚約者?」

「婚約者はまだおりませんわ…ただ、気になる人なら…。」

顔を真っ赤にしては乙女のように恥ずかしがり

「私も初耳なんですが…。」

「ふ〜ん…ねぇ、その人どんな人?」

「…隣国で王太子を勤めてる人で…。

まだ出会って数か月でもう奪われてしまいましたわ…。」

「隣国の…。確か、冷酷で表情ひとつ変えずに戦場で連勝しているという…??」

ルミリィがそういうと

「実際はとても子供らしいところとか笑顔がとっても素敵なところがあったり…すごく優しくしてくださるんですの…。」

「…いい人ならよかった…」

安心すると同時に今度は

「エリスもそういう話、あるんじゃないの?」

「私ですか…まぁ、探していた人物なら見つけましたが…。」

少し何かあったのか浮かない顔をしていて

「探してる人…??」

「はい…実は能力で見た男性を探していて…。」

エリスの能力は未来予知。

断片的にしか見れず、どういう経緯でそうなったとまでかは分からない。

もちろん未来予知なので未来が変わっている事も…。

「私が見たのは…私とそのお方が幸せそうにしている事のみで…。」

「エリス様はその人のこと好きなんですの?」

「好き、というよりかは友達という感覚です

既に、その人には恋人がいらっしゃいましたし」

「そうなのね…。」

「でも、エリスが幸せそうにしていたならある意味、運命の人なのかもしれないわね」

凄く嬉しそうにそう言うアリアを見て

「確かにそうですね、私もそう思います」

「さて…次はルミリィの出番よ!!

何かお話はないの!?」

「私はまだお嬢様のお世話がありますから…そういう出会いにはまだ、程遠いようです」

「そうなのね…いつも面倒をかけてごめんなさい…」

凄く申し訳なさそうにしていて

「いえいえ、そんな私なんかに謝らないでください!!

それに、好きでこの仕事をやっているのです、悔いはありません!」

慌ててそう言うと

「ルミリィ…!!」

「ん〜……。」

眠そうに欠伸をしてはベッドで横になり

「アリア様、ここでは寝ないでくださいよ…??」

「…はぁい…。」

慣れない口調で話し続けたり、数日間色々あったせいですやりと眠ってしまい

「お姉様、ご無理をさせてしまったかしら…」

「大丈夫ですよ、少し、疲れが溜まっていたのでしょう…。」

「私も眠いです…。」

ルミリィも欠伸をしだして

「みんなお疲れなのね…。」

少し落ち込んでいると

「また、誘っていただけたらアリア様も私も喜んで行きますよ。」

ふふっと微笑み

「私もいつでもお話聞きます」

「2人とも……またやりましょう!!」

嬉しそうにしてはエリスはアリアを背負って

「では、これで失礼いたします。」

「えぇ、また来てください!!」

背負って空いている部屋まで連れて行こうとしていると

「こんなことならお部屋を掃除しておくべきでした…。」

後悔してはどうしようと悩みながら歩いていると

「あ…。」

「あ……。」

角から少年の姿が……。

「アリア、寝ているのか?」

「はい……。」

脳裏に先程、少女が言っていた事を思い出しては

「…空いているお部屋、掃除がまだなので預かってて貰えますか?」

強引に少女を預けては

「え、いや…ベッド1つしかないし…。」

「では、これで失礼いたします」

そさくさとどこかへ行ってしまい

「…まぁ、いいか。」

そのまま客室に戻っては優しくベッドに下ろして

「んん……カナト……。」

寝言を言いながらも幸せそうに眠っていて

「相変わらず可愛いな…。」

「おやすみ、アリアお嬢様」

その様子を見ては微笑んで隣に横になっては優しく頭を撫でながら眠りについた。

一方その頃…。

「はぁ…私もアリア達の恋バナ、聞いてみたかったわ…。」

溜息をついては溜まっている仕事を片付けている女王陛下の姿が…。

「こんな仕事、ほったらかして遊びに行きたいわ…。」

果たして次回の女子会は参加出来るのか…。

がんばれ!マリア女王陛下____☆

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