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私と彼女の物語 -Travelers of the Far Green Road-  作者: ORSBN.shu
第一部・朝暘
24/58

1−23

もうすぐ正午の鐘がなる。

アウリスフレランスを象徴する、街の中央に横たわる十字の大通りを、沢山の人達が行き交う姿が見える。

旅人か商人か、それとも冒険者か、彼らはそれぞれが向かう先に向けて歩を進める。

ここは十字路の街アウリスフレランス、東西南北の王国に向かう起点となる街である。

その中央にあるアウリスフレランスの冒険者協会には、朝早くに出掛けて戻ってきた冒険者や、これから冒険に向かう冒険者で今日も賑わいを見せている。


受付窓口に、二人の冒険者の姿が見えた。

オリビア・オースバンとフレイア・レイシアナの二人の姿だ。

つい先日、冒険者として活動を始めたばかりの、まだまだ駆け出し冒険者の二人であった。

この数日間の頑張りで、昨日ランク2になったばかりの彼女達は、冒険者協会への著しい貢献が認められ、快挙と言っても良い、異例中の異例である、二日連続でのランク上昇を果たしていた。

二人は、ランク3冒険者となった。

冒険者協会への著しい貢献として受け取った褒賞は、見たこともない宝石の耳飾りで、師であるアウギュリエスから、それが遠距離会話を行うためのものだと教えられた。

使い方については、王都へ向かう道中で教えてくれると約束してくれた。


その彼から、以前二人に約束していた贈り物が手渡された。


「遅くなりましたが、卒業祝いです」


受け取ったそれは、美しい装飾が施された短刀だった。


「魔術士に短刀と言うのもどうかと思いましたが、きっといつか役に立つと思います」


アウギュリエスがいつもの笑顔で語りかける。

オリーもフレアも、感嘆の声を上げながら短刀を掲げて喜んだ。

鞘から抜いた淡い藍白の刀身が、陽の光を反射してキラキラとした輝きを見せている。


「「先生ありがとうございます!です!」」


二人の声が冒険者協会に響く。

その声に合わせたように、良く晴れた空に正午の鐘の音が響いた。

第一部完結です。

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