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シャキンッ…!
「立ち止まってる場合じゃない…」
赤城は剣を構えた
「今やんないと相当な程の被害になる…」
葉奈に回復してもらったローサも立ち上がった
タッタッタッ!!
2人は下級怪物の集団に向かって走っていく
ゴゴゴゴ…!!
―それ以上は進ませない!ふっ!はあっ!―
修羅の怪物は2人に飛びかかっていく
ヒュンヒュンッ!
赤城とローサは、修羅の怪物の攻撃を華麗に避ける
―小賢しい…!―
シャキンッ!
「くらえ!」
赤城は燃え盛る大剣を修羅の怪物に振り下ろす
ガンッ!
その攻撃を左腕で受け止める修羅の怪物…
そのまま赤城を弾き飛ばし、ついでにローサをぶん殴った
―お前らの勝てるビジョンは見えてこないがな―
バチチ…
「グリーンエナジー!」
「サファイアアロー!」
遠距離から下級怪物に向けて技を放つ2人
バーン!バーン!
バーーン!!………
シュウゥ……
煙と共に姿を現す修羅の怪物…
―諦めるのが吉だ…―
電子盾を展開し、葉奈と蒼の攻撃を全て防いだ
「あれは02の盾…?」
バッ!
―そうだよ!オラァ!!―
急に飛びかかってきた修羅の怪物は、蒼と葉奈を殴り飛ばした
バシンッ!バシンッ!
「ぐはぁっ!!」
「ぐあぁぁ!!」
「技が放てなくたって…」
ゴルドは、装着されている大砲を構えて下級怪物に向けて放った
―もっとゲートを開け…もっともっとだ!オラァァ!―
修羅の怪物は02の大剣を勢いよくゴルドに向けて投げた
ビュオンッ…!
「っ…!!」
ガンッ!!
ゴルドは、腕を顔の前に構えて大剣から身を守った。しかしそのかわりに、腕に装着されていた大砲がボロボロに砕ける
「はあ…ぁ…ボロボロに…」
―あってもなくても変わらないだろうが。はっ!―
投げた大剣が、修羅の怪物のもとに戻っていく
―順調順調、後やることは1つ…グガガァァァァァア!!―
修羅の怪物は身の毛もよだつ程の唸り声を上げた
「うっ…耳が…!!」
―所詮は小僧共のお遊びに過ぎない。こちらから行ってやろう。ガアッ!!―
ビュンッ!
バンッ!!バンッ!!
1人ずつ無差別に襲い始めた。
赤城は燃え盛る剣で対応するも、4本の手を前にして圧倒される…
バロンの槍使いも素晴らしいものだが、強制的1体1の絶望的状況を前に殴り飛ばされるだけ…
―回復も間に合わない程の破壊力!そして相手に絶望を与える。完璧だ…!―
キンッ!キンッ!キンッ!
葉奈の必殺技を大剣で全て弾きながら近づいてくる
―オラァァ!!―
バンッ!!
「ぐはぁっ!!」
葉奈は殴り飛ばされた
ザッ…ザッ…ザッ…
―暇だし緑の石でも奪ってやるか―
「やだ…こっちに来ないで…」
―ふっふっ…―
「はあっ…!サファイアアロー!」
力を振り絞って出した蒼の技が修羅の怪物に刺さった。しかしびくりともしない……
「はあぁ…はあぁ…はあぁ…葉奈、安心しとけ…」
―殺すか―
タッタッタッ!!
修羅の怪物は蒼めがけて走った
―潰れろ、潰れ死ね!!―
ガシッ!
蒼を包むように、蒼を手で握ろうとする
するとそこにゴルドがやってくる。大砲が壊されても蒼を助けるために立ち上がった
「俺の技はこんなにも最強なんだから遅れて解放するのも無理ないわ…!」
手を前に突き出し、掌を広げて狙いを定めた
―最強ね、本当にそうなんだったらいいけどね。でもこいつはこのように潰れていく…見ておけ!―
遂に修羅の怪物は蒼を握り潰そうとしだした…
ゴルドは力を溜める
「させなあ!!はあっ!」
そして、掌から金色のエネルギー弾を放った
ビュンッ…!
ボガンッ!
―ぐあっ…!なんだ…?―
そのエネルギー弾に当たった修羅の怪物は、身体がピタリと固まる
―なんだこれは……まさか…あいつのあのエネルギー弾がか…?!―
「俺の技は停止砲。これに触れた者の動きを止めることができる。だけど、何秒後かにはまた動いてしまうんだよね…だからその内に蒼を助ける!」
修羅の怪物が停止しているうちに、ゴルドは握りつぶされそうになっていた蒼を解放することに成功した
そうして時間停止が解除される。修羅の怪物は動けるようになった
―お前の技は長のような動き止めだったか…ハアァ…だが大丈夫だ―
「小僧でも役立たずでもない。葉奈、今のうちにみんなの回復を!」
「うん分かった…!!」
ゴルドは再び手を前に突き出した
「停止砲…!いけっ!!」
―2度もかかってたまるか…オラァ!!―
修羅の怪物は鋭い爪でその停止砲を真っ二つに切った
しかし、停止砲に触れたことで再び修羅の怪物の動きが止まってしまう…
「さっきもいったけど、触れた者の動きを止めるんだぞ。切ったところ何にも変わらない。みんな!やっちゃって」
シャキンッ!
「オッケー!」
赤城とバロンは武器を構え、動きの止まっている修羅の怪物に向けて技を放った
オラァァ!!
2人の掛け声が空に響く
バシンッ!!
攻撃を受けた修羅の怪物は吹き飛んでいった
バタッ…!
―くそが……だがもうかからない…!その技はもう俺には効かない…!―
時間停止が解除される
ゴルドは再び手を前に突き出す
「今度はお前が止まっている間に下級怪物を一掃する。覚悟しやがれ」
―ザゴ達!早くゲートを開きまくれ!!遅すぎるぞ!―
しかし下級怪物達は、葉奈の技によって死んでいく…
「くらいやがれ…!」
ゴルドは止まらずに技を放った
―ハッハッハッ…―
笑いながら修羅の怪物は電子盾を展開させる
ボンッ…!
盾のせいで、エネルギー弾は弾き返されしまった
跳ね返ってきたエネルギー弾は、不幸にもゴルドに命中してしまう…
「うっ…!」
逆にゴルドの動きが止まってしまった…
―ハアッ!!―
修羅の怪物は待ってましたと言わんばかりに猛スピードでゴルドに襲いかかる
ビュンッ…!
ゴルドの目の前には修羅の怪物の握り拳が…
バゴンッ!!!
ズサッ…ザザッ…ザッ…!
バタッ…
ゴルドの時間停止が解除される
「はあっ、はあっ、逆に利用されただと…?」
―俺を怒らせたらこうなるんだよ!死にやがれガキのくせによ!―
するとその場に誰かの声が響く…
「轟我土砕斬!」
バゴーーン!!!
大きな岩が修羅の怪物の足元から出現する
―グハァッ…!!―
そのまま修羅の怪物は血を吐きながら高く宙をまった
バタッ…
そして地面に落ちる…
―来て…しまったか…だが、5番目はもう時期解放する。お前らじゃ止められ…ない…―
ズザァァ!!ズザァァ!
みんなそれぞれ、下級怪物を一掃している
そこには蝶々達も参戦していた
―解放するんだよ…解放するんだよ…俺らが人間に負ける訳がないんだから…―
―またこうなるのか…いや、今回ばかりは助かりそうにないかもな…―
その隙にゴルドは再び技を放った
「はあっ!!」
バンッ!!
修羅の怪物に命中する音…
次第に身体が止まっていく…
シャキンッ…!
山城は動けない修羅の怪物の首めがけて飛ぶ
「はあっ!!」
ジャキンッ!ズザァァ!!
―ガアッ…!!―
修羅の怪物の頭は吹き飛んでいった
だんだんと意識がなくなっていく…
―長…まかせたぞ…後は、ま…―
ボロボロ……
灰になって消えていった…
修羅の怪物が死んだ後…
シュウゥ……
急に蝶々達の目の前に現れるアイゼス
―やはりあいつらは人間には勝てないということなのか…私の思うシナリオはここが解放することだったんだよ。ここからどうなるかが楽しみだったんだ!!しかしなんであいつらはこんなに弱いんだ。まぁまだあいつがまだ残っている…来い!―
―はあっ!!―
アイゼスは、自身を中心に円状の衝撃波を発生させた
ボンッ!!
蝶々達は吹き飛ばされる
「!?お前はアイゼス?」
―今回だけは干渉させてもらう。後はあいつに委ねた―
侵食できる程の数ゲートが開いてしまう…
―カシとグレイの死は無駄なものとなってしまったが、そういう物語も悪くはないだろう―
「物語だ…?こっちは遊びじゃないんだよ!!」
シャキンッ…!
「蝶舞輪廻…!!」
蝶々は刀を構えて必殺技を放った
―それならこちらも、蝶舞輪廻…―
黒の石の効果により、アイゼスも同じ必殺技を放った…
キンキンッ!!キンキンキンッ!!
―黒の石はこんなものではないぞ…―
―くらえ!霧隠三日月斬り!―
三日月を描くように、アイゼスは刀を振った
そこから放たれる斬撃は蝶々達へと向かっていく…
「なんだこの技…!くっ!」
ガガガ…!!
蝶々達は自身の武器でその斬撃を受け止める
「ウラァァア!!オラァァ!!」
しかし…
バーーン!!!
受け止めきれず爆発する
―時間稼ぎはもうおしまい。もうすぐあの空の霧から長が顔を出すだろう。お疲れ様みんな―
シュウゥ……
アイゼスは消えていった……
「嘘…だろ…来てしまうのか…」
空中にある黒い霧がうごめいている
ゴゴゴゴ…!!
その霧は太陽の光をも遮る。山下坂は一瞬にして暗くなっていった
ゴゴゴゴ…ゴゴゴゴ…!!!
―ここが人間界…200年前から相当景色が変わったようだな。しかし破壞しごたえがある―
大きな巨体が出現してしまった
これにて、山下坂は完全に怪物の世界になってしまった
本部で隊長は、長が出現してしまったことによりジェット機のミサイル発射を命ずる
「長……?くそ、間に合わなかったか…」
「まぁいい、それならいい!ミサイルを撃って長にとにかくダメージを与えろ!」
ヒュウンヒュウンッ…
バーーン!!ボガーーン!!
命令通りミサイルを長に当てる一般部隊
―02にやられた傷が少し痛む……―
ゴゴゴゴ…!!
そう言うと、霧に纏って消えていった…
完全な状態で挑もうという判断をしたのだった…




