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サビたロボットと、ダメなヒト。  作者: あおば がしゅん


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11/20

軽くなる未来≪いま≫

それから一週間が経った日の夜8時半。

「ただいま~」靴を脱ぎながら部屋に入る。


世間はクリスマスから、年明けに雰囲気が変わり始めていた。

しかし配送業は、休むことはなく動き続ける。


がんばろ



ガタン ガタン

「オカエリナサイ(おかえりなさい)」サビ太郎が充電ドックから離れこちらにやって来た。


ピロン


帰宅していたのを見計らったかのように、メッセージの着信音が鳴る。


アプリをタップ。



空さんだ……どうしたんだ?



『今日サビ太郎に教えられてないから、これからご飯を作りに行ってもいい?』



たしか友だちと映画行くって言ってたっけ


"無理しなくていいよ!たしか今日出掛けてたんだよね?"



しばらく相談のやり取り。


結局家に来てもらうことにした。


ピンポーン


はーい



「おじゃまします。ごめんね遅い時間に」


「ちょうど帰って来たところだし、全然大丈夫」


軽く穏やかな会話。


「コンバンハ。イラッシャイアオヤマサン(こんばんは。いらっしゃい青山さん)」

「こんばんは。サビ太郎」微笑むとキッチンへと向かった。


「今日は簡単な物でもいい?」

「ラーメンとかどう?醤油でよければ一応冷蔵庫に入ってる」

質問にプラスαで答える。


「あぁ!いいね~ラーメン食べたかった~そうしようか」

冷蔵庫を開け生めんのラーメンの入った袋を取り出す。

「サビ太郎~」


「ハイ(はい)」


「家事記録して。料理を記録したい」空さんは鍋を取り出しながらサビ太郎に指示を出した。

「カジキロクリョウリモードニシマス(家事記録料理モードにします。)」


ピッ



サビ太郎の目が光る。

今日は完ぺきに覚えてくれよ

内心応援に似て異なる考えでサビ太郎を見つめる。


「まずお湯を沸かす…」空さんは1つずつ見せ記録を確実に行いながら、料理を始めた。



「太陽君出来た~」

キッチンから声。


テーブルに近付くと器が置いてあった。

透明で油がゆらゆら揺れ、スーパーで買ったラーメンを楽しみににおいをかぐ。


「うまそう……ありがとう」

サビ太郎は隣に座り少しずつ会話に参加しながら夜ご飯。



「今日行った映画に行くって言ったでしょ?私の友だちがめちゃくちゃ推しで追っかけまでしていて、私も本人と会った事あるけどほんとにかっこいいの」

空さんの今日と以前の出来事を聞き楽しむ。

「握手したとかサインとかないの?」


「友だちは握手とサインと両方で、私は握手だけだったよ」

微笑みながら頷く。


出来事を伝え合う程、空さんと仲良くなっていた。

安心感に包まれ始めた自分はまだ何も気づいていない。

お読み頂き本当にありがとうございます。

全20話

11話から20話は【2026年3月15日から24日まで 午前10時00分】 に投稿いたします。


投稿時間が変わるため、ご注意ください。

お時間ある時に、見て頂ければ幸いです。


まだまだ勉強不足で魅力に欠けていると思っております。

読者様の正直な、お気持ちで結構です。

下にある☆で作品への応援やコメントを宜しくお願致します。

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