12 怪物同士の争い
人間界の空を飛来している01達…
―この世界じゃ回復も遅いし、いるだけでも疲れる―
出来るだけ早く回復をしておきたい01
―それなら、あいつらの拠点を占拠するのはどうですか―
02は言った
―いいな。確かここらへんの近くにある大公園がそうだったな―
―それじゃあやりますか―
早速彼らは、その大公園に向かうことにした
………………
「ごめん…山城…」
自室で療養中の谷口、山城に謝り続けている
「いや、谷口の命が無事で良かった。でも…蝶々と谷口のいない今の段階、厳しいかもな」
「私のせいで石が奪われちゃったし…」
「まぁいい、お前は休んどけ。俺が絶対に取り返してやるから」
新たな怪物を発見!直ちに部隊を派遣して下さい!
「新たな怪物…?谷口、俺行ってくるわ」
「うん、頑張って」
………………
大公園に場面が移る…
ここには全くと言っていいほど人が見当たらない
山下坂の約半分が侵食されたことによって、住人は移住してしまっているのだ…
その大公園に元々いた一般部隊達の会話…
「新たな怪物だって…あいつの名前は裏切りの怪物と言うらしい」
対怪物用戦車を操縦しながら、仲間と会話している
「まぁ流石にここには来ないだろ、分からんけど」
そう会話をしていると、だんだんと空が曇ってくる…
「なんか、急に天気が変わってきたな…嫌な雰囲気…」
一般部隊の1人が記録用カメラを使って隊長に状況を伝えている
「隊長!こちらの様子はこんな感じです。少し天候が悪くなってきましたが、怪物はあまりいないかと…」
すると現れてしまう…01と02が
―始めましょう…―
彼らは近くにあったビルを目視、ワープホールを開き10m程の手を出現させる
02もワープホールを開き、武器を構えた
「おい!まじかよ…!おい!例の怪物が来たぞ!撃てぇ!」
対怪物用戦車の銃口を01に向ける
バンバンッ!バンバンッ!
バババババ!!
弾を放ち続ける
その攻撃に対して02は、電子盾を展開させる
バーーン!バーーン!!
盾が全てを守った
「これで駄目ならレーザー銃に切り替えるしかない」
一般部隊は、次にレーザー銃を構える
「くらえ!」
ビュゴンッ!!
―そんなもの効かない―
01はその攻撃を手でガード。そして全てを吸収した
そして小エネルギー弾に変換させ、こちらに向けて放ってきた
―邪魔するようなら消えろ…オラァ!!―
バゴーーーン!!
「ぐあぁぁぁぁあ!!!」
ボガーーン!!
そこにいた一般部隊は壊滅させられた…
………………
カメラを通してその光景を見ていた隊長…
「みんな…!おい嘘だろ…早く逃げろみんな!刺激を与えてはいけない!」
バーーン!!バゴーーン!!
カメラオフになってしまった…
心配になる隊長だったが、そのおかげで01のワープホールの事や、吸収能力がある事を知ることができた
しかし01の目的は、一般部隊を崩壊させることではない
大公園の怪物の世界を解放し、無理やり自身の拠点にすることだった
―それでは解放させようか…!オラァ!―
01は、自身の手で公園の土をえぐり取った
すると、公園に出来た窪みにゲートが出現。彼らはワープゲートを閉じて入っていった
………………
4番目の怪物の世界…
ガガガ…!!
1つのワープホールがひらけた
―よっしゃー!俺ら遂に解放出来るぞ!―
4番目の怪物の世界にいる下級怪物達は、遂に解放出来たのだと喜んだ。しかし、目の前にいたのは裏切りの怪物
―あ…あいつ…―
―我が名は01だ。これからお前らは死ぬことになるだろうが、この名を覚えておくと良い―
そう言うと彼らは下級怪物を目視し、約2m程の大きさのワープホールを開く
―に、逃げろ!早く逃げろ!―
01から逃げようとする怪物達
しかし、すぐに追いつかれ01の爪によって切り裂かれていく
―これからここは俺達の拠点とする。お前らは全員皆殺しだ!―
逃げる者もいるが、01に向かっていく下級怪物もいた
だが当然勝てるわけもなく、切り裂かれて死んでいく
―ハッハッハッ!弱い弱い!―
ドシンッ!ドシンッ!
するとそこに誰かがやってくる…
―ここを荒らす者には死を!―
5mもの大きさの怪物が、01の前に立ちはだかる
その怪物の名は修羅の怪物。ムキムキな身体でガタイが良く、4本の腕を持つ
そして彼は01に向かっていった…
―お前ね、だがこれは面白い―
そう言うと01と02は、敵と同じ大きさに、手を変える
―かかってこい!―
修羅の怪物は戦闘の態勢に入った
先に動いたのは01。01は猛スピードで距離を詰め、大きく右手を振りかざす
ガシッ!
しかし修羅の怪物はその手を掴み、攻撃をガードする
そして01のもう一方の手も握り、01を行動不能にする
修羅の怪物は、3本目、4本目の手を使って01本体を握り潰そうと手を伸ばす
するとそこに02が現れる。盾を構えながら突進する
ドゴンッ!!
盾にぶつかり修羅の怪物は吹き飛ばされた…
そして02は、そのまま右手に装着してある大剣で貫こうとする。しかしそれは避けられてしまう…
―中々やるな…―
修羅の怪物はそう言い、02と距離をとった
01を背後にし、02が前に出る
―あいつは物理系だ。私が戦ったほうが有利だろう―
―分かった―
01は言った
シャキンッ!
02は大剣を修羅の怪物に向けた
―お前の腕を一本ずつ斬り裂いてやるよ。くらえ…―
―お前の本体自体は大して強くない。そのワープホールから出てくる手をかいくぐってお前の身体をぐちゃぐちゃにしてやる!!―
バッ!
修羅の怪物は02の剣捌きを避けまくる
―私がそんな攻撃をくらうはずがない!攻撃をあたえていいのは私だけだ。くらえ!―
4本もある手を使い、高速で正拳突きを行う
ドドドド!!
―グッ…アァッ…!!―
02は負けじと盾を構える
その攻撃をブロックしながら、修羅の怪物に向けて突進していく
―吹き飛べ…この野郎!―
バーーン!!
―ガアッ…!!―
すぐさま修羅の怪物は体勢を変え、構えを取る
―裏切ったことを後悔しろ!消え失せろ!―
バッ!
02は一気に距離を詰めた
そして02は大剣を大きく振り下ろそうとする
しかし、修羅の怪物はその剣を受け流し軌道を変えた
ズドーーン!!
その一撃は地面に振り下ろされ、修羅の怪物には当たらなかった…
―私をみくびるでない―
02の隙を見た修羅の怪物は、02に間髪入れずに突きをくらわせようとする
02は盾で守るも、その威力は凄まじく吹き飛んでしまった…
―ふぅ……―
修羅の怪物の立ち姿は、前にいた02を威圧させる
ザッ…ザッ…
02に近づいていく修羅の怪物…
―02ありがとうな…―
そんな修羅の怪物の背後に01が忍び寄る。このチャンスを見計らっていた
ガシッ!
01は、背後から修羅の怪物の腕を左右2本ずつ掴みあげたそして、修羅の怪物を行動不能にさせる
―なんだと…!―
焦る修羅の怪物…
―準備は整った。やれ!02―
01の命令を受け、02は装着されている大剣を構える
ビュンッ…!!
―ハアッ!!―
ブサッ!!
そして、修羅の怪物の心臓を貫いた
―ガアッ…!―
修羅の怪物は口から血を吐き出した…
ヌチャッ…
02は大剣を抜いた…
バタッ…
修羅の怪物はその場に倒れた
―ふぅ…中々手強かったな…それじゃあ他の奴らも殺しにいくとするか―
01はそう言うと、掴んでいた修羅の怪物の手を投げ捨てた。そして引き続き怪物の世界の探索に出た
しかし…
心臓を貫かれたはずの修羅の怪物が立ち上がる
―危ない…はぁ危ない…後ちょっとで死ぬところだっだよ―
口から血を吐き出しながら立っている…
その声を聞き、02は後ろを振り向いた
―ん?確かに心臓を貫いたはずじゃ…―
02は困惑している
―残念だったが、私には心臓が2つある。1つ潰されたくらいじゃ死なない。このくらいでは倒されないんだよ!―
―あぁそういうことね。じゃあ後1つ潰せばいいだけか、かかってこいよ―
―いつかお前らを絶対に殺してやるから覚悟しておけ。明日にでも殺してやる…―
―しかし流石に数に差がありすぎる。整えてから終わらしてやるよ―
そう言うと修羅の怪物は、ゲートを使って外に逃げてしまった…
―この小心者め―
修羅の怪物の怪物名称はカシと言う




