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焦りと怒りと___前編

少年は焦っていた。

アリアが居ない…。

脱衣所を見ても、俺の部屋にも居ない。

居そうな場所は隅々まで探したのに…。

どこにもいない、どうしよう、どうしたらいい?

あいつは無邪気に振る舞ってるけど本当は寂しがり屋だ。

外に探しに…でも、すれ違いになったら…。

「っ……。」

宛はある…だが、本当にあの人なのかまだよく分からない。

連絡して、果たして来てくれるのだろうか…。

「もう会えないのか…??」

そう思うと自然に涙が零れた。

少年にとってたった数日で話して住んで…とてもかけがえのない存在だったから。

けれど、少年はまだその事に気付いていない。


その時アリアはどこに行ったのかと言うと…。

「暇すぎて遠くに出掛けたら迷子になっちゃった…。」

「ここどこだろう、、」と不安げにしながらも裏路地のような場所で迷子になっていました。

飛べばよいのでは?と思うかもしれないが表は人通りの多い場所。

ここで飛んでしまっては人間に見つかる確率が高い。

「…遠くに行かなきゃ良かった。」そう嘆いていると

2人組の怪しげな男性二人組が少女に話しかけた。

「ねぇ、お嬢ちゃん、迷子?」

「良かったら俺らが連れてってあげよっか」

そうふたりが言うと少女の手を取り無理にでも引っ張ります。

「やめて!離して!!」

少女は正体を隠さなきゃと思い抵抗するしかありませんでした。

「いいじゃん、俺ら道案内してあげるだけなんだから。」

「そんなに警戒しなくたっていいじゃんか〜。」

「いやだ!!離せよ、この小猿共!!!」

抵抗しながらも男性二人組を睨むと怒りに触れてしまったのかスタンガン等で気絶させられ

そしてそのまま男性二人組に少女が攫われてしまったのです。

そんな事を露知らず必死に街中を探す少年。

「おーい!!どこだ、返事をしてくれ!!!」

「アリアーー!!!!」

少年は今まで出したことのない大声を出しては少女を探し続けます。

その様子をたまたま2人で買い物をしていた少年の友達が目撃し、少年に駆け寄ります。

「おい、どうした?」

「何かあったんですか?」

心配そうに尋ねると少年は安心したのか一気に涙が溢れます。

「!?!?」と2人とも驚きます。

「ほんとに大丈夫か?」

「ほら、泣かないでください…。」

慌てながらも背中をさすったりハンカチを渡したりしていると少年がこう言います。

「っ…今朝、話したっ…アリアが居なくてっ…、」

泣きながらもそういうと友達が察して

「一緒に探すよ!!」

「特徴とか教えてくれればなるべく頑張ります!!」

「ありがとう…これ、アリアの写真…。」

「うわ、めっちゃ美人じゃん!!」

「そりゃこんな可愛い子が手元から離れたら心配にもなりますよ…。」と話しつつ友達は

「んじゃ、探しに行ってくるわ」

「見つけたら連絡しとくので通知、ONにしといて下さいね!!」と友達は急いで探しに行きました。

「頼りにしてるぞ、2人とも…。」

そう、少年は呟いたあとまだ探していないところに探しに行きました。

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