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RE:TRPG ~エンドレスゲーム~  作者: 最上 品
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32/33

35ゲーム「ゾンビ」


 35ゲームを始めます



 では、サイコロを……。



 今回も10面ダイスを使います。

三択は 123 456 789 で分け、0 のみ自分の選びたいモノという形。

そして、いつものオールダイスでやっていきます。


 世界 123現代 456過去 789未来   0好きなモノ

 主人公 123中性 456女性 789男性   0好きなモノ

 目的 123生き残る 567たどり着く 890倒す 4死ぬ   

 イベント  123出会う 456失う 789発見する   0好きなモノ



 さて、まずは様式美……から 5 が出たので、ゲームを始められる模様です。


 皆様は……台風、大丈夫でしたでしょうか?(思いっきり時事な話でライブ感を味わってもらえるといいのですが……)


 作者は問題なかったです。


 読者の方々も、何事もなくだといいのですが……と、話が逸れそうですから、戻しましょう。

 やる気は、結構あるので、いい感じになると嬉しいですね。


 では、いつもの三回行きます。

 3 3 2


 現代 中性 生き残る


 折角なので、思いついた……ネタでやってみますか。



 わた……し?は……?いき?テ、る?


 おもいだせる、ことあまりない。

 だめ、ダメ、だ、め


 目の前が真っ赤になって、飢餓感だけが私を包んだ。


 どれぐらいの時間が経ったのかはわからないが飢餓感が減って、真っ赤だった視界がクリアになって、思考もしっかりと出来るようになってきた。


 ああ、そうだ。

 思い出した。


 ……私は、ゾンビに噛まれたはずだ。


 ゲームや映画で見ていたようなゾンビパニックに当たるなんて思っても居なかったのだが、あれ?何か私は特別な事は……していた記憶がないな?


 いつも通りに仕事に行って、いつも通りに仕事から……家に帰る最中の電車か。


 よく見れば、いつも乗っている電車の終着駅。

 この電車に乗る事は多いが、終着駅まで乗ったことは数回しかない。


 自分の周りに、ゾンビは居るのだが私に興味はない様子。


 襲われることがないのは、正直助かる。


 思い出せた事はそのぐらいで、この後の事を考えないといけない気もするが、ゾンビって、どうなるんだろう?

 あんまりゲームも映画も……真面目に見た記憶はない。

 友達が、強いゾンビの話をよくしていた気はするが……ゾンビはゾンビ。

 その後の事を知らないのだ。



 イベントを進めます。 7  発見する が選ばれます。



 ここにいても仕方がない。

 おぼろげな記憶を頼りに、とりあえず自宅へと向かおうと決めたのだが、電車は……もう動きそうな様子はない。

 仕方なく駅から出る事にした。


 ぽつぽつとゾンビは私以外にもいる。

 動きはかなりノロノロしていて、虚ろな目で「あー」や「うー」としか言っていない。

 コミュニケーションが取れる気はしない。


 駅から出ると、終着駅というのもあってかなり広い場所に出る。


 ただ、昼間にもかかわらず人の気配がなく、シンとしている。


 歩いて数駅であれば、多少無茶をしてもいいとも思うのだが、そういうレベルではない。

 飲みすぎて降りたことが何度かあるが、タクシーで帰りたいとは思えない様な金額になる事は分かっている。


 そんな思考のままなのだが、駅前には何台も乗り捨てられているように見える車があった。


 どうしたものか。


 ナニカ手掛かりを手に入れる事も大事だし、その為にもまずは家に一度帰りたいというのもあった。


 少しだけ迷ったが、やや目の前が真っ赤になりかけると、思考がクリアになる。


「かえろう」


 ただ、タクシーを待っていても、来る気配はない。

 緊急時に車を移動する事はあるはずだと、都合のいいことを思いながら駅前の車を探ってみると、困ったことに鍵が抜き取られているものが多かった。


 家に帰りたいだけなのに、どうしてだと思っていると、大きな車両が目に入る。

 ……バスだ。


 バスは……かなり汚れていたが、匂いも汚れも気にならない。

 車の運転免許は持っていた気もするが……大型の記憶はない。

 でも、バスも、車も一緒だろう。問題ない。


 バスのエンジンをかけてみる。

 ほら、やっぱり一緒だ。


 エンジンがかかった。

 ……マニュアルか。ええと、半クラッチで……アクセルを踏んで、繋いで……。


 記憶の奥の奥にあるマニュアル車の感覚。

 ギアの数字も書いてある。


 不安しかないような楽しさしかない様な、バスの運転が始まった。



 イベントを進めます。7 発見する が選ばれます。



 バスの運転は……正直言うと、大変だった。

 駅前は空いていた道が、都内に入るにつれてかなり狭くなっていく。

 放置された車、煙を上げた車、見るからにダメだとわかるような人も沢山いた。

 初めの頃はゾンビを避けていたのだが、途中から避ける暇もなくなってそのままひき殺しながら進んでいるのだが、やたらと気持ちがよかった。


 何故か思考がどんどんスッキリしていくのだ。


 そのまま突き進むと、明らかにバリケードのような場所があった。

 ただ、自分が行きたい場所である自宅はこの先。


 迷いはなかった。


 アクセルを強く踏む。

 そのままバリケードに正面衝突をした。


「あ」


 シートベルトをしていなかったので、強い衝撃で自分はバスのフロントガラスを割り、頭からバリケードの中へと突っ込む形になった。


 バリケードの中は……何かあるのかと思っていたのだが、何も無くただ何かから守る様にしているだけのようだった。


 何だったのか、よく分からない。


 すこしばかり歩き回ると、軽自動車があった。

 鍵も付いているし、ガソリンもあるみたいだった。


 家に帰るまでは緊急時。

 軽自動車を拝借して、再び家に向かって車を運転する。


 マニュアル車に久しぶりに乗った後だったのもあって、かなりオートマ車の運転が楽に感じた。



 イベントを進めます。 3 出会う が選ばれます。



 軽自動車で家に向かう。

 思っていたのと違ったのは、バスの時と違い、数人のゾンビをひき殺したら、車の動きが悪くなった。

 仕方なく近くに車がある時に、何度か乗り換え、やっと自分の最寄り駅までたどり着く。


 家までは歩いて十分少々だが、四台目の車があるので家の前まで車で行ける。


 やっと家に着く。


 家の周りは静かなまま。


 自分が乗り捨てた車のエンジン音が聞こえるだけ。


 とりあえず自宅へ着いたのだ、鍵を入れて部屋をあけようとするのだが、自分のポケットを探ると、ポケットが無かった。


「あレ?」


 ポケットが無いのではなく、ズボンが無かった。

 ちょっとだけ恥ずかしいと思って、下を見たのだがついていたものも無かった。


 そういうものか。


 ああ、でも、少しだけ痒い気がする。


 折角の家だ。風呂に入ろう。


 でも、家の扉が開かない。


 どうしたものか……ああ、大家さんに鍵を借りる?いや、見当たらないし……どうしよう?


 そんな考えをしていると、ゴトッと鈍い音が聞こえた。


 何故か頭がすっきりする。


 音の方へと鼻息を荒くしたまま向かう。


 何とも、おいしそうな匂い。ああ、そういえば食事をしたのはいつだったか。


 音が聞こえたのは、隣の家。


 どうしよう。お腹が減ったから、そうだ、分けてもらうのはどうだろう?


 あまりお行儀良くはないが、お隣の家をノックする。


 あれ?


 扉の建付けが悪いのか?


 ぐにゃりとへこみ、家の奥からいい匂いがする。


 スンスン


 匂いに釣られるようにお邪魔しますと……いったかな?人の家の中へと入る。


 あれ?匂いは、キッチンじゃない?


 おかしいな?と思ったのだが、匂いのする方へと行く。


 クローゼット?こんな所にご飯を置いてどうするんだろう?


 少しだけ硬かったけど、バリバリという音でクローゼットを開け放つ。


 そこには、人間が居た。


 ゾンビじゃない、人間が、居た。




 ごめんね。私は、生きたい。


 目が合った。


 何かをしようとしていたのは分かったが、私の方が早かった。





 ごちそうさま。


 ああ、おなか、減ったな。





 35ゲーム  感想戦



 さて、今回は中性をゾンビという形にしてみました。

 男ゾンビ、女ゾンビ、と性別ありのイメージですよね。

 作者もそうなのですが、男のゾンビのアレをちょん切っている状態であったら、もうそれは、中性でいいのでは?というか、ゾンビって生殖が出来るか怪しいし、殆どの場合は死ぬキャラクターですし、拡大解釈でいいかもしれない?


 みたいな感じです。


 ストーリーとしては、やや、弱かった。


 人間と戦うシーンもアリだった気がしますが、あえてその辺りは長くならないようにサクサク。


 うーん、運転のくだり……を説明する必要がありそうなので、余白を埋めそうですが、ゲームで言うと敵を倒せばレベルアップ。

 ゾンビもゾンビが倒しまくれば、レベルアップ……。


 どこかのショッピングモールで……カメラマンやバイク乗り……うっ。。。

 デッドラ〇ジングシリーズがよぎっていたのは言うまでもありませんね。





なんというか、調子があんまりいい感じになっておりません(笑)


その結果なのかもわかりませんが、ホラー系?タイトル通りには出来ているか怪しいですが、そういうショートな話になりました。


自分の都合とサイコロの都合、合わさるとその内いい感じの話が出来ると信じているのですが……。


うーん、そう甘くないかー(笑)


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