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甘い血が導く先は___  作者: 姫宮 りりあ
再び動き出す運命。
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11/15

焦りと怒りと____後編

少女はスタンガンで気絶させられたあと、男性二人組に抱えあげられ車に乗せられては人気のない森林にある小屋に連れていかれました。

椅子に座らされ両手は後ろに拘束、目隠しで目は見えなくされていました。

すると数分後、やっと少女は目が覚めます。

「っ……。」

ここは…何も見えない…けど、暗視効果で何とか微かに見える…。

さっきの男共らしき人達が何かやってる…。

縛られてるのも簡単に力を入れれば取れそうだけど…。

ここでこいつらに吸血鬼の存在をバラしたら

大事になりかねないかも…。

いくら考えても逃げる手段を使えないとわかった途端、あまりの衝撃と恐怖、経験のない出来事から泣いてしまいます。

「…っ…。」

カナトっ…エリスっ……。

みんなどこ…1人にしないで、、

こんな所で終わりたくないっ…。

それにまだ…カナトと一緒に居たいっ、

そう思っていると起きたのが男性二人組に気付かれてしまいます。

「お、やっと起きたか…。」

「もう泣いてんじゃんw早すぎ〜ww」

そう言われるとまた何かされるかもと思うと怖くてもう何も言い返せません。

「………。」

「てか、スタイルいいし、ちょっと使ってからでもいいよな?」

「いいんじゃね?」

そう、2人組が言い出すと

男たちは少女へ近づき、嫌な笑みを浮かべる。

「いやよ、やめて…!!!」と暴れ散らします。

「どんだけ暴れても逃げられないんだから無理でしょw」

「ちょーっと大人しくしててね?」と言われたあと両足も椅子の両脚に縛り付けました。

「っ…私はっ…こんな事するのはっ…あの子じゃなきゃいや!!」と泣きながらそう叫ぶとまた一昨日からしていた気配察知がします。

「っ……!!!」

「誰か助けて…エリスっ!!!!!」

そう叫ぶと…「はい、お嬢様。」とどこからか声がします。

指が鳴った瞬間、目の前に現れたのは少年の通っている学校に転校してきた謎の美少女。

「なんだこいつ…!?」

「どこから現れたか知らねぇが出しゃばってんじゃねぇよ!!」と男性二人組がナイフで切りかかろうとした瞬間、蹴り1つで2人を片付けてしまいます。

それを見てはまた涙が溢れてこう問います。

「…エリス、エリスなの…、??」

「さぁ、?それはどうでしょうか。」

「もう貴方の知っているエリスじゃないかもしれませんね。」そう言いながら縛られているのを解き、目隠しをとっては優しく頭を撫でて

「それってどういう……??」

「それでは、私はこれで失礼致します。」

「どうか、あの方とお元気で…。」するとすぐに指を鳴らしては目の前から気配も何一つ消えてしまいます。

「…行っちゃった…。」

その一方で少年達は少女の行方の情報を掴んでいました___。

目撃者はいないかと沢山の人に聞いていると、1人のお婆さんが黒い車に乗せられていたのを見ていた様子。

「あんな人気のない物置小屋なんかにっ…。」と少年は友達二人に連絡をします。

「どうした?なにか見つかったか?」

「居場所がわかったのなら僕たちも…!!」と言うとすぐに「いや、来なくていい、一人で十分だ。」と電話を切ってしまいます。

急いでその小屋に走って向かい、ドアを蹴破り

「アリアっ………!!!!!」と叫ぶと

ぽかん__としている少女の姿がありました。

少女は少年の姿を見るなりして

「カナト〜…!!!」と飛びつき泣き出します。

「っ…正体隠さなきゃってっ…思ったら何も出来なくてっ…怖かったぁ……」そう少女が言うと

少年はほっと一安心してはいつもよりぎゅっと抱き締めます。

「無事でほんとに良かった…。」

そう呟くと倒れている男性二人組を不思議そうに見ています。

「これ、アリアはやっていないのか?」

「うん…これは、えっと…エリスが、」

少年はその名を聞いた途端驚きます___。

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