更なる疑問とお約束と…。
「エリスって…えっと、」と困惑しながらも
「黒髪ロングウェーブで、スタイル良くて、ちょっと気品溢れる美人さん…??」と問うと少女は頷きます。
「でも、私が知っているエリスじゃなかった…。」
「エリスはもっと…金髪で可愛いお姫さまのように可愛かったのに…。」というと少女はふと疑問に思います。
「…そういえば、どうしてカナトがそれを知ってるの?」そういうと少年は
「実は…一昨日の月曜日にうちの学校に3年生として来たんだ…。」
「美人さんだって評判で…名前は確か、天羽エリス」
少女はその名を聞き、ある記憶を思い出します。
――― 回想 ―――
小さい頃のアリアは今と変わらず無邪気でした。
小さい頃からずっと一緒の侍女を見てふと、こういったのです。
「エリスって本当に美人さんよね!まるで白い翼が生えた天使様みたい!!」
その侍女は凄く嬉しそうに微笑みながら
「もう、お嬢様ったら…それは言い過ぎですよ。」
──ア、──お嬢様!!
アリア!!とぼーっとしている少女に話し掛けます。
「ふぇ…何か言ってた、?」とぽかんとしながら突然涙が溢れます。
その様子を見て少年はまた取り乱します。
「お、おい、どうした?大丈夫か…??どこか怪我でも、」焦りながらも頭を撫でたり抱き締めたりします。
少女は「その人は私が知っている人かもしれなくてっ…。」とそれを聞いた少年は納得します。
「…また、会えるといいな。」と優しく抱きしめながらも撫でていると少年は
「それはそうと…どうして怖い目にあったか、わかるよな?」といきなり怖い顔をします。
「そ、それはその…、だって、暇だったから、他の子の血でも飲みに行こうと思って…。」と目を逸らしながらも言うと少年は更に不服そうな顔をしています。
「俺が居ない間に、俺以外の血を飲むんだ…。」
「もしかして…嫉妬してる?」と問われると少年も気付いてないのか必死に
「!?そ、そんなわけあるか!!」と少し顔を赤くしては逸らします。
「嫉妬してるんだ〜…??」とニヤニヤ少女が言い出し少年は焦りながらも
「と、とにかく!俺がいない時は勝手に外出しないこと!しても近場で済ませること!」
「はぁい…ねぇ、早く帰りたい!」少し反省したあとそわそわしています。
「ん…じゃあ、帰るか。」と友達に
「無事に見つかったから帰る、探してくれてありがとう」と連絡しながらそう言っては少女が嬉しそうに当たり前かのように少年をお姫様抱っこをしては翼で空を飛び始めます。
「ねぇねぇ、カナトは帰ってきて私が居なかった時、どうしてたの?」と聞きます。
「え…それはその…別に、居なくてもよかったけど、いてもたってもいられなくて、」と意地を貼りながらも目を逸らしながらいうと少女は分かりやすく落ち込み「そうだよね…私が居たらゆっくり休む事も出来ないし…やっぱり邪魔だよね…。」そう言っては落ち込んでいる少女に少し動揺しながらも
「ち、ちがう!そうじゃない!俺は…、
もっと、アリアと居たくて…、」と後半は小声で言ったが少女は聴覚も優れている為、聞こえています。
「ふ〜ん…??」と嬉しそうにしつつも少し耳を赤らめていて
「お前、その反応は絶対聞こえてるだろ!」
「なんのことだかさっぱりだな〜??」と楽しそうに話しているとあっという間に家に着き。
「ほら、着いたからもう下ろせ。」と言うと無言で少女は自室のベッドまで少年を連れて行きます。
「ねぇ、さっきはあんな風に言ったんだから…また、血を飲ませてくれるんだよね?」と赤い瞳を光らせてはそういうと少年は
「なんだ、それか…別にいいけど、程々にな。」と言うと少女はからかいながら
「なんだってなによ〜…別の事でも想像してたの?」
「そ、そんなわけ…だっていきなりこんな…、」と顔真っ赤にしては誤魔化し
「へぇ〜…??つまり、私にそういうことされたかったんだ?」とからかい続け
「うるさい、うるさい!!もういいからさっさと飲め!」顔真っ赤にしてそういうと「はいはい、」とニコニコしながらも首筋を小さい八重歯で噛み吸血しだします。
少女はどこか安心している様子で吸い続け
「っ……。」と少年は少女を抱き締め
少女は美味しそうに、嬉しそうにしながらもカナトが倒れる前にと吸い終わります。
少年は「もうおわり…??」ともの寂しそうに言うと
「カナトってさぁ…それ、無自覚?」もっと吸いたいのを我慢しつつもまだ赤い瞳が光っていて
「いや、その……。」
その瞬間、胸がどくんと跳ねた。
アリアがいなくなった時、泣きそうになるほど怖かった。
もっと一緒にいたいと思った。
きっとそれは____。
気付いた途端、余計に意識して顔真っ赤にさせていると少女はそれを見て我慢出来ずにまた吸血してしまいます。
「ちょっと……!!」と言いながらもあまり抵抗せずに吸われ続け、段々と意識が朦朧としてきます。
「ア、アリア…もうだめ、」と言っても少女は本能のまま吸い続けるとまた少年の意識が飛んでしまいました。
少女はそれに気付くと
「…カナトがいけないんだよ…。」と独り言を呟き
少女は少年の寝顔をずっと見詰めては顔を近付けていて____。




