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衝撃と真実と。

先程の一件から少し遡り___


王城にいるアルフィリアとカナトは唖然としていました。

「…何も出来なかった。」

「俺は…守るって…決意したのに…。」

「どうして一歩も動けなかったんだ…。」

酷く落ち込み瞳に涙が溜まり、悔しんでいる少年を見ては

「わたくしだって何もできませんでしたわ。

あんなお父様、見た事ありませんもの…。」

彼女も悔しんで混乱して自分の父親に酷く恐怖と怒りを抱いていました。

「見たことない…?」

少年は疑問に思います。

先程も見た通り、どうしてこんなに態度が違うのか気になっていたのです。


「お父様とお母様はわたくしを大事に、大切に育ててくださいましたわ。

少し、甘やかしすぎという程に優しくしてもらいましたの。」

「王族としての振る舞いや、マナーも7歳の頃からみっちり教えてくださって…だからあんな姿はとても衝撃的でしたわ…。」

彼女は嘘をついているように見えない。

むしろ、ショックを受けているようにも見えた。

「…アリアがどうして突然、子供のようになった理由も知らなかったのか。」

「はい…。きっとお姉様には沢山、辛くて苦しい思いをしてきたのに…わたくしったらあんなに漬け漬けと…。」

酷く落ち込んでいると


カナトは深く息を吐いた。

拳を握り直す。

そして

「……落ち込んでいても何も始まらない。

きっとアリアは戻ってくるだろうし…。」

切り替えようとそんな事を言い出すと彼女は疑問に思います。

「どうしてそんなことを言い切れるんですの…?」

「アリアを信じているから。

アリアはこんな事でめげたりはしない。」

そう言う少年はとても自信と期待と希望に満ち溢れていました。

そんな少年を見てはどこか希望を貰えました。

「…そうですか。

わたくしもまだまだのようですわね。」


そう話していると女王陛下がやって来ました。

「アルフィリア、いまここにアルスが…。」

少年を見てはピタッと止まってしまいます。

「こ、こんな人間どこで見つけてきたんですか!!

ついにアルフィにも彼氏が!?ねぇ、この人とはどういう関係なのですか!!」

凄く嬉しそうに勢いよく質問攻めをしては隅に詰め寄り

「お、お母様、落ち着いてください!!

この人とはまだ、会ったばかりで、先ほどお姉様と一緒に来たお方です!!」

慌てて必死に説明すると

その様子をみた少年は

「こういう所はアルフィリアさんとそっくりなんだな…。」

こう呟く少年を見ては

「貴方も見てないで何かいってください!!」

目をぐるぐると回しながらもそう言う彼女を見てはクスッと笑いながらも

「勝手なご訪問をお許しください。

アリア第一王女とご婚約を望んでいる如月カナトと申します。」

先程より整ったお辞儀と挨拶に女王陛下は圧倒されつつ

「ようこそお越しくださいました。

…ところでアリアはどこに…?」

見渡す限り少女は居ない事に気付きます。

「お母様、実は……。」


「はぁ…。転移魔法陣を使った痕跡があったのでまさかとは思いましたが…。」

呆れたように溜息をつき

すると一気に女王陛下の顔つきが変わる。

何か覚悟を決めたかのように

「お二人にはお話があります。

応接室に来てください。」

真剣な眼差しでそう言うと

使用人が

「こちらです。」と御丁寧に案内をしてくれました。

二人は疑問に思いながらも着いていきます。


応接室に着くと女王陛下は机とソファーを退かしてカーペットをめくるとそこには隠し通路らしき階段が…。


「お母様、これは…?」

「黙って着いてきてください。

それとこの部屋には王であっても入れてはなりません。」

彼女にそう言ったあと後ろに着いてきた騎士や執事にそう伝える。

底が暗くて見えない階段をゆっくり降りていきます。

それに続いて降りていくと…

そこには沢山の見知らぬ資料と貴重な本。

そして大きく

「王 アルス・ロイヤル・リーファ復讐計画」

と掲げた旗がありました___


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